フランコプリンツィバリの秋冬物のオーダー会
もう何年になるのでしょうか、、、
2007年4月からのお付き合いですのでもう9年ですね~。この9年間に色々な事がありました。一番大きな事は30年勤務した会社を卒業して独立したことでしょうか。
さて、年2着づつオーダーしていますので、今回18着目のスーツということになります。スタートはいつも通りの触診を伴う採寸チェックです。毎回スーツの完成度を上げるべく微調整を繰り返しています。特に肩周りはフランコさんが納得がいくまで4、5回は微調整を繰り返したと思います。今では肩周りや袖ぐりは完成しているので、その他の部分のチェック及び体型に変化があれば、合わせて修正を行います。
念のため、前回オーダーしたスーツをチェックします。そのフィッティング具合も見ながら最終的な調整幅を決めていきます。
今回も、いつもと同じクララさんが通訳なので採寸チェックはスムーズに終わりました。
その後、雑談でイタリアのテーラー事情などを聞きました。何でもイタリアでは弟子とはいえ無償で人を使ったりするととても大きなペナルティが課せられるとのこと。日本からも給料はいらないので働かせてほしいという若者が来たようですが受け入れるのが難しいとのことでした。
そんな雑談も交えながらあっという間にオーダーの時間の1時間が経ってしまいました。
さて今回の生地です。
英国のサヴィルクリフォードの生地。英国梳毛生地の発祥の地であるハダーズフィールドの名門ミル。バワーローバック社、バークレイズウーレンズ社を経て現在はスキャバル傘下となっています。伝統的な柄や製法を守りながらも最新の技術を使ったストレッチ生地なども開発しています。今回オーダーした生地はウィンザー公をイメージさせる伝統的な柄です。最近、映画Kingsmanを見た影響ではないですがダブルブレストでオーダーしました。時には上着を脱ぐことも考えウェストコートも合わせてオーダーしました。フランコでダブルブレストの3Pは初めてのオーダーになります。
フランコさんも今回の生地はとても気になるようで出来上がったら写真を送るよう三陽商会のKさんに言っていたのが印象的でした。
さて仕立て上がりは約1ケ月後。
今回はダブルブレストの3Pということで
とても楽しみですね。