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ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

腰割り

2006-04-03 21:44:03 | トレーニング
相撲の稽古には、かねがね重要なトレーニングのヒントがあると直感し注目していた。
自己流でシコ踏みなどもやっていたが、最近出たムック『股関節エクササイズ』(マキノ出版)を読み、非常に納得、触発された。

この本では、股関節を軟らかくして下半身を強くする具体的実践トレーニングとして、「腰割り」にしぼり込んで多角的に解明。

基本のやり方はごく簡単。

①つま先を逆ハの字型に開き、肩幅よりも広く脚を開いて立つ。
②両ヒザ頭がつま先と同じ方向を向くように開きながら、腰をヒザの高さまで落としていく。
③ゆっくりと初めの立ち姿勢に戻る。これを繰り返す。1日10回程度が目安。

ポイントは、お尻を突き出さず、背すじを地面に垂直に伸ばし、ゆ~っくりと。
腰を落とすのはヒザの高さまで。(それ以上落とすと負担が過重になってしまう)

「わざのデパ^ト」と呼ばれた大相撲の舞の海さんもご自身の体験を紹介している。やはりプロの腰割りは尋常ではないようだ。

「みなさんがおやりになる場合、つま先を開く角度は120度くらいでしょうが、お相撲さんたちはほぼ180度まで開きます。そして尻をグイッと前に突き出して、上体をまっすぐ立てながら、ゆっくり体を沈めていきます。ヒザがほぼ直角になったところで動きを止め、その姿勢をできるだけ長く維持します。これを何度も何度もひたすらくり返すのです。
私自身も日本大学相撲部からプロに進んだとき、いっぺんでネを上げてしまいました。アマでも腰割りはやります。しかし、それは腰割りらしきもの、にすぎなかったようです。動きは似ていても、負荷の大きさがまるで違うのです。その意味で、腰割りはプロとアマの違いを思い知らされた最初の衝撃でした」

もちろん一般の人はそこまで負荷をかける必要はないし、故障の危険もある。
ただ、できるだけ上体を垂直に立てることは大切なポイント。
壁に正対して、最初は壁から10cmくらいの間隔で腰割りすると前かがみになるのを防げる。慣れてきたら少しずつ距離を縮めていく。

舞の海さんによると、股関節の軟らかさ=下半身の強さであり、バランスのくずし合いでもある相撲には最も必要なものなのだそう。
最近の力士にケガが多すぎる原因の一つは、腰割り・シコ踏みなどをあまりやらず、マシンを使った筋トレに精を出し、重く大型化した体を脆弱な下半身で支えている、これではケガが多いのも当然だと。

なるほど。ワシも一般人の範囲内で、やり過ぎない程度に腰割りに励もう。


朝、走休。ナンバ体操/つま先跳び500回/ステップ運動20分、心拍104。
夜、おんぶスクワット、腰割りなど。
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2 コメント

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これは・・ (素人楽師)
2006-04-04 00:57:21
イチローがよくやっている股関節のストレッチはよくやっていましたが、この腰割りはキツイですね。より鍛える感じです。数回しかできませんでしたが、これはおもしろいです!
返信する
イチロー選手のルーティン (ハギA)
2006-04-04 21:32:45
◎素人楽師様 早速キツイ思いをしてくださり、ありがとうございます(笑)。

イチロー選手のあの動きに関しては、本日のブログで取り上げさせていただきました。

返信する

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