雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

HARBS

2024-06-10 00:22:53 | 美味い
「用事があるんねーー。
こっち来れないかねーー、、、」



と、実家のよし子(おかあちゃま)から連絡が来ました。
よし子台風の過去の被害状況は以下の記事にある通りでして......
イヤな予感しかしないっす。
るーるーるーるー
平凡は非凡なり
撃退術
ジェネリック携帯
ヨシコ無双
消え入りそうな午後
手紙
ぶらっくぱっぺー again!



「なんだよーー。。
今、ちょっと忙しいんだからよぉぉ.......」



と僕さんはボヤキつつ、
最初に調整して出したスケジュールが仕事の都合でダメになり。
その後、新たに出し直したスケジュールを伝えると......



「じゃぁ、その日でいいかねー。
あぁ、ちょうど、
その日はお母さん誕生日なんねー」

「し、しまった、、、Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
なんて日を出してしまったんだ......」



と、僕さんこっぴどく後悔。
しかし、時すでに遅し。
ワナにハマった感も満点に、とてもしょうがないので、
その日はよし子をほど近くの秩父(ちちぶ)の温泉に
一泊で連れて行ってあげることにしました。



「いいきゃ。
最近のホテルはカードなんだよ。カギじゃねーのよ。
ワカル?これ。
無くすなよ!絶対。
部屋を出る時は持ち歩くんだぞ!
部屋に入れなくなるからな」

「あいよー。。」

「先ずは先に女子風呂の場所と入り方を教えてやる。
いいきゃ。女子だけこのカードが必要だから。
部屋のカードとコノお風呂カードを持っときや」

「あいよー。。」

「ここ!
女子風呂な!入り口。
今、、、誰も来ないから、、、
今のうちに、この黒い所。な。センサー。
ココにカード当てると開くから。
やってみ。
女子が来たら俺が変質者に思われるから、ハヨしいや。
たのむわ。素早く」

「あいよー。。」

「どや。あくやろ?」

「開かないんねー。。。」

「そりわ部屋のカードやんけ!(▼皿▼#)!
コッチだと言うとるべよ!
おまいわアホなのきゃ!?」

「そーなん?へー。。」

「開いたか?今度は。
そのグリーンのランプがつけば開いてるんだよ。
ほら、貸してみ!
ほれ!開いた!」

「へー......
......
......
......
開かないんねー......」

「開けるのがおせーーーんだよ!(▼皿▼#)!
タッチしたらすぐにあけんだよ!
開けないと閉まっちゃうの!」

「そうなん?」

「そうにゃの!
部屋も同じだからな!
次!
部屋!行くぞ!」



お部屋に入ると......



「コレな。リモコン。
TVとエアコンと、照明のもあるから。
適当に好きなように調整してな」

「あいよー。。」

「俺、下で無料コーヒーもらってくるから。
よろしく」



コーヒーをもらって、
お部屋に戻ると......



「ん?
部屋真っ暗やん。
どした?よし子」

「TVの音上げようと思ったら暗くなっちゃったんねーー」

「リモコンが違うんだよ!(▼皿▼#)!
おめーわぁぁ!
つーか、暗いままにしとくなやぁぁーーっ!
こっち!
こっちの上下の矢印ボタン!
とっとと明るくしいや!」

「そうなん?へーーー。。」

「ゴォラァァーーッ!
今度はTVの音が上がってるやんけぇぇーーーっ!(▼皿▼#)!
遅れて正解出すなやぁぁ!
音うるさいっ!ての!
そのリモコンじゃねーっつの!」

「そうなん?」

「そうや!」



気が狂いそうな自分を必死に落ち着かせた僕さんは、
温泉に入ろうとお部屋を出ることに。
戻ると......



「部屋異常に寒くね!?
な?
よし子!?」

「そうなんねーー。
なんか寒いんねー。。」

「まさか!?おまいさん!
エアコンの矢印を下げたんじゃねーだろな!?」

「TVのリモコンいじったんよー」

「そりわエアコンだっつってんだよぉぉ!(▼皿▼#)!
何度言うたらわかんねん!
部屋が北アルプスみたいやんけ!」



癒されるはずの温泉で疲れまくる僕さん。
ヘロヘロになりながらよし子を連れて夕食に行き。
2人分のコーヒーを持って部屋に戻り。
仕事で来れなかったコニャ(おくちゃま)から
持たされていたものをテーブルに広げ......



「これよ。
コニャがよし子にって。
誕生日ケーキだって。
食後がいいやろ。お茶もコーヒーもあるし。
ハーブスっていう人気のお店のケーキだから。
超人気のフレッシュフルーツケーキってやつやで。
すぐ売り切れちゃうんだから。これ。
バナナクリームもあるし。
めっちゃ美味しいから。
食べてみ」

「てぇぇぇーーーー。。
ケーキかい。
こんなに大きいん?
へぇぇーーーーー。。」

「どや?
美味しいだろ」

「......」

「ん?
なに?黙ってんのよ?」

「......」

「?どした?」

「......おかあさんね......」

「?」

「今まで誕生日にケーキとか食べたことなかったんよー......」

「??
泣いてんのか?
そうか。
へーー。。」

「こんなに美味しいケーキがあるんだねぇ......
わたしこんなの食べたことないんよー......
おっきくて、おいしいねぇぇ......」

「まぁ、
ウチのオヤジじゃケーキなんて思いもしないだろーしな。
そうか。
よかったな」

「コニャさんにお礼したいんねー。
本当においしいんねー。
おいしいよぉ。
こんなの初めてなんねーー。
おいしいんねー」



泣きながら、美味しい、美味しい......と、
何度も言いつつケーキを食べているよし子を横目に、
僕さんはコニャに電話を繋ぎ。
2人は少し話をしたようで。
電話を終えるとまだよし子はグズグズと泣いていたので、
僕さんはお部屋を出て外のカフェに行くことにしました。

まぁ、関白宣言なオヤジのことを考えれば、
誕生日ケーキというモノや言葉自体が
よし子にはシンデレラの世界だったと思いますし。
よほど嬉しかったのかと。
今は亡き姑(しゅうとめ)の婆ちゃんに
自分はこんなケーキをあげたことがあったか?
なんてことも思っていたかとも思いますが。
コニャの方がナニカと数段上手な感じで。

ま、ハーブス(HARBS)のケーキはいつも抜群に美味しく。
間違いはないっす。(^^)



久々だと言うので、
秩父神社にも連れてったりましたわ。
わーはっはっ┌(* ̄0 ̄)┐


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コメント (10)
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