2013 年, 第54回日本心身医学会総会ならびに学術講演会 (横浜)
シンポジウム :精神科疾患との comorbidity が問題となる身体科疾患
↑今から9年前は、脳脊髄液減少症はまだまだ医師の間て批判されていました。
ブラッドパッチの健康保険適用は2016年だから、それより3年前は、
まだまだ
「そんな病気ない!
交通事故で髄液漏れだなんてそんなの起きない!
ブラッドパッチは暗示効果に過ぎない!」
などとたわけた事を言う医師が大多数でした。
だから2013年のここに書かれている事は、
私の体験からも、事実だと感じます。
私も何度も精神疾患を疑われました。
何度も精神科に回されました。
違うと思いながらも、医師の薦める精神科の薬もいろいろ飲みました。
心の中では、
「私の症状は精神的な病のせいではない!
きっと他に原因があるけど、
今の医師にはその原因がわからないだけ!」と思いながら。
ものが歪んで自分に襲い掛かるように見えたり、人の言葉が意味がわからず、
外国語のように聞こえた時は、
「これをそのまま精神科医に話したら
統合失調症と誤解される」と思い、黙っていました。
だから、私は精神病院に入れられていないだけ。
私も、また、以下の診断されている患者の中に、脳脊髄液漏出症、脳脊髄液減少症患者が見逃されていると強く思います。
パニック障害、
適応障害、
うつ病
双極性障害
身体表現性疾患
統合失調症などなど。なんでもありでしょう。
精神科医、
心療内科医、
総合診療医、
小児科医は
2022年3月30日現在も、まだまだ脳脊髄液減少症がどんな多彩な症状がでるかわかっていないのが現実だと思います。
ここに書いてある慢性疲労症候群、線維筋痛症、うつ、不安、顎関節症など、
私はすべて脳脊髄液減少症の一症状として体験しています。
その経験から私が言えることは、
線維筋痛症や慢性疲労症候群は髄液減ると、体に傷とか異常がなくても、
脳がだるさや痛みを感じるみたいです。
また、髄液減って、脳がたっぷりの髄液に包まれてのびのび浮かんでいないと、睡眠障害や精神症状がいろいろ出てきます。
その症状をとらえて、いくらでも精神科の病名はつきうると思います。
また、髄液減ると自律神経がおかしくなるのか、睡眠障害リズムが崩れて早期覚醒や短時間睡眠など睡眠障害の他、
胃腸障害、吐き気やむかつき、食欲不振、排便障害や頑固な便秘が起こったり、逆に下痢が起こったりします。
内科や胃腸科、小児科を受診しても、医師は脳脊髄液減少症でそんな症状でるとは知りませんから、さまざまな病名がつきかねません。
つまり、脳脊髄液減少症は医師が気づかず誤診されかねず、患者はその誤診を信じ込みやすいと私は思います。