二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ゴッホ展

2011-01-18 19:18:45 | 九州・大分をDrive


最寄の西鉄駅で300円ほどお得なチケットを購入して
九州国立博物館で開催中のゴッホ展に行きました。


太宰府天満宮からの連絡通路、緑バージョン。


到着。まだそんなには混雑していません。


ゴッホ。

画家になろうと決めたのは27歳で、亡くなったのが37歳ですから、
画業としては10年です。ゴッホは当初、基本だから…と素描に没頭。
有名な画家の絵を描き写したり、本を読んだりして独学で研究。
ものすごく勉強家です。

そののち油絵へ。貧しい農民や静物の土のような色から一気に
明るい色になったのはパリに移住してからです。浮世絵を盛んに
購入したのもこの頃。ゴッホ独自の描き方へ発展していきます。

そしてゴーギャンと念願の共同生活をした南仏の黄色い家。
念願が確執へ、そして耳切り事件、死ぬまで悩まされ続ける
発作へ…となるわけです。黄色い家はCGで再現され、
《アルルの寝室》 も実物大で再現されていました。

その後、土地を変えて療養院に入院するのですが、その頃
からの作品を見るとちょっと切なくなりました。
70日間で70枚を制作した頃です。

1890年の《アイリス》。生き生きとしたアイリスと、朽ちる
アイリスが同時に描かれています。

最後に展示されていた《麦の穂》 だったかな?では描かれる
線に違和感を感じました。
以前の《自画像》 では線が円を描いて
いたり、《渓谷の小道》 では線が湾曲したりしていたのに…
《麦の穂》 では突然、真っ直ぐ、長く描かれていました。

病室の鉄格子から見える畑の景色に、もっと描きたい、
もっと生きたいと叫んだのでしょうか。。。

………ゴッホは対象から受け止めた感覚をストレートに鉛筆に
筆にと伝えることができるのだろうな。丁寧だったり激しかったり。
力強かったりメッセージもあったり。でも本当
のところは分らない。
ドラマチックに言われるけど、冷静で知的な人物だったのかも
しれないな………

しかしながら、ゴッホでさえ基本をあれほど重んじ、素描、それから
模写をしたわけですから、凡人の私などは分野は違えども「基本」
を忘れてはいけないと思いました。そして、臨書も。
やるべきことが見えてきたような・・・もっと勉強すべき。
気持ちが動きました!!

ちなみに、音声ガイド・ナレーションは安住さんで、アルルの
寝室を再現したのは「JIN~仁」 や 「華麗なる一族」 を手掛ける
TBSの美術スタッフさん。もっと言うと、ゴッホ展のテーマ曲
「太陽」 は平井堅さんの書き下ろしです。


館内のミュージアムショップ。ここは意外や藤グッズがあるようで♪
ブックマーク見っけ~


館を出る頃には入場待ちの大行列が出来ていました。
さて、天満宮にお参りして帰りましょうか。連絡通路は
赤バージョン。七色に変わります。
ズシーンと心に残る絵画展でした。
Jan.18


ラッグルッピで朝ごパン

2011-01-15 13:47:35 | 福岡グルメ

今日から明日にかけて雪が降るとか、厳しい寒さとか、積雪・凍結
とか、福岡には聞くだけでも恐ろしい予報が出ています。私には
どこか “凍った道は、すべって 転んで 骨折する” と思い癖が
ついているので何しろ “凍る” の言葉が恐ろしい。 オットは簡単に
「平気だって」。と言うのですが、私には有り得ません(笑)。


こんなビビる日は休みであろうと早めに行動をするのが一番。
3号線にあるラッグルッピで朝ごパンしました。ここはご近所パン
屋さんの中で一番早くから開店。朝8時から夜までやっています。


モーニングメニューもあるのですが、


焼き立てのパンにワンドリンクを注文すれば店内でもオッケー
なのでそうします。


冬野菜がゴロリと入ったパングラタン。


厚切りのバケットが酸っぱいトマトソースを最高に吸っています。
熱々はたまりません。


オットの朝ごパン。おやつかっ!!
熱々でもなく冷たくもなく、やや温かいメロンパンに歓声。一週間の
疲れが飛ぶ~らしいです(笑)。


最寄のJRの隣駅へパンフをいただきに。毎年毎年、オットの
勤務に泣かされて行けなかったイベント。今年は行きたい。
すると行けるんじゃないか、といい反応。きぁあ、楽しみ。

Jan.15


必殺調味料

2011-01-14 10:55:11 | menu


作るのが めんどくさーい(面倒臭い) 時、献立の組み合わせが
浮かばない時は、よくご飯を炊き込んでいます(笑)。昨夜は
出回り始めた新たまねぎを大量に加えて、いかとピラフに
しました。味付けはカレー粉。カレー(味) はオットの好物なので
困ったときの必殺調味料(笑)。オットの好みの味を知っていると
簡単。「ちゃんと分っているじゃないか」と、
いい具合に解釈を
してくれるので(笑)。蒸らす間に赤ピーマン(ベランダ畑産) と
ブロッコリーを入れ食卓で蓋オープン!!


細切りキャベツと鶏肉のスープ、作りおきのひじき煮で献立。
ほらね、おご馳走感。しめしめ、上手くいった(笑)。


先日、関西限定のぷっちょをいただきました。ハートの
グミがあるかも?


どれどれ…


2つ 見っけ!!
Jan.14


書道具、下敷きとペーパーウエイト

2011-01-12 15:57:54 | 筆文字を書こう


先の帰省で持ち帰ったもの。一畳近くある大きさ、全紙判の
書道用下敷き。昨年の書展の際、大先生から「さらに励みなさい」
と七段のお祝いにいただきました。

常々こんな大きな下敷きを持てるようになったら「名を入れたい」
と言っていたので実家の母が腕まくり。心当たりのネーム屋さんに
お願いをしてくれました。厚意にはフツーに甘え「桃色がいい」と
だけお願いしました(笑)。


下敷き右下のアップ画像(笑)。“桃色” と言っても刺繍糸の
“桃色” は多数あったようで。母には選ぶことが難しかったらしく
同行をお願いしたE子おばさまにアドバイスをもらったのだそう。
お母さん大正解(笑)。E子おばさま今回もありがとう!!


今日も寄った近所の雑貨屋さん。


うさぎグッズがたくさん。あれやこれやと話しながら
仮名用のペーパーウエイトに良さそうな うさぎ発見!!

帰宅して大先生に報告することがあったので長電話。
話しは恒例の脱線をして七草の話題に(笑)。
大先生のお稽古では七草の節句になると写経をして
粥をいただていましたので、つい。

「粥は食べたかえ」 「食べたよー」
「餅は入れたかえ」 「入れてないよー」
「そりゃ、いけん」…。“行事がゆ” には必ずハレの日の食べ物、
餅を入れるのだそうです。


「もう一度教えちょく、これが七草の節句や」 。
ばあちゃまの話はとてもありがたい。
Jan.12


鏡餅と荒神様

2011-01-11 20:02:42 | おうち歳時記


鏡餅と荒神様。毎年、婚家でついたものをお持ち帰りして
いましたが引っ越した今ではそれも無理な話。市販の
もので済ませました。


今日は11日。お供えを下げ、我が家もお汁粉にしました。
それが、今朝行った産直で目新しい食べ方のヒントが(笑)。
(お餅ではなく串だんごでしたが) パックにあんことみたらし
団子がWで入っていたのを発見。スルーしましたが、
帰りながら「みたらしねぇ~ひょっとしたら、お鏡でも、
食べれちゃう?」と思いました。
それで今年は “みたらし”ちゃいました(笑)。好き(爆)。

Jan.11


水炊きって…

2011-01-10 15:45:19 | 福岡グルメ


水炊き(鶏鍋) って、一度食べてみたいけど、なかなか機会が
なくて残念。「想像で作ってみよう」 と一致したので、こんな
缶詰めを買ってみました。


缶、Open!! 濃縮されたダシとぶつ切りが出てきました。


規定の水を入れて、こねたつくねと、ブツ切りをプラス。
つくねとブツ切りに使った鶏肉は近所の産直で用意した
博多地鶏です。


「なんとなく出来た感じがしない?」  「うん(感じが)する、する」
と微妙な会話(笑)。


オットには、「まずはスープから味わうらしいよ」 と、缶の
説明書きの通りにしてもらう(笑)。素人料理でもいい味、
気に入った滋味なので専門店のはもっと美味しいのだと思います。

食べ終えて手元の観光本で知ったのですが、本来は
鍋に具を入れる “前” に鶏のスープのみを味わうのが
一般的な食べ方なんですって。
やはり食べなきゃ学べないわ(笑)。
Jan.9


お出かけはじめは伊万里焼と縁起橋

2011-01-09 20:36:48 | 九州・大分をDrive


登り窯に水墨画風の景観、


鍋島藩の御用窯と言えば…そう、今の伊万里焼!! 大川内山。
土曜日に “お出かけはじめ” してきました。

一に欲しいのは茶わん。それも光沢が美しい真っ白白の白磁。
二には
藤(の花) 柄の器。鍋島には藤をモチーフにした大皿も
九州国立博物館蔵でありますからね~、藤(の花) グッズを集めて
いるので、ここに何かがあると予感です(笑)。


到着。まずは「伊万里鍋島焼会館」で好みの窯元をチェック。
現在は30数軒の窯元があるそうです。ですので、こういった
窯ごとの作品を一同に見れるって、比較も出来たりして…
すご~くワクワクします。


えーーーっ、のっけから藤グッズ発見!! これは、期待大!!!
そのうち3軒の窯元に引き寄せられました(笑)。会館で案内
地図をいただく。見ると、窯は坂に沿ってあります。


一軒目。文三窯(三宅家)。


歴史を感じる佇まいとは真逆、今風の藤の花。これは現在の
ご主人が描くオリジナルの藤で、きっかけは、ここのおばあ
ちゃまが、お孫さん(ご主人の娘さん) に贈った振袖柄をヒントに
描いたものだとか。へぇ~な話。少し青磁っぽい白かな~。


小皿(直径9cm) 購入。


二軒目。陶咲花(とうしょうか) 窯。


すごーく洗練された店内で、直感が冴えているかも~と
自己満足(笑)。お目当ての茶わんに出会える予感
!!


ほらー、たくさん!!
好みの白磁の光沢!!! 色鍋島や鍋島染付が眩しーーーいっ。


どれも素敵で久しぶりに迷いました。ご主人(先ほどまで店内で
絵付けの実演をしていました) とも相談をさせていただいて
色鍋島にしました。渋い染付と赤、緑、黄の三色。手描きの
柄はもちろんですが底のサインにまでも手描きにこだわって
らっしゃる。そろそろ、そういう茶わんが欲しかったのです。感激!!


三軒目。魯山窯。藤のストラップはこの窯のものでした。蕎麦猪口に
藤の柄がありましたが、うーん、ちょっとイメージが違いました。


撃沈したところに、あら、素敵な鍋島染付! しかも桃、発見!!
桃も私の名前、堂号ですからね、これは買わなくちゃ(笑)。
輪花(14cm) もかわいいし。…にしても、見事なまでの手描き。


余談ですが、魯山窯のレジ袋です。大皿のプリントです。


余談ついでに、鍋島 御庭(おにわ)焼のことを。ここは鍋島藩の
御用窯唯一の直系窯。最低が10万円台です。しかし色鍋島や
鍋島染付の美しさと言ったら鳥肌もの。人の手とは、こんなにも
素晴らしい芸術を生み、守り、継いでいくのですね。レジに居た
おば様が現在の作家さんのよう。握手してもらえばよかったかな(笑)。
器の裏には直系だけが許される鍋島家の家紋もありました。
(店内は撮影NG)


直系窯は玄関の取っ手に家紋も。いいアイデアかもん(爆)。


さて、伊万里市街へ。
相生 “相 (ともに) 生 (いきる) 橋” で幸せを呼ぶ縁起橋。
夫婦も恋人も一緒に渡れば “仲睦まじくなる” らしいので、
開運、開運(笑)。しかし、はて。橋に設置されているのは
古伊万里の壺や人形…


というのも、ちょうどここは…江戸時代には「伊万里津」 といって、
肥前(佐賀・長崎) で焼いた磁器を積み出す港だったそうです。
それで肥前の磁器は港の名前から国の内外で「伊万里焼」と
呼ばれたのだとか。そして長崎・出島からヨーロッパへ運ばれた
わけですね~。開運のノリで行ったつもりが予定外にお勉強も(笑)。

あとはグルメ。要チェックの道の駅は閉店の時間。
だ け ど レストランは営業中。ラッキーでした。

伊万里牛ハンバーグのロコモコ


伊万里牛小ねぎ丼を注文。どちらも贅沢なんですけど、ひとつ
千円で足りちゃうんです。オットも美味いし安い!! と驚いて
いました。ほらね、開運でしょーーーっ(笑)。
Jan.8


福井の水ようかん と 七草の節句

2011-01-07 20:36:12 | おうち歳時記


福井県は “こたつに入って水ようかんを食べる” そうです。
県民ショーな話、「へぇ~面白い!!食べてみた~い」と
コメントしたらmiisukeさんが新年早々にプレゼントして
下さいました。


板状の水ようかん。1枚がB5サイズぐらいあります(驚)。


ひっくり返してみました(笑)。

 
取り出しやすいっ。夏の丸い水ようかんも美味しいけど、
冬の四角い水ようかんも美味しーーーっ、好きーーーっ!!! 
ひんやり・つるんっとした感じ。カロリーの文字を、すっかり
忘れてまーーーすっ。あんこ族にはたまりません(爆)。


今夜は正月七日、七草の節句。つい最近の新聞折込に
“七草と海老のフリッタータ” のレシピがあったので作って
みました。春の葉類、独特の香りと苦味。確かに目先が
変わります。作って正解!!


粥は土鍋でコトコト。トッピングには自家製の梅干しといりゴマ、
刻んだたくあんを用意しました。胃を休める日にも、
これだけ
食べているので、今年も無病息災でいけそうです(笑)。

Jan.7


正月二日のおせち料理

2011-01-06 20:20:59 | おうち歳時記


名前に「藤」があるので、自称、藤の花コレクター(笑)。
日頃から藤の花が描かれた重箱を探していますがなかなか
出会えずにいます。年末にそうだ!! と思いついた
蒔絵シール使い。
蓋の裏側ですが貼ってみました。


使う器類を用意して~


改めて、自宅で迎えるお正月。
帰省する前に作っておいた
おせち料理と、帰宅後に味をつけた牛肉のしょうゆ煮を
並べました。


今年、作った品数は減ったけど、毎年参考にする有元葉子さんの
レシピはホントに美味しい。だから作るのが楽みでもあるのだと思う。
有元さんのおせち、お習字が一段落したら、直に教えていただくのも
またこれ夢なり。
Jan.2


帰路10時間!!

2011-01-06 15:09:24 | 九州・大分をDrive

 
元旦帰路。大分自動車道は雪で通行止め。一般道を小倉回りで
帰ることにしたので、
宇佐八幡宮にも参れました。 


参拝を終えると小腹がグー。
ありましたよ、鶏肉大好きな大分人の食べ物が(笑)。


お宮のある宇佐市は、隣の中津市とともに唐揚げが、すさまじい
ですからね。どこに行っても唐揚げがあります。


私は宇佐神宮の初詣と言えば「フライドさつまいも」。これが一番!!


自動車道は小倉からでも使えず、福岡へは峠を2つ越えました。

一つ目の峠、上り坂で立ち往生してる車発見。オット誘導。
そばに
行くと車にはドライバーの若い女の子が一人。夏タイヤ、
チェーン持たず。危険だから坂を下るようにとオット説得。

二つ目の峠、上り坂で立ち往生してる車発見。タイヤがひどく
雪に埋もれているようで、ドライバーのご主人は外に出、ただ
ボー然。「すぐに、けん引しますから」 と言っても不安げ。
「オットは北海道に長く居たから大丈夫です」と思わず何年も
前のことを言ってみる(笑)。なのに、まだ信用されず(笑)。
とりあえず運転席に戻ってもらいました。
「しっかりして下さいっっ」ご主人にダメ出し(笑)。
ほらね、即と救出。
助手席の女房、頭も下げず。こんな女房にはなりたくはない。

二つ目の峠、下り坂で一台の車に引き止められる。この先、上ろうか
下ろうか迷っているという。雪道に慣れていないのに装備もない。
オット、下ったほうがいいと言って、無事にUターンするのを見届ける。

「車の後ろのけん引ロープ、邪魔者扱いして悪かったわ~」と
言ったら「人を救えるから付けている」と返ってきました。
あら、カッコいいじゃない。

で、10時間。福岡が遠かったぁ。。。
Jan.1