3秒差で、負けた。
中3息子、11分48秒、5位。ワシ、11分51秒、7位。
鵠沼海岸のサイクリングロードで開催される「月例湘南マラソン」。
今にも雨が振りそうな空の下、低温、微風。
「記録」を狙うには絶好の条件、予定より10分遅れで8:45、3kmの部スタート。
参加100人ちょっとくらいか。
スピードに勝る息子に勝つには先行して逃げ切るほかはない。
最前列からスタート、ダントツ速い先頭ランナーを10人くらいが追う。
ワシもいきなり全速で飛ばし、ついていく。
徐々にスピードが鈍った先行ランナーをかわし、
中間点直前で赤いロングタイツのオジサンも抜いて5番目で折り返す。
ん? 息子の姿が見えない。
ということは、さっきからすぐ後ろに気配がする、こいつか。
折り返しで少なくとも10m差はつけたかったのだが。
後ろを見る余裕もない。
キビシイ状況になった、と思う間もなく、息子が出てきた。
赤のロングタイツさんも並走して抜いていく。
えーい、このまま終わってなるものか。必死にくらいつく。
残り400mほど。ラスト勝負のスピードでは息子にかなわない。
ここが勝負。思い切って出たのに、並ぶのが精一杯。
全力で行くが、もう、いっぱいいっぱい。くそお、前に行けない。
息子がまた前に。赤タイツ氏も負けじと出る。
ゴール直前、息子がさらに加速。5位でゴール、11分48秒。
結局、ワシは7位、11分51秒。
(トップの高速ランナーは10分16秒)
鼻呼吸では間に合わず、ずっと口呼吸だったので、喉がやられて咳込む。
心拍を測るのも忘れてしまった。
やっと落ち着いたところで、息子と互いの健闘を讃えてガッチリと握手。
今までのどんなレースよりも本気で、どの大会よりも全力で走ったオヤジであった。
スピードのない鈍足オヤジにとっては、3kmで12分を切れたのは夢のよう。
勝負には敗れたが、全身全霊を尽くした結果。悔いはない、なんちゃって。
復路の途中に、寒くて着ぶくれた小3息子が走ってきてワシらを応援してくれた。
妻もゴールで待ちきれず、手前に出てきて競り合いを写真撮り。ごくろうさん。
1kmほど息子とダウンジョグした後、海岸の公園で息子たちはしばらく遊ぶ。
じゃれ合っているうちに中3息子はけっこう手ひどく転び、スネに傷。
おいおい、このバンドエイド貼っとけよ。
年賀状用の家族整列写真を江ノ島が見える海岸で撮り、帰路に。
午後、雨降り出す。小3息子は碁会所へ。
TVで福岡国際マラソン観戦、藤田選手5年ぶりの復活、粘って3位。
中3息子、11分48秒、5位。ワシ、11分51秒、7位。
鵠沼海岸のサイクリングロードで開催される「月例湘南マラソン」。
今にも雨が振りそうな空の下、低温、微風。
「記録」を狙うには絶好の条件、予定より10分遅れで8:45、3kmの部スタート。
参加100人ちょっとくらいか。
スピードに勝る息子に勝つには先行して逃げ切るほかはない。
最前列からスタート、ダントツ速い先頭ランナーを10人くらいが追う。
ワシもいきなり全速で飛ばし、ついていく。
徐々にスピードが鈍った先行ランナーをかわし、
中間点直前で赤いロングタイツのオジサンも抜いて5番目で折り返す。
ん? 息子の姿が見えない。
ということは、さっきからすぐ後ろに気配がする、こいつか。
折り返しで少なくとも10m差はつけたかったのだが。
後ろを見る余裕もない。
キビシイ状況になった、と思う間もなく、息子が出てきた。
赤のロングタイツさんも並走して抜いていく。
えーい、このまま終わってなるものか。必死にくらいつく。
残り400mほど。ラスト勝負のスピードでは息子にかなわない。
ここが勝負。思い切って出たのに、並ぶのが精一杯。
全力で行くが、もう、いっぱいいっぱい。くそお、前に行けない。
息子がまた前に。赤タイツ氏も負けじと出る。
ゴール直前、息子がさらに加速。5位でゴール、11分48秒。
結局、ワシは7位、11分51秒。
(トップの高速ランナーは10分16秒)
鼻呼吸では間に合わず、ずっと口呼吸だったので、喉がやられて咳込む。
心拍を測るのも忘れてしまった。
やっと落ち着いたところで、息子と互いの健闘を讃えてガッチリと握手。
今までのどんなレースよりも本気で、どの大会よりも全力で走ったオヤジであった。
スピードのない鈍足オヤジにとっては、3kmで12分を切れたのは夢のよう。
勝負には敗れたが、全身全霊を尽くした結果。悔いはない、なんちゃって。
復路の途中に、寒くて着ぶくれた小3息子が走ってきてワシらを応援してくれた。
妻もゴールで待ちきれず、手前に出てきて競り合いを写真撮り。ごくろうさん。
1kmほど息子とダウンジョグした後、海岸の公園で息子たちはしばらく遊ぶ。
じゃれ合っているうちに中3息子はけっこう手ひどく転び、スネに傷。
おいおい、このバンドエイド貼っとけよ。
年賀状用の家族整列写真を江ノ島が見える海岸で撮り、帰路に。
午後、雨降り出す。小3息子は碁会所へ。
TVで福岡国際マラソン観戦、藤田選手5年ぶりの復活、粘って3位。
ろくに練習できないまま臨んだ岩沼の10キロ。45分27秒で、今の自分としてはとても満足しています。スピードは練習をとおしてしか出せないことを実感しました。仙台は昨日が初雪でした。当地のマラソンシーズンも終わり、1月8日に物好きが出る「新春マラソン」(私は「根性マラソン」と称しています)でハーフを走り、3月までオフトレです。
そうそう、最初に抜かれた瞬間は、ぬっと背中が目の前に現れて、まさに「大きく見え」ましたね。
ラストはどんどん小さくなって(笑)。
岩沼10km45分台前半、いやー、恐れ入りました。
失礼ながら、あの走行距離で、このタイム。なんだか練習がイヤになってきたりして……。
でも、今までの蓄積があって、ちょうど適度な休養で良いタイムが出るのかも。私も練習しすぎで故障しないよう気をつけます。
もう仙台に初雪ですか。次は新春(根性)マラソン、そういう季節になったんですね。
あれ、遅れちゃったの? と思いきや、手前にいるではないか。(ウェアが地味でわからなかった)
目の前を通り過ぎる息子の姿にあわててシャッターを切り、次は夫へカメラを向けるが、連写できない。(しまった、ふつうモードだった)
あーあ。並んでいるか、もう少し離れていれば二人とも撮れたのに。
なんとかゴールの瞬間を撮れないかと走ってみたが、ぜんぜん追いつけない。(私、100メートルは早かったのに……)
ゴールした2人は、うれしそうに語らっていました。息子は余裕。父は息がぜいぜい。
息子よ、父ちゃんにつきあってくれて、ありがとね。
夫よ、そこまで本気で息子と闘って、胸が熱くなった。あなたは本当にいい父ちゃんだ。
……いい話だ。私と娘が走っても、この味は出ないです。
空手で対戦するたび、帰路はチョー険悪だったのを思い出します。娘があざだらけの腕を見せては怒りまくり、私は「守りが下手だからそうなる!」とむくれていた。
先日、台所が騒がしいので何かと思ったら、娘が夫と組手の真似事をしており、突きが入った入ってないでもめていた。「もー! ちょっとママ、相手して。どういうのが入ったっていうのか!」と叫ぶ娘に「体調悪いからカッコだけね」と構えるなりバシ(意外と本気)「上段はコレ」、娘顔色変わる。打ちこもうとする。ふふふスキありボコ「中段はコレ」。
夫「……素人はやめとく」。
久々で、なつかしかったであります。