いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ミニダレスを探して

2014-05-24 06:15:20 | 
好きな鞄
色々な形の鞄があるが
ひとつ選ぶとすれば
トップフレーム
所謂、ダレスバッグが一番の好みである。

ダレスバッグ
ドクターズバッグとも言われ
その収容量の多さから
使う人の職業はドクターや
本を沢山持ち歩く大学教授が相場と決まっていた。

しかし、今はダレスバッグを街中で見る事は
ほとんどない。
いや、革製の鞄と言った方が良いかもしれない。
とって変わったのは
ナイロン製の軽量バッグである。
それは私の趣味からは大きく異なる。
やはりビジネスには革製のダレス
そして、プライベートでもミニのダレスがあると
非常に便利だ。

下の写真は、以前ご紹介した林五のダレスである。



この鞄、スーツ姿は勿論だが
意外とカジュアルな服装との相性もいい。
そして何よりいいのは
大きさの割に非常に収納力があることだ。

この鞄が大いに気にいったので
ちょっとフォーマルな場面でも使える
黒色の物を購おうとしたところ
既に廃盤との事。

デパート、通販
色々探してみる。
土屋鞄など有名どころもミニダレスを作っているが
どうも私がイメージしているものとは違う、、、
ブリッグにも小さなダレスがあると聞いて
見せてもらったが大きさが全くミニではなかった。
実は意外と自分好みの
ミニダレスは見つからない事を改めて知る。

そんな時、大阪へ出張に行った帰り
見つけた鞄が冒頭の写真の鞄である。

発見場所は大阪三越伊勢丹。

   「豊岡」

という特設コーナーが作られている。

兵庫県豊岡。

千年続く鞄の産地。
最近では色々斬新な鞄も発表されているとの事。

手にしたこの鞄。
アートフィアーという会社のもの。
創業は2006年という新興メーカーである。

ニューダレスというコンセプト。



斬新なデザイン。




中の仕切りもビニール製であるが
よく考えれていて、収納力も問題ない。
勿論、件のミラーレス一眼も収納OKである。




横から見ると、下に向かって広がっていく
安定的なデザイン。



底部についても、鋲こそ打たれていないが
床置きでちゃんと直立出来るデザインとなっている。



そしてもうひとつの特徴的な部分。
美しいアールを描いた木製のハンドル。



これがとても手に馴染みやすいデザイン
しかも木製であれば長期利用でも全く問題がない。
いや、むしろ段々と光沢が出てきて
味わい深くなるのではないか。

黒でこのデザインなら
結婚式などのフォーマルな場面でも
使えそうである。

しかし、、、
唯一、惜しむらくは
この鞄の素材にある。
正面両サイドに走っているストラップ
そして中央部分のストラップを除いては
合成皮革で出来ている。

   「 鞄 」

読んで字のごとし
鞄はやはり革でなければならないのである
特に実用性より趣味性を重んじる私にとっては
非常に大切な部分である。

早速メーカーに問い合わせてもらったところ
革製の販売予定はなく
オーダーも受け付けていないとの事。

この鞄、デザインサンプルとして
又、雨の日用として使用する事にした。
しかし革製のミニダレスを諦めた訳ではなく
引き続き探索の予定。

さて、そんな時、銀座の魔窟から
恐ろしい話が入ってくる。

まあ、これについては
又、改めてお話ししましょう。