黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

刺激的な音

2011-11-28 00:04:01 | 音処
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休日出勤の帰りに吉祥寺のメグに出動。今回のテーマはヴィンテージワイヤーを使った独特のケーブル造りでコアなオーディオラバーに熱烈な支持を受けているTMD。このところ、オーディオイベントは少し席に余裕があることが多かったので、ちょっと余裕をかまして、イベント開始30分後に店の扉を開けると、ほとんど超満員のお客さん。なんとか席を確保していただけましたが、スピーカーの真ん前。いや~正直なところ、ケーブル試聴どころではありません。映画レッドクリフの大量の矢のように飛びかかってくる音を和らげようと、スピーカーに背を向けると、今度は試聴するお客さん達の真剣な眼差しが突き刺さり、かといって横を向いたら、片耳にアバンギャルドのでっかいホーンがまるでイヤホンのようにダイレクトに音が突き刺さって…もうイヤ~ん。ちゃんと正面向いて、しっかと受け止めるのが、いちばん楽だと気付くのには暫し時間がかかりました。スピーカーとの距離が近すぎて、音楽というよりちょっぴり音が苦ゥ~。ピアノトリオを題材に、TMDのプリ、パワーアンプ一体型アンプのプリパワー間のケーブルを交換して、聴き比べの途中から入場しましたが、正直なところ聴き比べどころではない状況。ピアノトリオから、ヴォーカルをお題に変更しての聴き比べの途中から気持ちがようやく試聴体制。ホォ~と思ったのは、JUPTERというケーブルから。ヴォーカルの口元の表情が良く出ているのですが、その描き方は、口の周辺、外側を描いて口元のを表現する感じ。これを解像度というのか否かはさておいて、不思議な魅力を備えたケーブルです。次のHDS-88は逆に、声の芯から、口許を描いていく感じ。Celeforlaはその両方を備えたというか、結果的には中庸な感じで、ケーブルを意識させない感じで、ヴォーカルでの私の好みはこれでした。最後のHDS88改良型は、ヌケが良いというか、晴れ渡る青空の元のような表現で、ヴォーカルにはもうチョッと、憂いがほしい感じ。来場者の挙手により、好みを聞くと、が多数でしたが、面白いことに結構、票が割れました。ひとつのメーカーとしては、異様なほど多様な表情を取り揃えるラインナップなんですね。休憩中には特製アンプの中身のご開帳。

なななんと、LEDランプにより、太陽電池で発電を行いプリ部分に給電するという仕組みです。内部配線は当然、ヴィンテージ線をふんだんに使った空中配線。シャーシ中央にしっかととられた、一点アースも気になるところ。その後、スピーカーケーブルを交換し、更に禁断の電源ケーブルをサブウーハーに突っ込んだりしながらの、お客さんの持ち込みディスクで、お好みのケーブルリクエストに応えての試聴大会。電源ケーブルは何人かの男どもがシルクのドレスの上からお触りしてました。

そんなお触り隊の筆頭番長Jyajyaoさんの持ち込みのドラムソロのディスクあたりで、私の耳もいい加減、ノックアウト(アルバムのタイトルもノックアウト)。幸い最後尾の席が空いたので、無事に非難、いや避難。
いやはや、アバンギャルドの至近距離には要注意。スケジュールをすこしおしてだいたい終了模様で、まとめのコメントに入ったところで、ちょっぴり脱線の議論沸騰の延長戦。クラッシックやジャズに万能なシステムなんてあるのか?、ステレオサウンドはなぜケーブル試聴をやらないのか?などなど多いに盛り上がりました。
次回はクリスマスイブにカイザーサウンドはさんのイベントとのこと。是非とも参加といいたいところですが、その日は家庭でサンタ業務のため参加できません。残念!無念!
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