未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

フィギュアスケート

2006-12-19 00:59:34 | 日常
フィギュアスケート グランプリファイナル最終日が終わった。

女子結果は、以下の通り。
1位=キム・ヨナ
2位=浅田真央
3位=安藤美姫

前日2位の安藤選手は、最終日フリーで、予定したターンが出来ず、点数が伸びなかった。
前日1位の浅田選手は、2度の転倒で、点数が伸びず…

結果や内容については、フィギュアの素人である私には詳しいことは言えない。
また、期待した結果ではなかったが、それは本人達が感じればいいことだとも思う。
私がとやかく言っても…と思っている。

しかし、これだけはいかがなものか?

“浅田も安藤も体調不良だった!”

これはないだろう!

体調不良が言い訳にはならないと言ってはいるが、結局言い訳してるじゃない!
もう本当に幻滅である!
何で言うのかなぁ…?

それを言ったら、優勝したキム・ヨナ選手だって、腰を痛めていた。

今日の番組で、あの何でも熱くフォローする松岡修造でさえも厳しいコメントをいっていた。
それは、私の思いと似たようなことだった。
環境の変化に対応する自己管理が必要だと思う。

石田三成の逸話を思い出す…
刑場へ連れて行かれる途中、喉の渇きを訴えた石田三成に、警護のものが柿を勧めると
「柿は痰の毒であるのでいらない」
と言って、柿をもらうのを断った話である。
その時、警護のもの達は「これから殺される者が何を言っている!」と言って笑ったと言うが、この気構えこそ「諦めない」「開き直らない」「投げやりにならない」武士の気概を感じる。

移動で、環境も時差も変わるなら…
風邪が流行っていたり、ノロウイルスが流行っているなら…

以上のリスクに対して石田三成のごとき意識で臨めなかったのか?
死を間近に感じる者が見せる自己管理意識。
武士としての「美」の一端を感じる。

私は、武士になる気はないが、この精神は好きである。

体調が万全でなかったのは、キム・ヨナも一緒。
一度しかない晴れ舞台で、結果を残せないのは、武道で言ったら、負け=死と言うことであろう。
死ねとは言わないが、我々は試合で負けても言い訳はしない。
してはいけないものだと個人的に思っている。

その時に勝てないコンディションでいた自分を恥じなければならない…
そんなコンディションでも勝てる方法を見出せなかった自分を恥なけれならない…

体調が悪かった…

そんなこともあるだろう。
しかし、それは結果を出せなかった理由にはならない。
そんな理由にもならない情報を無意味に垂れ流すマスコミにもいい加減うんざりである。

我々ビジネスにおいても、体調が…という言い訳は通用しない。
通用しても、次に取引があるのかどうか分からない…
少なくとも、そのような気概で臨みたいと、自分で商売をしている私などは考えたりする。
それは気負い過ぎだと言われるかもしれない…

私は、スポーツ等で結果を残した人は、尊敬しているし、その者達は、我々よりも恵まれた待遇を与えられても良いと考えている。

しかし、ことあるごとに「体調が…」と言えば許されている世界にいるのであれば…
随分と言い訳の許される楽な世界にいるものだと言いたくなってしまう。

今日は、ちょっと辛辣に…
コメント (2)
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