黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

フルフル

2006-12-21 23:59:30 | 音楽・ソフト
相変わらず隙があらばテロテロと中古や巡りしながらソフト散策しています。矢野絢子のファーストアルバム「ナイルの一滴」も漸くゲット。最近のサルベージは豊漁続きである意味困りもんです。好きなアーティストの作品ぐらいはちゃんと新品で買って支援すれば良いようなものですが、中古屋の店先で並んでいるのを救ってたくなる人情。そういえば、このところウィルソンベネッシュのAct1が大阪の2箇所で売りに出されていてますね。後期型と初期型とそれぞれ一個づつ。ショーウィンドーに飾られた姿は誇らしいような、悲しげなような。割りと強気な根付けで売れてなくて、ちょっとかわいそうですが、さすがにこればこれは救ってあげることはできませんね。
さてさて、歌でネタバレというのも変ですが、以下ネタバレですのでご注意。
ナイルの一滴に収録されているニーナという曲には相変わらず涙腺を乾いたままには聞けないなあ。10分を超える歌物語は、椅子職人に亡くした妻の名を付けられた椅子の一生の物語。終には、同じ名前の娘のいる家で壊れてしまうという話です。
我が家にある機械もほとんど中古で新品なんてありゃしない。価格的に新品になかなか手が出ないということもあるのですが、ヒトの手垢に染まったものへの愛着なんてのがあるのかもしれません。多分いろんなヒトの思い詰まった機器たちでしょうが、新しいモノよりなんか落ち着く気がします。もっとも、落語の質屋蔵みたいに夜な夜な騒いでいたらちょっと怖いけどね。きっと英語だらけで聞き取れないかも知れませんが…。