奥琵琶湖の清涼感ある風景を楽しみながら
国宝でとても美しい観音像を観に行って来ました!
奥琵琶湖の湖岸
どこまでも続く海津の桜並木
「慈雲山 向源寺」 (通称・渡岸寺観音堂)
「じうんざん こうげんじ」 (どうがんじ かんのんどう)
西暦736年、聖武天皇の勅願により泰澄が十一面観音立像を
刻んで観音堂を建立したのが創建と伝わる古刹です。
その後、最澄によって七堂伽藍が建てられ大いに栄えたが
信長の浅井家小谷攻めの折に伽藍は焼失。
住職と住民とで土中に観音像を埋めて災禍を免れたそうです。
井上靖の「星と祭」や水上勉の「湖の琴」、土門拳の写真集などで紹介され
取り上げられて全国的にも有名な古刹です。
国宝の十一面観音像は撮影禁止で紹介できず残念ですが・・・
像高が195センチの檜材一木造りで日本全国に七体ある国宝の
十一面観音像の中で最も美しいとされる天平美術の逸品は
日本彫刻史上、最高傑作と云われています。
安置されている観音像は360度、ぐるりとお姿が全て観られる状態になって
いて観る角度によっては表情が違って見える不思議さがありました。
祈りの仏に相応しくて慈愛に満ちたお姿は
とても素晴らしくて美しいです!