陽だまりのねごと

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下関駅通り魔損賠訴訟

2004-11-13 19:23:44 | Weblog
99年JR下関駅で起こった痛ましい無差別殺人。
今回は遺族が民事で両親に道義的責任とJRの対応責任を問い
広島高裁に控訴された。

40歳の子の道義的責任を老いた両親に問う。
遺族の悔しい持って行き場のない怒りはよく分かる。
が…
人の痛恨、あまりにやるせない控訴に思える。
親は生涯、子に責任を負うものであろうか?
子育てに正解はない。
良かれと思った親の判断をミスと言われ続け
被害者に自宅へ押しかけられ怖い思いから
謝罪に公の場にも出れなかった父親。

イラクで首を落とされた証生さんの自宅にも
非難の電話が相次いだそう。

成人した子に対しての責任も生涯親が負う。
子を残して死ぬ事ができず子連れ自殺。
親と子は別人格。
違う個と個であるとは思えないのだろうか?
親の持ち物ではない子供。
唯一、世にある輝く個の命。
親子の情愛とは別に
個の尊重として成り立つ関係にはならないものか?

医療ミスを犯した医師の両親、或いは妻子にまで
道義的責任追及をするだろうか?
ひとつの例え…

親御さんに罪はない。
罪は本人が死刑を受けて償う。
親御さんを許してあげて下さい。