二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン '19 2月終了

2019-02-07 17:02:39 | 薬膳教室

今月は2日、3日が教室、無事に終了しました。
両日、室内に飾ったのは節分。
「鬼は外、福は内」、鬼を追い出して福を招き
入れました。

 

 

節分(の行事) は、陰陽でみても分かりやすいので、
鬼と福をそれぞれ飾ってセミナーに使いました。


鬼は「隠」とも書き、陰に通じます。
ちなむものは魔滅(豆)、木偏に冬と書く柊、いわし、
あたり棒。

 

 

鬼、陰を追い出した後にやってくるのが福。
陽に通じます。
ちなむものは、福豆、木偏に春と書く椿、
(きつという音が吉に通じる) 柑橘など。

 

 

個人的には懐かしのいちごみるく!
子どもの頃、亡父が豆と一緒にまいてくれました。
もうひとつ銀のホイルで包んだ小さな小さなチョコ
レートが思い出にあるのですが、発見には至らず。

母に尋ねたら、それらは当時(母が) 地元のデパ地下
にあった、ぐるぐると回る量り売りで購入していた
のだそう。

真っ暗な部屋の中に響く父の「鬼は外、福は内」の
声と、弟とギャーギャー言いながら豆以外を
争奪戦していたこと。
思い出話が意外と盛り上がりました(笑)。

 

 

今月のお菓子とお茶。
チロリアンで恵方、倒福(至福) の器に入れた月餅、
櫛田神社の福豆。お茶は黒千石の黒豆茶。

 



節分の行事の本来を知ると、一方で初春の食の養生
や体調管理の方法が分かりやすいと思っています。

節分を “せちわかれ” と読み、冬の終わりと新しい
春を説明。また、献立の一部に節分の行事食を入れ
ました。食べ合わせの参考になればと思います。

 

ワークショップは蒸籠クッキング。
饅頭を作りました。あつあつ、ふかふか!



 

食前のドリンクは大吉のソーダ。
先1月の飾りで使った晩白柚(ばんぺいゆ) を使い
ました。晩白柚は大きな柑橘。きつという音が
吉に通じるので、大きければ大きいほど大吉!


お肉料理は、塩豚の漢方煮。
冬(の土用期間) から立春への変わり目は、一年で
最も寒さが厳しい頃。温かくして(体を温めて)
滋養をたっぷり摂り、
かぜやインフルエンザの
予防に役立てます。

寒さによる疲労、(寒さ) 疲れを回復するVB
補気類、漢方(スパイス)、殺菌作用のある
食品も大切。市販のコチュジャンを薬膳風に
アレンジしたソースを添えて。



魚料理はカキ。
薬膳では肝機能を高める働きで、解毒を促す食品。
トマトのビタミンCと合わせ亜鉛の吸収率アップ。

次に鶯菜(小松菜) と起陽草(にら) の和風ナムル。
鶯が初鳴きをする2月と、中医学で言われる2月。
季節の捉え方を青菜を用いて摂りました。

鹹蛋(シェンダン) にした大寒の卵も添えて。

 

 

節分の行事食。イワシ。
ナッツとの食べ合わせです。

 

 

節分の行事食。大豆。
合わせて七種の具材となるようにして七福スープ
としました。旧暦の新しい春にも、たくさんの福が
やってきますように(笑)。

 

 

デザートは、シトラス・ホワイトチョコレートケーキ。
漢方にも使われるだいだい(枳実と橙皮) を使っています。

漢方ティーはスパイス薬膳ココア。
荳蒄、丁子、肉桂を使いました。




差し入れ、ごちそうさまでした!
巻きずしのパッケージがかわい~。

 

 

それから、知り合いの邸宅から柑橘をどっさり!

 

 

今月もご参加いただきありがとうございました。

◎次回は3月2(土)、3(

 暦は啓蟄、春分。

 ワークショップは酢がメインの作り置き。

 五季食楽(お食事) は春季養生。
 暦の上では春の真ん中、仲春の月。
 春の不調がちらほらと。
 
整えましょう、遠ざけましょう。

 場所:大分県大分市。

 両日満席を頂戴しています。

 ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
 旧暦新年はじめもありがとうございました!

 

 



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