色々コメントいただき
ありがとうございます。
早速昨日に続き
ハウスオーダーの詳細ディティールについてご紹介します。
ハウスオーダーとパターンオーダー
これほど違うものか、というのが
正直な感想です。
はっきり言ってパターンオーダーと
ハウスオーダーは全くの別の物と考えた方が
良いと思います。
まずは生地のアップです。
結構ざっくりした感じの生地ですが
とても打ち込みがあり重厚な生地です。
そして袖付けです。
左が以前オーダーした
パターンオーダーの物。
明らかに袖付け部分のラインが違います。
ハウスオーダーの方は袖付けの上部が
とても美しい曲線になっています。
正に職人の技量が問われる
重要な箇所のひとつだと思います。
そして肩ですが
パターンオーダーも多少前肩になっていますが
ハウスオーダーは
より前肩になっている印象があります。
滑らかな曲線を描いて袖が前方に伸びています。
これがヘビーオンスの生地であっても
ストレスを感じさせない要因のひとつだと思います。
そしてボタン付けとボタンホール。
ボタンホールが精緻です。
ボタンも裏を見ると
とても丁寧に取り付けられています。
そして袖周りです。
こちらもボタンホールが奇麗ですね。
そして袖裏。
恐らく袖裏の生地の素材とかは
ビスポークと同じ物が使われていると思います。
そして拘った、チケットポケット。
チケットポケットの裏にも
ちゃんと裏地と同じ生地が、はられています。
ここら辺の美しい仕上がりは
目を見張るものがあります。
そして、これぞハウスオーダーの意匠とも言うべき
ネームタグ。
バタクハウスカットではなく代官山メイドを示す
batak名のタグです。
これはビスポークと同じタグですね~。
上着について言えば
昨日もブログに書きましたが
正に肩に乗るフィッティング。
これだけ重い生地で
尚かつしっかりした副素材を使っていながら
まったく重さを感じさせません。
オフィスでデスクワークをしていても
上着を脱ぎたいと感じさせない仕立てになっています。
そして次はウェストコートです。
シンプルなシングルの物。
裏地は拘って
dunsfordの物にしてもらいました。
色は渋~い、バーガンディです。
ポケットの縫製です。
これも精緻ですね~。
とても奇麗です。
そしてパターンオーダーではあり得ない腹ぐり。
う~ん、、、メタボ、、、。
この処理が体に沿った奇麗な曲線を実現させています。
そしてウェストコートにも
ビスポークと同じタグが。
そしてトラウザースです。
ある意味、これが一番パターンオーダーと
違うかもしれません。
まずはウエスト周りです。
すぐわかるのが、パターンオーダーと比較して
腰回りの芯地の副素材が
かなりしっかりした物が入っていることです。
そして腰のストラップより後ろの部分が
ウェストバンドがなく、お尻の部分の生地が
そのまま腰上までのびています。
腰回りはアイロンワークでクセ取りをし
立体縫製で包み込むような作りになっています。
このトラウザースを履くと下半身が
袋で包まれている様な
着心地を感じます。
ここは全くパターンオーダーと違うところですね~。
そして内側の作りです。
これも又、まったく違います。
裏地がかなり丁寧に腰回り全体に
はられています。
見た目にも奇麗ですし
履き心地をも違います。
手で広げている部分
ブレイシーズ用のボタンの取り付けも
拘った作りとなっています。
反対側の面には
ビスポークと同じネームタグも付いています。
そしてファスナー。
イタリア riri製の物。
とてもしっかりした作りです。
そして、こんなところも違います。
裏の縫製を見るだけでも愉しくなるような美しさ。
そして、お尻のポケットの裏まで
生地のタグが。
凄い拘りです。
上記以外にも、全体に言えるのは
縫製のレベルが全く違うということです。
ハウスオーダーは
アトリエで職人が手縫いするビスポークと同じレベル。
そしてパターンオーダーは
ある程度大量に生産することを前提とした
ファクトリーメイド。
縫製のレベルが違うのは当然のことだと思います。
ということで結論は
ハウスオーダーには
やられてしましいました~。
ゼロから作るビスポークと
ある程度パターンが決まったところから
スタートするハウスオーダー。
しかし、形が決まってしまえば
その後の縫製の工程は両者とも
まったく同じだと思います。
この価格でその事を実現出来ているのは
素晴らしいことだと思います。
アトリエを見て感動したことは
かなりベテランの職人さんが生き生きとして
働いていたことです。
非常に高いレベルを求めるN寺氏と
それに技術で応える場を与えられた
ベテランの職人さん達。
きちっとした装いで物作りをしている職人さんを見ると
自ずと、とてもモチベーションが高い状態というのが
見て取れます。
この理想的とも言える
スーツ作りのビジネスモデル。
モデリスト兼カッターであるN寺師と
職人さん達の
お互い良い物を作ろうという気概が
相互に作用し合い
そして何よりお互いの信頼関係があって
成立している希有なビジネスモデルだと思いました。
これは他の所が、まねしようとしても
恐らく出来ないのではないでしょうか、、、
ということで
今後は1年に1着は、ハウスオーダーしたいと思います。
N寺さん、K部店長宜しくお願いします。
ありがとうございます。
早速昨日に続き
ハウスオーダーの詳細ディティールについてご紹介します。
ハウスオーダーとパターンオーダー
これほど違うものか、というのが
正直な感想です。
はっきり言ってパターンオーダーと
ハウスオーダーは全くの別の物と考えた方が
良いと思います。
まずは生地のアップです。
結構ざっくりした感じの生地ですが
とても打ち込みがあり重厚な生地です。
そして袖付けです。
左が以前オーダーした
パターンオーダーの物。
明らかに袖付け部分のラインが違います。
ハウスオーダーの方は袖付けの上部が
とても美しい曲線になっています。
正に職人の技量が問われる
重要な箇所のひとつだと思います。
そして肩ですが
パターンオーダーも多少前肩になっていますが
ハウスオーダーは
より前肩になっている印象があります。
滑らかな曲線を描いて袖が前方に伸びています。
これがヘビーオンスの生地であっても
ストレスを感じさせない要因のひとつだと思います。
そしてボタン付けとボタンホール。
ボタンホールが精緻です。
ボタンも裏を見ると
とても丁寧に取り付けられています。
そして袖周りです。
こちらもボタンホールが奇麗ですね。
そして袖裏。
恐らく袖裏の生地の素材とかは
ビスポークと同じ物が使われていると思います。
そして拘った、チケットポケット。
チケットポケットの裏にも
ちゃんと裏地と同じ生地が、はられています。
ここら辺の美しい仕上がりは
目を見張るものがあります。
そして、これぞハウスオーダーの意匠とも言うべき
ネームタグ。
バタクハウスカットではなく代官山メイドを示す
batak名のタグです。
これはビスポークと同じタグですね~。
上着について言えば
昨日もブログに書きましたが
正に肩に乗るフィッティング。
これだけ重い生地で
尚かつしっかりした副素材を使っていながら
まったく重さを感じさせません。
オフィスでデスクワークをしていても
上着を脱ぎたいと感じさせない仕立てになっています。
そして次はウェストコートです。
シンプルなシングルの物。
裏地は拘って
dunsfordの物にしてもらいました。
色は渋~い、バーガンディです。
ポケットの縫製です。
これも精緻ですね~。
とても奇麗です。
そしてパターンオーダーではあり得ない腹ぐり。
う~ん、、、メタボ、、、。
この処理が体に沿った奇麗な曲線を実現させています。
そしてウェストコートにも
ビスポークと同じタグが。
そしてトラウザースです。
ある意味、これが一番パターンオーダーと
違うかもしれません。
まずはウエスト周りです。
すぐわかるのが、パターンオーダーと比較して
腰回りの芯地の副素材が
かなりしっかりした物が入っていることです。
そして腰のストラップより後ろの部分が
ウェストバンドがなく、お尻の部分の生地が
そのまま腰上までのびています。
腰回りはアイロンワークでクセ取りをし
立体縫製で包み込むような作りになっています。
このトラウザースを履くと下半身が
袋で包まれている様な
着心地を感じます。
ここは全くパターンオーダーと違うところですね~。
そして内側の作りです。
これも又、まったく違います。
裏地がかなり丁寧に腰回り全体に
はられています。
見た目にも奇麗ですし
履き心地をも違います。
手で広げている部分
ブレイシーズ用のボタンの取り付けも
拘った作りとなっています。
反対側の面には
ビスポークと同じネームタグも付いています。
そしてファスナー。
イタリア riri製の物。
とてもしっかりした作りです。
そして、こんなところも違います。
裏の縫製を見るだけでも愉しくなるような美しさ。
そして、お尻のポケットの裏まで
生地のタグが。
凄い拘りです。
上記以外にも、全体に言えるのは
縫製のレベルが全く違うということです。
ハウスオーダーは
アトリエで職人が手縫いするビスポークと同じレベル。
そしてパターンオーダーは
ある程度大量に生産することを前提とした
ファクトリーメイド。
縫製のレベルが違うのは当然のことだと思います。
ということで結論は
ハウスオーダーには
やられてしましいました~。
ゼロから作るビスポークと
ある程度パターンが決まったところから
スタートするハウスオーダー。
しかし、形が決まってしまえば
その後の縫製の工程は両者とも
まったく同じだと思います。
この価格でその事を実現出来ているのは
素晴らしいことだと思います。
アトリエを見て感動したことは
かなりベテランの職人さんが生き生きとして
働いていたことです。
非常に高いレベルを求めるN寺氏と
それに技術で応える場を与えられた
ベテランの職人さん達。
きちっとした装いで物作りをしている職人さんを見ると
自ずと、とてもモチベーションが高い状態というのが
見て取れます。
この理想的とも言える
スーツ作りのビジネスモデル。
モデリスト兼カッターであるN寺師と
職人さん達の
お互い良い物を作ろうという気概が
相互に作用し合い
そして何よりお互いの信頼関係があって
成立している希有なビジネスモデルだと思いました。
これは他の所が、まねしようとしても
恐らく出来ないのではないでしょうか、、、
ということで
今後は1年に1着は、ハウスオーダーしたいと思います。
N寺さん、K部店長宜しくお願いします。