ペット介護産業

本日朝日新聞朝刊に、
ペット介護産業のことが家庭欄に出ていた。
ケアマネージャーに介護士にデイケア。一瞬、介護保険の話かと見間違う。
おむつをあてた大型犬にケアマネージャーが状態をよく見てケアプランを作成。
ふっふっふ
ホント、まるで人間と一緒

この後、人間界では
本人の同意、意志決定が出来ない人の場合は家族の同意があって
はじめてプランが開始される。
説明は大変だし、
家族がまたちゃんと本人把握をしないで、わけのわからない願望に固執したり
また本人の思いを大切にすることの難しさも噴出する。
調整に泣いているケアマネばかりの職場では、
『人間やめて、犬のケアマネがやりたい』の声がしきりだった。

お犬さまもついにここまで来た。
ペットフードの改良やら犬猫医療の進歩が長生きを生み、介護を必要な犬猫を生んでいるのだ。

老猫を飼っているが、最初は７歳以上用のシニアキャットフードの出現に喜んだ。
それから１０歳以上用が出て、１３歳以上用、さらに１５歳以上用が店の棚に並んでいる。
四半世紀前にはじめて飼った猫は３～５年の命だった。内外自由出入りをさせていた。
その次から完全室内飼い。１５年生きた。
今現在もちゅんちゅんが１４年目を生きている。
歯垢除手術後、食べて寝て、ちょっと甘えに来る元気が出ている。

家庭には人間の子供の数よりもペットの方がうんと多いとか。
子供手当まで出して出産率を上げようとやっきな人間界。
ペット産業は葬儀屋から、とうとうここまで来た。

我が家のペット介護や出産立ち会いには熱心だが、
実の親の介護には淡白に人任せが
冗談抜きでごろごろある人間介護業界。
こんな世界の末席を汚して…今日も一日過ぎた。
浮世の垢を落として、早く寝よっと。

あちゃ～モコが飼い主さまの枕で先に寝ている…
私どこで寝よ？？？
そうそう
モコは道端にポイと誰かが捨てた命だ。
ちゅんちゅんも亡夫の会社倉庫でノラ母から生まれた一匹。

矛盾だらけ。

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