介護研修に行くと同世代ぼやきに出会う。
困難事例検討というと必ず入っているのは母と息子の二人暮らし。
ためいきぼやきを漏らすのは息子持ちの母親。
我が子を思うに、こういう状態がなんとなし我が老い先にありそうなのだ。
家事が出来ない。
母に世話をされることに慣れている。
対人関係が難しい。
頑固に自説を曲げない。人の意見を聞かない。
出来ない事を出来ないと認めない。
虚勢を張る。
人の介入が受け入れられない。
母への愛情はあれど要介護となった母への接し方が分からない。
世話の仕方がわからない。
母親の世話も出来ないが自分の世話もできない。
それでいて他人の介入は認められない。
片麻痺の母に食事の世話から掃除からで全部自分のものまでさせて痛痒を感じなかったり、
虐待もどきの世話でも本人はいたって一生懸命だったり。
研修で虐待の定義を聞いた。
『その人の思いや行動を著しく阻害する扱い』
イヤだと思うことの強要。
介護している側からみれば良かれと思って善意から、むしろ必死な思いで無理を強いているケースに実は多々出会っている。
虐待の意識は当然、やっている当人にない。
ためいきぼやきの主は、息子と二人の老後が現実としておもい浮かぶ母たち。
こういう息子が結婚できないだろうと結婚相手と自分が同性だから確信している。
最後の最後は、老いて逆に息子に世話になる自分と最悪だろう関係が、現実のものとして思い浮かぶのだ。
困難ケースが他人事でない瞬間。
10時頃帰宅した息子に夕食の給仕をして、
ひさびさに睡眠導入剤を飲んだ。
「意識が飛ぶよ」と断ってベッドに入ったまま息子のお悩みを聞いていた。
「魚の骨が紙に包んで生ごみ箱に入れてね。猫たちが齧って喉につまらせるから。」
そこまで言ってから、鬱々の息子の話を聞いていた。
息子は母の状況に気持ちの移入が出来ない障害だから、疲れているとか想像がつかない。
きっぱり寝ないと母はまずい状況にあると伝えておく方が混乱を避けられる。
部屋がかたづかない…風水上まずい。
考えたら肉ばっかり食べている。食生活がでたらめだからダルイのか?
もう野菜しか食べないベジタリアンになる。
おいおい、アスペルガーだから極端に走る傾向があるけれど、一気にベジタリアンは無理でしょう?
眠気の中から味海苔を出してやり、「海藻」も大事。
食材には肉・魚・野菜だけでないことを実際にわからせ、栄養はバランスだと教える。
30前の息子にごくろうさんな母はやがて意識を失った。
息子は食べ終えた食器を食洗機にいれて、骨は紙に包んで流し台の上。
『ゴミ箱へ』を聞いていない。
母は一人暮らしになってから4人分の食器が入る食洗機は使っていない。
洗わなければ流しに置いてと前に言ったが、前の習慣を踏襲している。
アスぺは急に曲がれない。状況判断がむつかしい。
まっ息子らしいってことで、後始末は起きた母のしごと。
今日は休みだけど早く帰って部屋の掃除だと言うから、
夜干しで乾いた作業着にアイロンして持って帰れるようにしておく。
確かに栄養状態の悪い食生活だろうから、起きたら食べられるように朝昼食を作って置いておく。
こうやって我が老後不安材料をせっせと作っている愚か母。
私だけでない、似た世話をせずにはいられない息子持ちの母たちの口から、
息子の虐待、介護放置、あるいは介入拒否の困難事例検討をしながら
我がこととして溜息が洩れるのだ。
息子をなんとかせねば…分かっていながら、もう今更…
我が息子の場合、ひとり生活には絶対に援助が居る。
身体・知的・精神の3障害手帳に発達障害は含まれないと講師は言った。
発達障害支援法は出来たには出来たが3障害の支援にはまったく及ばない。
こういう事が介護の研修で語られることが発達支援法効果であろう。
ゆっくり世の中に浸透してくている。
息子は(運良く?)2次障害を併発したから精神福祉手帳を持っている。
障害者自立支援サポートは可能な状態なのだ。
申し出ない限りは支援は向こうからやってこない。
後は息子次第。
腰を据えて聞いて倒れそうな自分になるより、しっかり寝て自分の元気回復を。
現在はそんな母でしかいられない。
アスぺ息子に介護される日が
おかしいかもしれないけどちょっと興味ある私なのだ。
ケアマネさんは誰に頼もうかな?20代のあの人この人を思い浮かべたりして
大大大困難ケースですぞ
単純な対人援助技術では通用しない。さぁ~アスぺをお勉強してちょうだい。
困難事例検討というと必ず入っているのは母と息子の二人暮らし。
ためいきぼやきを漏らすのは息子持ちの母親。
我が子を思うに、こういう状態がなんとなし我が老い先にありそうなのだ。
家事が出来ない。
母に世話をされることに慣れている。
対人関係が難しい。
頑固に自説を曲げない。人の意見を聞かない。
出来ない事を出来ないと認めない。
虚勢を張る。
人の介入が受け入れられない。
母への愛情はあれど要介護となった母への接し方が分からない。
世話の仕方がわからない。
母親の世話も出来ないが自分の世話もできない。
それでいて他人の介入は認められない。
片麻痺の母に食事の世話から掃除からで全部自分のものまでさせて痛痒を感じなかったり、
虐待もどきの世話でも本人はいたって一生懸命だったり。
研修で虐待の定義を聞いた。
『その人の思いや行動を著しく阻害する扱い』
イヤだと思うことの強要。
介護している側からみれば良かれと思って善意から、むしろ必死な思いで無理を強いているケースに実は多々出会っている。
虐待の意識は当然、やっている当人にない。
ためいきぼやきの主は、息子と二人の老後が現実としておもい浮かぶ母たち。
こういう息子が結婚できないだろうと結婚相手と自分が同性だから確信している。
最後の最後は、老いて逆に息子に世話になる自分と最悪だろう関係が、現実のものとして思い浮かぶのだ。
困難ケースが他人事でない瞬間。
10時頃帰宅した息子に夕食の給仕をして、
ひさびさに睡眠導入剤を飲んだ。
「意識が飛ぶよ」と断ってベッドに入ったまま息子のお悩みを聞いていた。
「魚の骨が紙に包んで生ごみ箱に入れてね。猫たちが齧って喉につまらせるから。」
そこまで言ってから、鬱々の息子の話を聞いていた。
息子は母の状況に気持ちの移入が出来ない障害だから、疲れているとか想像がつかない。
きっぱり寝ないと母はまずい状況にあると伝えておく方が混乱を避けられる。
部屋がかたづかない…風水上まずい。
考えたら肉ばっかり食べている。食生活がでたらめだからダルイのか?
もう野菜しか食べないベジタリアンになる。
おいおい、アスペルガーだから極端に走る傾向があるけれど、一気にベジタリアンは無理でしょう?
眠気の中から味海苔を出してやり、「海藻」も大事。
食材には肉・魚・野菜だけでないことを実際にわからせ、栄養はバランスだと教える。
30前の息子にごくろうさんな母はやがて意識を失った。
息子は食べ終えた食器を食洗機にいれて、骨は紙に包んで流し台の上。
『ゴミ箱へ』を聞いていない。
母は一人暮らしになってから4人分の食器が入る食洗機は使っていない。
洗わなければ流しに置いてと前に言ったが、前の習慣を踏襲している。
アスぺは急に曲がれない。状況判断がむつかしい。
まっ息子らしいってことで、後始末は起きた母のしごと。
今日は休みだけど早く帰って部屋の掃除だと言うから、
夜干しで乾いた作業着にアイロンして持って帰れるようにしておく。
確かに栄養状態の悪い食生活だろうから、起きたら食べられるように朝昼食を作って置いておく。
こうやって我が老後不安材料をせっせと作っている愚か母。
私だけでない、似た世話をせずにはいられない息子持ちの母たちの口から、
息子の虐待、介護放置、あるいは介入拒否の困難事例検討をしながら
我がこととして溜息が洩れるのだ。
息子をなんとかせねば…分かっていながら、もう今更…
我が息子の場合、ひとり生活には絶対に援助が居る。
身体・知的・精神の3障害手帳に発達障害は含まれないと講師は言った。
発達障害支援法は出来たには出来たが3障害の支援にはまったく及ばない。
こういう事が介護の研修で語られることが発達支援法効果であろう。
ゆっくり世の中に浸透してくている。
息子は(運良く?)2次障害を併発したから精神福祉手帳を持っている。
障害者自立支援サポートは可能な状態なのだ。
申し出ない限りは支援は向こうからやってこない。
後は息子次第。
腰を据えて聞いて倒れそうな自分になるより、しっかり寝て自分の元気回復を。
現在はそんな母でしかいられない。
アスぺ息子に介護される日が
おかしいかもしれないけどちょっと興味ある私なのだ。
ケアマネさんは誰に頼もうかな?20代のあの人この人を思い浮かべたりして
大大大困難ケースですぞ
単純な対人援助技術では通用しない。さぁ~アスぺをお勉強してちょうだい。
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