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健康長寿 めざしましょう

健康長寿:ガンと付き合う、年齢偏

2022-01-17 06:29:49 | 日記
ガイドラインが無い

 日本人の死因のトップはガン。
ガンは恐ろしいものだと知ってはいますが、基本的な知識はほとんどありません。
もしかしたらこの先悩まされるかもしれない相手について少しは勉強しなければ、
そう思って令和4年のはじまりに3週間の特集を組むことにしました。

 私の願いは健康長寿。
私の健康法はウォーキング。
それで毎週月曜日はこのふたつに関連するテーマを取り上げています。
今週はガン特集の第1弾「年齢とガン、そしてウォーキング」です。

 ガンが見つかったらすぐに手術をして薬を飲み続ける、そんなイメージを
持っていましたが実態はちょっと違う様です。
ことに高齢者の場合は治療をしないことも選択肢のひとつ。
これは新鮮な驚きです。
 全国のがん医療を専門に行う病院で、患者が高齢になるほど積極的な治療を
控える傾向がある、そんな調査結果を国立がんセンターが発表しています。
 手術は体に大きな負担を掛ける。
薬の副作用が強すぎる。
だから高齢者の体調にあった治療法が選択されるのだといいます。
 <かなり進行したガンならば抗がん剤の延命効果は1~3カ月。
それなら投与せずにみとりましょうという判断もある。>、この様に医師が判断
するケース。
あるいは患者本人が治療を希望しないケース。
双方のあるいは一方の、こうした決断が適用されることが多くあるようです。

 <ガンは遺伝子の異常が蓄積して細胞が勝手に増殖する病気。
だから年を取る程発症の危険性が高まる。
2025年には65歳以上が日本の人口の3割に達し、がん患者の高齢化も進む。
高齢者の対応を判断するガイドラインが必要だが現状ではそれすらない。>
 ガンに罹った年寄りが、自分で対応策を選べる基準があればありがたいですよね。

手薄な研究

 高齢者でなくても課題はあります。
若年成人のガン治療もそのひとつです。
 これまでのガンの研究は患者数が多い高齢者と、治ればその後の生存期間が
長い子供に重点が置かれていました。
そのため働き盛りの若年成人の実態把握は遅れがち。
WHOの専門組織である国際ガン研究所が20~39歳のガンについてはじめて
死亡数をまとめたのは10年前のことでした。
 それによると2012年には98万人が発症し約36万人が死亡。
<喫煙や飲酒などの生活習慣病と関係が深いガンは少ない一方、予防手段が取れる
ガンが幾つもあると分析。>(引用は全て 信濃毎日新聞 より)
 子宮頸ガンやB型肝炎ウイルスによる肝臓ガンはワクチンによる削減が期待できる
としています。

 高齢者と若年層ではガンとの付き合い方が違います。
でも大事なのは残された人生を豊かに過ごすこと。
それは若かろうが歳を取っていようが同じです。
 そのためにはもっと敵を知らねばなりません。
次週は地域別の発症状況からがん克服の道を探ります。
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