二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

お出かけはじめは伊万里焼と縁起橋

2011-01-09 20:36:48 | 九州・大分をDrive


登り窯に水墨画風の景観、


鍋島藩の御用窯と言えば…そう、今の伊万里焼!! 大川内山。
土曜日に “お出かけはじめ” してきました。

一に欲しいのは茶わん。それも光沢が美しい真っ白白の白磁。
二には
藤(の花) 柄の器。鍋島には藤をモチーフにした大皿も
九州国立博物館蔵でありますからね~、藤(の花) グッズを集めて
いるので、ここに何かがあると予感です(笑)。


到着。まずは「伊万里鍋島焼会館」で好みの窯元をチェック。
現在は30数軒の窯元があるそうです。ですので、こういった
窯ごとの作品を一同に見れるって、比較も出来たりして…
すご~くワクワクします。


えーーーっ、のっけから藤グッズ発見!! これは、期待大!!!
そのうち3軒の窯元に引き寄せられました(笑)。会館で案内
地図をいただく。見ると、窯は坂に沿ってあります。


一軒目。文三窯(三宅家)。


歴史を感じる佇まいとは真逆、今風の藤の花。これは現在の
ご主人が描くオリジナルの藤で、きっかけは、ここのおばあ
ちゃまが、お孫さん(ご主人の娘さん) に贈った振袖柄をヒントに
描いたものだとか。へぇ~な話。少し青磁っぽい白かな~。


小皿(直径9cm) 購入。


二軒目。陶咲花(とうしょうか) 窯。


すごーく洗練された店内で、直感が冴えているかも~と
自己満足(笑)。お目当ての茶わんに出会える予感
!!


ほらー、たくさん!!
好みの白磁の光沢!!! 色鍋島や鍋島染付が眩しーーーいっ。


どれも素敵で久しぶりに迷いました。ご主人(先ほどまで店内で
絵付けの実演をしていました) とも相談をさせていただいて
色鍋島にしました。渋い染付と赤、緑、黄の三色。手描きの
柄はもちろんですが底のサインにまでも手描きにこだわって
らっしゃる。そろそろ、そういう茶わんが欲しかったのです。感激!!


三軒目。魯山窯。藤のストラップはこの窯のものでした。蕎麦猪口に
藤の柄がありましたが、うーん、ちょっとイメージが違いました。


撃沈したところに、あら、素敵な鍋島染付! しかも桃、発見!!
桃も私の名前、堂号ですからね、これは買わなくちゃ(笑)。
輪花(14cm) もかわいいし。…にしても、見事なまでの手描き。


余談ですが、魯山窯のレジ袋です。大皿のプリントです。


余談ついでに、鍋島 御庭(おにわ)焼のことを。ここは鍋島藩の
御用窯唯一の直系窯。最低が10万円台です。しかし色鍋島や
鍋島染付の美しさと言ったら鳥肌もの。人の手とは、こんなにも
素晴らしい芸術を生み、守り、継いでいくのですね。レジに居た
おば様が現在の作家さんのよう。握手してもらえばよかったかな(笑)。
器の裏には直系だけが許される鍋島家の家紋もありました。
(店内は撮影NG)


直系窯は玄関の取っ手に家紋も。いいアイデアかもん(爆)。


さて、伊万里市街へ。
相生 “相 (ともに) 生 (いきる) 橋” で幸せを呼ぶ縁起橋。
夫婦も恋人も一緒に渡れば “仲睦まじくなる” らしいので、
開運、開運(笑)。しかし、はて。橋に設置されているのは
古伊万里の壺や人形…


というのも、ちょうどここは…江戸時代には「伊万里津」 といって、
肥前(佐賀・長崎) で焼いた磁器を積み出す港だったそうです。
それで肥前の磁器は港の名前から国の内外で「伊万里焼」と
呼ばれたのだとか。そして長崎・出島からヨーロッパへ運ばれた
わけですね~。開運のノリで行ったつもりが予定外にお勉強も(笑)。

あとはグルメ。要チェックの道の駅は閉店の時間。
だ け ど レストランは営業中。ラッキーでした。

伊万里牛ハンバーグのロコモコ


伊万里牛小ねぎ丼を注文。どちらも贅沢なんですけど、ひとつ
千円で足りちゃうんです。オットも美味いし安い!! と驚いて
いました。ほらね、開運でしょーーーっ(笑)。
Jan.8



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