きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

養命酒のメモリー

2017-01-25 10:24:29 | ブログ
今回は養命酒の思い出のお話。



現在住んでいる実家の母屋部分で子供の頃、よく曾祖父母や祖父母と両親が仕事で外出している時に預けれられていた私。
子供って、大人がすること、口にするものに興味を示します。
私の場合、周囲の大人が呑兵衛や喫煙者が当たり前の世界。
いかも旨そうにしてるもんだから興味をそそらないわけがない。

じぃーと観察して、口にしたりしたものです。
今では懐かしいシガレットチョコなどもその一つ。



現代のように「禁煙するのがマナー」とは真逆の時代。
タバコは「大人の男の嗜み」として存在してまして、大人になればだれもが喫煙するのが当然でした。
まるでガムや飴でも舐めるかのように喫煙する大人を見ていて、子供心に「食べてみたい」と思うのはやむを得ません。
一度、タバコをバラシて、葉っぱ部分を口に含んだことがありましたが、これはいけません。
なにより苦い・・・。
そして不味い(>_<)

これは大人たちに見つかって、それからはシガレットチョコをもらえることになりました。
でもこのチョコ、1本ずつ丁寧に紙が巻いてありまして、すぐに食べたい子供にとっては面倒な代物。
結局、巻いた紙はそのままにして、噛みながらチョコを吸い出す方法で食べたりしたものです。

お次はお酒。
当時の祖父母の家には、日本酒などのお酒の他に養命酒が別の場所に保管されていました。
特徴的な真っ赤な箱に茶色の徳利状の瓶、そして御猪口のような小さなコップ。



しかもこれだけはなぜか他のお酒とは別に子供でも取れる場所に保管されている。
そうか!!、これは子供でも飲んでいいんだな
子供というのは時にとてもポジティブな発想をするもの。

別に保管しているのは普段から常用するもので、いわば醤油などとも同じなわけですが、そこまでは深く考えません。
日頃の観察により、どうも祖父が帰宅してからあの小さなコップに注いで1杯飲んでいるのは確認済み。
蓋を開封した際の甘そうな香り。
それにCMでも健康にいいとの評判。

養命酒 CM(1986年)


それは漢方ですから身体にはいいでしょう。
しかしここが子供の浅はかなところ。

甘そうな香りではありましたが、苦味もあるということを・・・。
キュッと一杯引っ掛けるように飲み込んだ私。

うーーーーーーーーん、なんだこれ・・・
苦いし不味い

しかし吐き出すわけにもいかず、そのまま飲み込みました。

ごっくん

大人になった現在であればそれほど不味くは感じないんでしょうけどね、子供の舌にはかなりのパンチ力。
おかげ様で、養命酒を飲んだことは大人たちにはばれませんでした。

でも、これで飲んではいけないものとして子供の心に深く刻まれたのでした。

コメント
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