ほぼ平安寿子の小説は読んでいる。
自作小説の引用が多いエッセイだから読んでいるとより楽しめる。
著者は1953年生まれ。私は2月の早生まれなので学年はたぶん一緒。
きっぱりはっきり自分の目線でスッパスッパと斬ってゆく。
小気味良い。
女性であるが女女した臭いがしない。
ここが良い。
私も最近は中性化している気がする。
この前はっきり「男みたいだ」と言われてしまった。
男の描く女像でないからって、言いたい事を言ってくれるが腹は立たない。
女々しいのは嫌いだ。
トイレに手を繋いで一緒に行く乙女時代からそれはイヤだった。
「ゆる…」の次に読んだこれの最終章は「頑張れ わたし」
私も頑張れ教にずっと抵抗があった。
頑張れは人に言うものではないとずっと思ってきた。
安寿子氏もそうだったそうだ。
今、大きく『がんばれ 東日本』があちこちに掲げられている時。
まずい発言であるかもしれないが、私はがんばれは自分自身が自分に言うものだと思っている。
この気持ちはあのスローガンを見ても変らない。
夫の死直後に「まぁ~がんばって」などと言う専業主婦の手合まで居て、
他人事に外から勝手なエールをくれてと
寡婦は寡婦になってみないと分からないと
『がんばれ』を言われる度にムカついていた。
そして逆に孤独の淵に落ちた。
私に特異の経験なのかのしれない。
私が単に素直でないって事だけかもしれない。
頑張れ わたし
そう言わなければいけない状況は、これでもかといわんばかりやってくる。
なんと今の私に沁み込む言葉。
私はほぼ安寿子信者かもしれない。
これから、おばさん小説を書くんだそうだ。
楽しみ、楽しみ。
おばさんの心はおばさんが一番よく知っている。
そして最後の最後の〆言葉。
じゃ、気の合う人は、どこかでこんにちは、そうじゃない人、さようなら。
友達が多いって疲れない?どこまでを友達って言うかって話でもあるが。
気をつかって仲間仲間してるの疲れない?
これも今の私の気持ちにぴったりだ。
さぁ~月曜日。
なかよしこよし軍団の職場へ行こうっと。
ここに好きな気の合う人は一人も居ない。
必死になかよしから外れまいとしている同僚たちを見るのに疲れる。
くっついてないと、みんなと同じでないと不安なの?
女七人。なんでもかんでも同じ方向を見ている方が気持ち悪いでしょ?
待つはゴールデンウィークです
そうそう安寿子さんは、自分の本への評判をブログチェック収集しているそう。
ここも目に触れるといいな(*^_^*)
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