東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

学ぶこと

2015-04-15 08:42:11 | 学習・塾に関する中身
 学ぶということはどういうことでしょうか? 勉強ができるようになることはもちろんそうですが、そろばんをはじめとした習い事が上達すること、スポーツの技術があがること、他人との接し方、料理の腕前…。すべて学ぶということは「目標とする人(師匠・名人)の腕前・技術をすごいと思い、そのレベルに少しでも近づこうとすること」と言い換えることができると思うのです。

 「学ぶ」と言う言葉の語源は、諸説ありますが「真似ぶ(まねぶ)」だとする考えがあります。先人の智慧や技術を真似(模倣)し、よりよいものにしていくことであるともいえるでしょう。

 つまり「学ぶ」ためには、学ぶ側に「指導を聞き入れる」姿勢が必要だともいえます。そろばんを考えても、指導法はたくさんあります。そろばん教室の数だけ指導法があるといっても過言ではないと思います。もちろん保護者の皆様が子供の頃に習ったやり方と指導法が違う場合もたくさんあるでしょう。しかしながら、われわれは指導のプロです。1級合格その先の段位取得までを見越しての指導を行っています。
 ご家庭でお子様の理解状況を見ていただくのは構いませんが、指導に口出しすることは、お子様の混乱の原因になりますからされないほうがいいと思います。もし指導法に疑問をお感じになれば、指導者に直接質問されるべきです。少なくとも私どもの教室は、指導の意味をきちんとご説明できます。もし、保護者の皆様が習われたやり方と違いがあっても、その意味をきちんとご説明します。そして私どもの指導法が間違っているとお考えの場合は、残念ですが、保護者の皆様が「正しい」と信じられる教室に「指導者を信じて」預けなおしていただくべきだと思います。


 さらに私どもの教室では、そろばん指導だけにとどまらず、様々な学習チャレンジを行っています。これはすべてそろばん学習を生かし、そろばん学習で培った能力をさらに伸ばしていくための中身になっています。これらについても、その意義と効能はいつでもご説明できます。

 特に現在行っています、4年生対象の「都道府県チャレンジ」は、最初の見た目の壁はとても高いものですが、ほとんどの生徒が紆余曲折がありながらも合格を勝ち取ります。終わってみた後の感想はそのほとんどが「やってみる前は絶対無理と思ったけど、頑張ってやってみたらそうでもなかった」というものです。これをクリアした時に子供たちは小さな自信を身に付けるのです。

 「学ぶ」ということは、指導者の考え方までも身に付けることになります。私どもの指導内容は絶対に子供たちにプラスになるという自負があります。後ずさりする生徒には徹底的に対話します。私どもの想いを精いっぱい伝えます。逃げない・ぶれないことが指導においては一番大事なことです。
 
 こんな厳しい指導をしていれば、子供たちには嫌われる瞬間があります。「辞めたい」と言い出すときもあります。お月謝をいただく。その観点から言えばこんなめんどくさく嫌われるリスクの高いイベントはしない方が楽です。それでも私どもには子供たちに伝えねばいけないことがあります。
 努力をすることが当たり前であること。「泥臭い努力をすること」がかっこ悪いのではなく、「泥臭い努力を恰好悪いと思うこと自体がいちばんかっこ悪いのだ」ということ。だから、「努力をすることが当たり前の感覚になる」こと。
 これが伝わった生徒たちは、今年も高校入試に成功し、大学入試に成功し、就職の報告に来てくれました。私の想いが少なくとも間違いではないことは、自慢の卒業生が証明しています。

 「学ぶ」ことは「指導者を信用する」ことにもつながります。どうか、指導内容を疑問に感じたときはご連絡ください。きちんとご説明いたします。「そんなに嫌やったら辞めたらええよ」とは、絶対にお子様には言わないでください。しんどいことを学ぶことに、学ぶことの真意があるのですから。
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