古都奈良にちょっと変わったお寺がありました!
「登美山鼻高 霊山寺」 (とみやまびこう りょうせんじ)
西暦736年、聖武天皇の勅命で行基菩薩が伽藍を建立して
創建された古刹で読み方もちょっと変わっています!
1300余年もの昔、右大臣・小野富人(通称 鼻高仙人と
呼ばれていて小野妹子の息子)が湯屋に薬師三尊を祀り、
薬草風呂にて諸人の病を治したとされています。
この鼻高仙人の名前が寺の山号になっているようです!
弘法大師が弁財天をお祀りしたと伝わっているので
参道には派手な朱色の大鳥居が構えていました。
四季折々に咲く花がびっしり植えられて清々しい参道
その参道入り口には創建の由来となった薬師湯がありました!
境内の中にあって誰でも入れるお風呂があるのに驚きです!
八対仏霊場は十二支と星座を組み合わせてお守り霊場としています。
人々の一生を守るとされ開運、厄除けに親しまれ信仰されているそうです。
更に参道を進んで行くと・・・・
樹木の根元は苔むしていてしっとりとして静寂さが広がっていました!
大師堂
国宝 本堂
秘仏の薬師三尊像を安置する本堂は西暦1283年に再建された建物で
棟札に当時の工匠の名前が記されて中世仏堂の傑作と云われています。
袴腰の鐘楼
入母屋造りの桧皮葺きの鐘楼は黒と朱色のコントラストがいいのと
どの方向がみても均整がとれていて美しい。
寺務所玄関
弁天堂前の庭
200種類、2000株のバラが植えられた近代洋風のバラ庭園
花が終わりかけていましたが手入れが行き届き綺麗なバラ園でした。
でも、どうして・・・・お寺にこんな大きな規模のバラ園が??
大きな朱色の鳥居に薬師風呂、それに八体仏にバラ園
国宝の本堂や立派な伽藍にびっくり驚きの連続でした!