黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

状況(上京)報告~フィル邸編~

2008-04-14 09:09:12 | オフ会(アウェイ)
不意に上京の予定が入った。すぐにフィルさんに連絡してみると、上手い具合に訪問可能とのこと。フィルさんところには、以前、転勤直前にお誘いいただいたのに、出張、引越しのばたばたで、断念したことがありました。その後、何度か上京の予定に合わせて訪問しようとするが、なかなかスケジュールがあわなくて、四年越しの念願の訪問となりました。その間にスピーカーが変わったり、プレイヤーが変わってマルチになったり幾多の変遷を経たようですが、最近はすっかりシステムも落ち着いている様子です。
リビングで上杉のアンプに繋がった昔のスピーカーを眺めてながら、ちょっとコーヒーを頂き、ながらのトークタイムを経て、お部屋に案内していただきました。
Stella Elegansは予想以上にデカイ。部屋はコックピットのようにピッタっとコンパクト。最初はマルチの再生から。
マルチの再生でサウンドステージが後ろに引っ張られるような印象を受けることもあるのですが、ふわっと広がる空間表現。後ろに広がるというより横が広がるというのが自然な感じでいいですね。マルチのプレイヤー内部でセンターとウーハーをミックスして、リアを後ろに置いたavアンプに繋いで再生というシンプルな構成。左右2chの音量に合わせてリアの音量も、その都度あわせないといけないと言う手間はありますが、慣れればそんなに、面倒ではないかも知れません。う~ん。ちょっとマルチやりたい病の病原菌キャリヤとしては、発症のトリガーを引かれてしまったかもしれません。
その後、私に合わせていただいた心憎い選曲や、持込ディスクなどで2CHの再生も堪能させていただきました。
2CHになると、奥行き方向のパースペクティブ。自分の前に半球面状に展開する音場が魅力的です。足許も浮遊してサウンドステージに漂う感じで音と戯れる感覚。灯も貶めにLEDキャンドルなどのイルミネーションライトの演出で音楽を楽しんでいるようで、このあたりの趣向は私のと似ているかも。
Stella Elegansのマンガーユニットが描き出す濃厚な世界が魅力的ですね。マンガーユニットは再生音の大半を担っており、150以下の低域のみプロセッサー制御アクティブ・サブウーファーで駆動しているとのこと。ワンユニットなのに音の分離感がよく、それでいて高域のきらびやかな音が小さくなりすぎず、凛と芯を持って再生される感じです。
と楽しいひと時はあっという間に過ぎて、次のお宅に向かいます。