いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

運命の出会い 後編

2017-06-03 05:49:52 | 時計
さて、前回からの続きです。



これがムーブメントの中身です。もっとも特徴的なのは自動巻きのローターがハーフローターになっているところです。下のスプリングが付いている部分が固定されていて上部のローターが左右に動きながらゼンマイを巻いていきます。腕につけている時は感じませんが時計を手に持って振ると中で小さなボールが動いているようなとても不思議な感触があります。これはローターが固定ハンマーのスプリングにぶつかる時に発生する振動により生まれるもの。まるで生き物のようにも感じます。



そして私が最も惚れた部分。それがこのなんとも渋い文字盤です。シンプルなデザインに特徴的なフォントの数字、そしてエレガントな針。JAEGER-LECOULTREの上品な表記。まさに大人のドレスウオッチです。ルクルトはアメリカで最も売れていましたが、実はアメリカ向けは商標の関係でJAEGER-LECOULTREの表記が使えませんでした。下の文字盤がアメリカ向けのものです。



そうJAEGERの文字がありません。このLECOULTREだけの文字盤はやはり何か子供っぽい気がします。それに比べJAEGER-LECOULTRE銘の入ったヨーロッパ向けの文字盤は控えめで何とエレガントなのでしょう。一発で惚れました。



時計ベルトですが、マットなデザインのものが付いていたので、クロコのベルトに交換してもらいました。ベルトを変えるだけでグッと雰囲気が変わりますね。

さて、真夏になるまではこの時計、大変活躍すると思います。

いつも身につける時計、気にいったものが身近にあると幸せですね。