きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

大学受験の思い出

2017-02-12 14:22:54 | 学問
大学受験。
私が大学受験しようと思ったきっかけはドラマ。
あとは映画でした。

その映画がこちら。



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当時の私は千葉の田舎の高校生。
映画の作品は何度もレンタルビデオで借りて友人と観たものです。

ねn
ここに登場する人物達の通学していた大学が早稲田大学。
なんとなーく、東京でスーツ着たサラリーマンになるには東京の大学に行かなくちゃダメだろう・・・と漠然としたイメージでした。
そのイメージのまま高校生活を3年間過ごしてきた私。
とにもかくにも大学を受験しなくては話になりません。
とはいえ、ろくに受験勉強らしいこともしてはいませんし、第一どうやったら受験できるかもわかってませんでした。
これまた漠然と「センター試験ってやらないといけないなー」って感じです。

さて、どんなに呑気な人間でも自分の進路なんですからさすがに真剣に取り組まなくてはなりません。
私も担任教師との面談で「大学に進学したい」旨を相談しました。

担「大学はもう決めているのか?」
私「早稲田大学を考えてるんだけど・・・」
担「いやいや、お前ね。うちの高校のレベルじゃ無理だよ(笑)。他は?」
私「じゃあ日本大学は?」
担「それも無理(笑)」
私「じゃあ逆にどこの大学が引っかかるのさ」
半ば自棄気味に問いただす私。
担「千葉工業とか千葉商業、あとは城西国際とかかな」
全部、千葉じゃん・・・。
私「千葉から出たいんだけど」
担「どこか行くのか?」
私「東京か横浜へ」
担「まぁな、あの辺なら大学も多いからあるんじゃないか。ちょっと探してみろ」

こうして大学選び(レベルが合う程度)から始まった高校3年生の春。
この段階で受験を舐めてますね(笑)

それでも何とか探し出してきた私。
当時はインターネットなどはありませんので、学校で配布してる大学情報誌やら本屋での情報が頼り。
見つけてきたのが横浜にある大学「神奈川大学」。
ここは1教科受験を採用していて(当時は経営学部が適用)、私立なんだけどなんとなく国立大学っぽい学校名が気に入りました。

担「どこか見つけてきたか?」
私「神奈川大学はどうだろう?ここはうちの高校レベルでも受験はできるの?」
担「できるぞ、ただし一般入試だけどな。また面白いところを見つけてきたな。お前らしい(笑)」
最終的には神奈川大学以外に「大正大学」「桐蔭学園横浜大学」を一般で、「二松学舎大学」を推薦で受験することに。

まずは推薦入試の二松学舎大学に受験です。
こちらは小論文と面接のみ。
場所は校舎のある九段。
田舎から出てくるので、暇つぶしに父親までくっついてきて(受験中はなんとパチンコしてました)、若干お上りさんです。
ここでトラブル発生。
四谷駅からタクシーで二松学舎へ向かったのですが、タクシーの運転手さん間違ってくれました。
なんと向かった先は「上智大学」。
どことなく雰囲気の違いに気づいた私。

私「あの、ここって二松学舎ですか?」
運「え?二松学舎ですよ。ちょっと待ってね」
運転手さん、念のため校門にいた守衛さんに尋ねてましたが。
運「いやぁ、ごめんごめん。ここ上智大学だった(笑)」
これには同乗していた父親も大笑い。
父「上智かぁ、こいつがそんなレベルの高い学校に行けるわけねーじゃんよ(笑)。おい、上智には一応来れたぞ、わはは(笑)」
運転手さんと父親は大笑い。
私は試験もあるので苦笑い。
なんとか時間前に二松学舎へ到着して推薦試験を受験します。



なんか雰囲気が違います。
私と同じブレザーの制服タイプなんですが、私以外のブレザーはまるでリクルートスーツのように全身が紺色。
対して私。
ブルーのジャケットに灰色のパンツ、赤とブルーのストライプ柄のネクタイとリクルート連中から比べれば派手。

試験官「君の服、それは制服かね?」
まるでマンガに出てきそうな白髪と髭のじいさん先生が私に問います。
私「はい。制服ですけど何か?」
試験官「そんな派手な制服もあるんだね(笑)」
私は心の中で(これは落ちたな)と確信しました。
それにどうにもこの古い雰囲気のする学校は、どうにも私には合わないとも感じていましたので。
私「えぇ、このタイプの制服は私の地元では多いですよ。逆に皆さんの制服が地味なので驚きました」
と言ってやりました。
どうせ興味のない受験生なのでしょうから、嫌みの一つでも言って帰ろうと。

試験が終わって待っていた父親にそのことを話すと「いいんじゃないか。それに合わないって感じたんならそれがいいんだと思うし」と笑いながら帰りました。

もちろん推薦試験は落ちました(笑)。
お次はいよいよ一般試験。

とりあえず得意科目を受験できる試験を選択したので、試験前日まで受験勉強。
私が選択したのは日本史、国語。
私の得意分野なので、これならなんとか戦えるだろうと思っていたのですが・・・。

結果は惨敗でした。

試験内容がそういった試験ですとよりマニアックな問題になるようです。
私が面喰ったのが「坂本竜馬が襲われた近江屋事件の年月日を記入しなさい」との問題。

年月まではわかっていても日までは知らない・・・。

試験は惨敗でしたが、これで得たのは「世の中には上の人がいる」ということです。
それまでは得意分野ではトップでしたが、やはりそれは「井の中の蛙大海を知らず」です。
それを身を持って知ったのでした。

その後、浪人するかどうするかの選択があったのですが、とても1年間も勉強なんてできないと考えていた私は専門学校(公務員コース)を探し出して、東京の専門学校に無事入学いたしました。
ここまでに至るまでは本当に行き当たりばったりで、とにかく「進学はする」「東京に出る」という強い意志が無いと流されてしまいそうな感じで、すべてが終わった後はしばらく微熱が続いたくらい疲れ切りました。
でもいい経験です。

こうして私の大学受験は終わりを告げたのでした。

まさかその後、仕事で役所の仕事や大学の仕事を民間企業で携わるとは思ってもみませんでしたが。
そのお話はまたの機会にでも書きますね。
















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