二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

重陽のおやつ

2016-09-09 15:08:15 | おうち歳時記

今日は9月9日。
陽(奇) 数の「9」が重なる重陽の節供。
勤務明けのオットが帰宅したので重陽にちなんだ
おやつなど。

煮くずれた栗の渋皮煮からの~茶巾しぼりと
鈴懸さんの被せ菊。

黒文字を添えました。

 

 

 


重陽の室礼

2016-09-09 13:37:07 | おうち歳時記

重陽の節供を前に、室礼のレッスン。
最寄駅で太宰府天満宮行きの観光電車、旅人に遭遇。

 

 

レッスン会場は茅乃舎 博多リバレイン店。

 

 

旧暦九月九日は重陽の節供(菊の節供)。
中国の陰陽思想からの由来の行事で、日本へは
平安時代に伝わったとされています。
(日本の) 収穫祭と重陽の節供が習合されました。

九という数は、日本では “苦” に通じると忌まれて
いますが陰陽思想では、陽(奇) 数の中で一番大きな「9」。
月にも日にも「9」が重なるので(重陽) 大変おめでたい
日としています。

昔の行事は旧暦。旧暦九月九日は、今の10月半ば。
菊の花の季節は10月なので、用いられることが
多かったのでしょうね。

また、菊は不老長寿の薬草として信じられてきました。
神秘的な花であったり、尊い花とされていたそうです。
一生を咲かせ切って大地に戻る花。
人生と重ね合わせることが出来る花。
そのような理由もあってお葬式で用いられることが
多い、というお話でした。

 

 

実習は菊玉づくり。
(玉の) 丸い形は円相の輪。和合の和。1月から12月の
循環の輪。御霊の円の形などを意味します。

その他のお道具は、五常(五つの道徳) から礼は赤、
に対応する赤い組紐と、菊の花弁を浮かべた
菊酒でした。

菊玉に真綿を被せて被せ綿・着綿(きせわた)
を演出。被せる、というよりも乗せたっぽく
なったのでカツラみたい(笑)。

菊玉のデザインは自由。
わたしは陰陽(の図) にしたつもりでしたが、
意外とそうではありませんでした(笑)。

 

 

直会。
行事にちなんだ食べものや飲みものをいただきます。
菊の花に敬遠していたのですが、茅乃舎だしで克服!
こんなに美味しいとは思いませんでした。
おごちそうさまでした!

 

 

帰宅してわが家風に盛りました(飾りました)。

 

 

直会は仕事帰りに寄ってくれた同級生'S と。
菊の花は茅乃舎さん直伝のおひたしにしました。
その他、ちなむ食べもの栗も。
こちらはグラタンにしたり、茶巾しぼりにしました。
薬効の高い菊や栗で夏の暑さ疲れを除きつつ、息災を
祈りつつの宴でした。

 

 

目覚めて。
重陽よ~と打ち合わせはしていないのに菊にちなんだ
日本酒をお土産にチョイスしてくれた同級生。

 

 

ご主人殿のカナダ出張土産。ビン好きな私にーって
チョイスしてくれた同級生。
支えられ、支えられ。
横のつながりに心が整いました。ありがとう!


 

 


栗仕事

2016-09-09 11:29:19 | 旬をゴチになる

地元産の栗を近所のJA直売所で買いました。
9月に入り観梅展の〆切がいよいよ、という状況
なのですが栗仕事で気分転換!

栗には(温めることで「脾」の働きを助けるので) 気を
増し、やる気を戻したり、また、体力をアップさせたり
する効果があります。

「腎」の老化によって起こる腰痛や筋肉の衰えにも
効果があるといわれるので、“書はスポーツだ” と
実感しているこの頃にはもってこい(笑)。

 

 

初日は栗ごはん。
栗も米も栄養を全身にめぐらせる「脾」の働きを助ける
作用なのでW使いは相乗効果!
体力回復の効果が高まります。

 

 

二日目は栗と鶏肉の煮物。
こってり系の煮物はほとんどしませんが、これは別。
栗を甘辛くして食べるのも秋の到来っぽくて好きです。
鶏肉は栗と同じく「脾」の働きを助けるので、
体力回復にはよいと思います。

 

 

三日目は渋皮煮の仕上げ。
アクを抜くため、何度もゆでこぼして煮上げました。

 

 

アクはタンニン。タンニンは強い抗酸化作用です。
何度ゆでこぼしても~それでもなかなか~。
本当に強いアクだ!と驚いてしまいます。
残った煮汁を煮詰めてシロップにしました。

 

 

割れてしまった栗はジャムに。
フレーバーはラムとバニラの2つ。