進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】 顧客価値を高めたいメンバーへ Google+積極活用のススメ

2011-12-28 00:19:43 | AKB48
※こちらでわかっていない制約があるかもなので、あくまでも考え方の話です。

営業活動というわけではないのですが、顧客からの人気なり支持なり支援なり認知なり、または共感といったものを、より多く得たいのであれば、既存の顧客との繋がりを深めながら、新規顧客を開拓する必要があります。
基本的には、顧客との新たなチャネルを開拓するとか、既存のチャネルを使ってより多くの選択肢を試すとか、とにかく有効と思われるチャネルをフル活用するのは、極めて一般的で常識的な戦略であると思います。

最近ですと「AKB48 Now on Google+」が新たなチャネルとして加わったわけですので、メンバーは当然これを使い倒すことを考えるべきだし、これらのツールを上手く使える人と、そうでない人では差がつく可能性があることも考えておくべきことです。
もちろん、メディア・ミックスの発想は重要で、ブログなりメルマガなりGoogle+、握手会、劇場公演、etc... どれか一つに力を入れるということではなく、それらをどう組み合わせれば、より人気なり共感なりを得ることができるかを考えることも必要です。
握手会でなければできないこと、Google+でなければできないこと、などそれぞれのメディアで特性が異なるので、良い組み合わせを考えることが重要です。
Google+であればソーシャルメディアの特性を生かすことを考えるべきなのは言うまでもないことですので、各メンバーには自分の頭でしっかり考え抜いて欲しいと思っています。

ブログとの使い分けはよくよく考えてみるべきで、これまでの何人かのブログの内容を見る限りでは、ブログで書いていたものはほとんど内容が浅いのでGoogle+で代替できてしまう気がしています。
一つのテーマを深堀りする必要がある場合や、検索エンジン(キーワード検索で)に上位でひっかかるような内容を書けるのであれば、ブログを使うべきですが、そうでなければGoogle+で事足りるので、力のいれどころをブログからGoogle+にシフトした方がよいでしょう。
ブログは自分の考えをまとめる場として使うとして、日常的な情報はGoogle+にすると。
(いろんな制約があってブログ書かざるを得ないのかもしれませんが)
そういう意味では、どちらかというと、ブログを検索から辿るための入り口に位置づけるのも有りかと思います。

私が提案するメディア戦略のキーワードは「軽薄短小*多」です。
とにかく情報を軽く、薄く、短く、小さくして、それを多く扱うことです。
「重厚長大」の情報もたまには必要ですが、日常的には不要です。
(たまにブログで自分の考えをまとめる機会を持った方がよいとは思いますが)
基本戦略としては、日々の行動とGoogle+を同期させるのです。
「○○にいる」「△△している」「□□が面白かった」etc... といった1行程度の些細な情報を多く流し込む、それもできるだけリアルタイムで。
フォロワーを自分の行動と同期させることで、その人の生活時間(結果的にその人の興味関心)を自分のところに奪ってしまうのです。

流し込む情報が面白くなければならない、ということは全くありません。
面白くなくてよいのです。
(この点がブログの活用と大きく異なる点です。)

ちょっと単純な例ですが「今、○○○という番組見てる。」という情報があれば、フォロワーもその番組を見ることができます。
同じ時に、同じ番組を見る体験が可能になるのです。
ひょっとしたら擬似的な会話も可能です。(コメントに応えるわけではない一方向の情報発信でも、リアルタイムで行えばフォロワーとの会話になる)
この生活空間の仮想的な共有は、新たな顧客体験を生むことができるはずです。
新しい共感の形です。

それともう一つ。
音楽と同じで、想いを共有するのに、必ずしも音が多く必要とは限りません。
バラードでは、あえて音を少なくすることが有効です。
それは、音と音の間の余白を、聞き手が創造して埋めるからです。
これと同じことをソーシャルメディアでやるのです。
言葉少なくても、いろんなものを共有できるはずです。
自分への理解を深めることも可能なはずです。

もちろん、なんでもかんでも情報発信すればよいわけでもなく、出すところと出さないところの線引きはしっかりすべきでしょう。

とにかく、人気なり支持なり共感なりを得たいと思っているのであれば、もっとメディア戦略をしっかりと自分の頭で考えるべきです。
(よくわからないなら、周りの人に相談しましょう。)
ある程度の人気メンで考えないのならわかりますが、そうではないメンバーがGoogle+などを積極的に使っていないのはどうかと思いますよ。
(私はGoogle+の味方でもなければ、その良さを余すことなく知っているわけでもないのですが)


Twitter連動とか、メンバー間のコミュニケーションなどについてはまた今度述べるですかね。

実験場としてのAKB48

2011-12-26 00:01:07 | AKB48
素人の戯言程度に思って頂けるとこれ幸いです。

大島優子と篠田麻里子の比較をしよう(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51792894.html

学校で考えよう。
同じクラスだからといって仲良くできるわけでもないし、無理に仲良くすべきでもない。
小中学校で先生から「クラスメイトは仲良くしなさい」のように刷り込みされるが、これは実態とかけ離れていて、かなり無理筋だ。
40人も人がいたら、合わない人がいても"普通"だ。

しかし、仲良くするわけでもなく、かといって嫌い合うわけでもなく、切磋琢磨する関係は成立できる。
たとえば何かのスポーツのプロ・チームで考えると、チームメイトが仲良くする必要はないかもしれない。
だが、試合に勝利するという目的のために協力し合うことはできるし、強いチームを作るための共闘の仕方もあるだろう。
人と人が付き合うのには、様々な状況や条件において適切な距離感というものがある。

これを無視して「仲良くしなさい」などの上意下達のような風習は最悪だ。

「仲良く」=「争いごとのない」
といった理解は間違っている。
市場原理の調整メカニズムがそうであるように、良い均衡を得るためにはそれぞれが信じるものに向かって「争う」ことも必要なのである。
もちろんある一定以上の参加者が「学習」できることが前提だが、争うというのは答えの無い世界において、より良い答えを求め探す行為に他ならないのである。

AKB48のコンセプトの一つである「ガチ」にもまた、そういった意味が込められているだろう。
(ガチとガチがぶつかることで、何かが生まれてくるのだ。)


さて、まえおきをおえて、リンク先のスレについて自説を述べよう。

(かなり大雑把に言えばという話で、具体的に見ていけば、そして考える時によっても異なる見解が得られるだろう)

私が思うに、大島さんは小さい頃から子役をしていただけあって、他のAKB48のメンバーと比べて相対的に「社会的価値」を重んじているのだと思う。
もともと「女優」を目指していたこともあって、はじめからAKB48が1つのステップなのである。
他にも女優を目指しているメンバーは多いが、それはAKB48の延長線上にあるのであって、ステップではない。
他のメンバーは、AKB48としての成功がまずあって、その成功の結果として女優としての道が広がるという認識だ。
つまり、大島さんは「女優(入り口)→AKB48(ステップ)→女優(目標)」なのに対し、他のメンバーは「AKB48(入り口)→女優(目標)」なわけだ。

誤解されると困るが、AKB48としての成功を重んじていないと言っているのではない。
AKB48としての成功を重んじているのは、ほぼ全てのメンバーで共通だと思う。
(高橋みなみさんは人一倍想いが強いのかもしれない。)
大島さんの場合は、現状認識をするにあたって他のメンバーよりも社会的価値を重んじているということを言いたい。

通常、人は子供から大人になるにしたがって(社会的経験を経るにしたがって)、社会的視点を一つひとつ獲得していくものである。
そういうのもあって他のメンバーと比して「大島さんは大人だ」と言ってきたのである。
(社会的視点をより多く持っているという意味。それが良いことなのか悪い事なのかはまた別の話だ。)

あえて言及することでもないのだが、一つだけ気がかりなのは、大島さんが努力の成果として獲得してきた「巧さ」だ。
その巧さが、大きなエネルギーを消費する構造を持っているために、エネルギーの供給が途絶えると脆いだろう。
若い時にはそれでよいし、アイドルとして突っ走るときには、それで悩みながらも気合で前進すればうまくやっていけるかもしれないが、今後女優としてやっていく時には、発想の転換を求められる。
新たなエネルギー源を確保しながら、自分自身を変えていかなければならない。
それは線形の進化ではなく、異なる変化軸を手に入れていくということだ。
ヘタに巧く乗り切ってしまうと成長の機会を逃す可能性もあるが、大島さんには乗り切る力があると思うので、巧さとの兼ね合いで苦労しなければよいが、と思う。
女優とAKB48のバランスを考えると、もう少しAKB48では失敗することを考えるのも有りかもしれない。
実験場くらいにAKB48というプラットフォームを利用するのもありではないか。
それはそれで大人としてのプライドが許さないかもしれないが。

私なんかが言うまでもなく、本人が一番わかっていることだとは思うが・・。
それこそ大人だから。


大島さんのことについてしか述べてませんね・・。
篠田さんについてはまた時を改めて。

今年のベスト本

2011-12-24 19:28:02 | ブログ情報(News Release)
今年のベスト本について。

これまでいろいろ本を読んできましたが、MITのピーター・M・センゲの『学習する組織』が最強だと思います。
旧版は『最強組織の法則』で1995年に出版されたのですが、今年、新版として『学習する組織』としてリニューアルされたのですが、21世紀の新しいマネジメント体系だと思っていて、私の中ではドラッカーやらジェイムズ・C・コリンズの『ビジョナリーカンパニー』を過去のものにしてしまいました。
いろんな場、研修なんかで「システム思考」をやるかもしれませんが、全然だめですね。
2,3日でシステム思考の本質をつかむことは出来ません。
正直、とあるコンサル会社の研修を受けた時には馬鹿にしてましたが、『学習する組織』を読んで目が覚めました。
馬鹿なのは私だったと。

2012年は『学習する組織』の知見を生かして語っていきたいと思います。

AKB48 Now on Google+ が面白い

2011-12-23 01:15:05 | AKB48
『AKB48 Now on Google+』

いいですね。
「軽薄短小」がキーワードで、その方がメンバーの日常に寄り添えるメディアになれますよね。
ブログはSNSに比べると少し重いので、更新頻度が落ちますし、メンバー間のコミュニケーションが発生しにくいという点で難点があります。
重いテーマを語るには向いているのですが。

軽薄短小の最たるメディアであるTwitterと連動しつつ、画像や動画も扱えるのもよいですが、
何よりもGoogle+でメンバー間のコミュニケーションを顕在化することに一定の成果があったというのは評価できます。

ファンが、メンバーの生活と同期できるようになったのは、新しいところです。
もうブログの多更新は不要になりましたね。

もう少しコミュニケーションが顕在化するとより思います。



コメントへの返事が遅くなってごめんなさい。
ブログから遠ざかっておりました・・。
明日返信いたします!

【AKB48】 秋元康が語る「AKB再生」の真意

2011-12-23 00:45:44 | AKB48
至極真っ当なことなのですよね。
基本に忠実であること。

そして本気なやつには勝てない。
24時間そのことばっかり考えている人には勝てないです。
寝てる間の脳が整理している時でさえそのために費やされているわけです。

AKB48について1日1時間考える人と、12時間考える人とでは、
後者のほうが12倍の人生を生きているようなものです。
寿命が70歳だとすると、後者は寿命が840歳のようなものです。
一般人と仙人くらいの差が有ります。
まぁ少し大げさですが・・。


秋元康が語る「AKB再生」の真意


日本有線大賞

2011-12-10 21:00:33 | ブログ情報(News Release)
大賞は、ふくい舞さんになったようです。

まぁ・・有線大賞だから有線の都合でいいんだよね。
TBSが有線大賞を放送するのもTBSの都合だし。

そろそろ有線大賞が放送されることもなくなるんじゃないかな。

つくりが古いよね。
TBSの年末の音楽番組は。
レコード大賞と有線大賞。

誰でも簡単に楽曲を聴ける時代の音楽番組ってどうあるべきなのか。
FNS歌謡祭を見習って欲しいな。

【AKB48妄想シリーズ】AKB48のタオ<道> 空っぽの絶対的エース 前田敦子

2011-12-09 07:48:13 | AKB48

※なんと事前の予想に反してAKB48妄想シリーズ第2弾は前田敦子さんでお送りします。
前田さんの本質的なところに焦点を当てたいので、細かい違いみたいなところは気にしないで頂けると幸いです。




↓この記事を読んでビビッと来ました。

前田敦子 6年前は「凄く暗かった」 劇場支配人が回顧(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/12/06/kiji/K20111206002182740.html

(太字強調は筆者によるもの)
AKB48の原点である東京・秋葉原のAKB48劇場が8日にオープン6周年を迎える。劇場支配人・戸賀崎智信氏(38)に、この6年の軌跡をセンター・前田敦子(20)に焦点を絞って尋ねた。

 「前田は凄く暗かった」。戸賀崎氏は2005年10月のオーディションを思い返す。

 「歌い終わった前田は暗かったが、質問されて最後にニコッと笑った顔が凄く可愛かった。その笑顔はみんなをキュンとさせるものだった。審査員の間で“暗いけれど最後の笑顔が凄かったね”という話になった。前田が通過した理由はそれだけだった

 06年4月の劇場公演で総合プロデューサーの秋元康氏(55)は前田のソロ歌唱がある曲「渚のCHERRY」を作った。劇場オープンから約4カ月たって客足も伸び始めていたが、メンバーが多いため「誰が誰だか分からない」との声が上がっており、観客の目を引く存在が必要だった。

 芸能界を志す人なら誰でもスターに憧れるはずだ。AKB48の中にも、できるだけ目立ちたいと思うメンバーは少なくない。だが、前田は当初、自らのスター化計画に拒絶反応を示した。

 「もともと前田はソロで歌いたいと思ってなかった。人と違うことをするのを怖がるタイプだった。“渚のCHERRY”は一人だけ黄色い衣装を着て歌うが“なぜ私が一人で歌わなくちゃいけないの!?”とレコーディングスタジオに閉じこもってしまうほどだった」

 しかし、それでも秋元氏は前田をセンターに抜てきした。後に選抜総選挙でその人気を実証することになるのだから秋元氏の先見の明と言える。

 「秋元さんは前田が最もセンターっぽくないからセンターにしたのだろう。大島優子の魅力は分かりやすいが、前田はみんなが謎だと思う。握手会でも“あっちゃんは省エネ”と言われるが、それでも人気がある。イヌとネコに例えるならばネコのような存在で、だから人の興味を引く」

 あれほど前面に立つのを拒絶した前田が今年はシングル「Flower」でソロデビューした。劇場の発展、AKB48の躍進とともに前田自身が成長したことの証だ。

 「前田は子供から大人になった。震災後は被災地を回り、自分の姿を見ると泣きながら喜んでくれる人たちがいることも知った。芸能人としてのあり方を考えるようになり、成長してきている。まだ進化するだろう」


前田敦子さんの魅力。
たぶん、誰も理解していない。
なぜなら、誰にも理解できないから。

それを最も端的に表現する言葉は
TAO(道)

そう、2500年前に存在したという老子が残した言葉である。
TAOはその性質上、理解しようとするところからは理解を得ることはできない。

ちょうど2年前に書いた2つのエントリの内容を元に語ることにする。
(ブログ開設当時は今よりしっかり書いてたな・・)
タオ 道』(進化する魂)

タオとの出会いは、気づかないくらい静かで穏やかで、大きく、そしてやわらかいものだった。

タオは自己主張しない。

存在しないことで、そこに存在している。

気づかされることはない。

しかし、気づこうとして気づけるものでもない。

タオは、ただ静かに穏やかに、そしてそこに在る。

どこに存在するかを言語で表現することはできない。

なぜなら、タオは存在という言葉の意味を超えている。

しかし、タオはそこに在る。

あえていうなら、「ない」ことで「ある」。

これまで幾人かの人達がタオを「究極の哲学」と評したが、
その一方で幾人かの人達が「矛盾に満ちた詐欺だ」といった。

タオは言語でも数式でも完全には説明できないから、矛盾に満ちて見える。

足し算だけで高等な科学理論を説明することが難しいように。

小さいもので大きいものを説明するのは難しい。

そもそも言語や数式とは、相対性を用いた認識手法だから、絶対的なタオは認識できない。

だから結局私のタオに対する理解もまた、中途半端なものでしかない。

それでも私はタオに心を傾ける。

また、そのために逆の方向へも走る。

あらゆるものに「名前」をつける。

今日もまたいろんなものに、こうして「名前」をつける。

それで結局、タオから外れて、またタオに戻る。

タオは静かで穏やかで、大きく、そしてやわらかい


前田敦子さんの魅力はタオ<道>なのだ。
そして、そんなタオが、何ゆえに大きなパワーを持ちうるのか。
それを次のエントリを元に語ろう。

空っぽの有用性』(進化する魂)


老子道徳経の第11章

三十輻共一轂   三十の輻(ふく)、一つの轂(こく)を共にす。
當其無有車之用  其の無に当たりて、車の用あり。
挺埴以爲器    埴(つち)をうちて以って器を為(つく)る。
當其無有器之用  其の無に当たって、器の用有り。
鑿戸以爲室    戸ゆうを鑿(うが)って以て室を為る。
當其無有室之用  其の無に当たって、室の用有り。
故有之以爲利   故に有の以て利を為すは、
無之以爲用    無の以て用を為せばなり。

[当Blogによる独断と偏見による意訳解釈]
車ってのは車輪の穴に車軸を通すことで動くよね。
穴がなかったら動けなくて車の意味無いよね。
土をこねて器を作ってみても、中がくり抜かれてなかったら使えないよね。
器ってのは中が空だから意味があるんだよ。
戸や窓ってものを形作って部屋を作ってみても、中がつまってたら使えないよね。
部屋ってのは中が空じゃなきゃ意味ないんだよ。
ってことで、我々は普段モノが役に立っていると思うけど、実はその前段で空っぽであることが役に立ってるんだよな~。


慣れていない人にはちょっと難しいかもしれないけれど、我々は普段「何かが役に立つ」を「(有形無形を問わず)構造を持った何かが役に立つ」と無意識的に脳内変換している
役に立つモノは「有」であると考えている。
例えば、我々は普通「家」を役に立つモノだと考えるけど、「家の中身(空っぽの部分)」が役に立つとは考えていない。
役に立っているのは「家」であって「家の中身」ではない。
同様に水を飲むのに「コップは役に立つ」けど「コップの中身が役に立つ」とは考えない
それは、我々が「コップ(有)」を考えるとき、無意識的に「コップの中身(無)」を前提として捉えているからだ
(少ない事例でいきなり結論めいたことを述べるが)
要は、「有」の前段に「無」があって、「無」がなかったら「有」が存在し得ないということを意味している。


これは「無」の中に「有」があるってことなのだ。
いつもの言葉で言えば相対性を用いて「無」から「有」を構築しているということ。
この視点はものすごく強力なもので、万事に適用できる。
少しずつ突き詰めていこうと思う。

これが「空っぽの有用性」とどう絡んでくるかを述べよう。

いきなりサッカーの話をしよう。(適切な例かはわからない)
サッカーというスポーツでの肝要は、空きスペースを創ることにある
戦略高いチームは空きスペースを相手陣地に創り出す戦術に長けている。
相手を誘き寄せて空白地帯を創り、そこにパスを出す。
そこにパスが来ることを予期していたプレイヤーが抜け出してボールを受ける。
そのプレイヤーはスペースにおいて自由を得るのだ。
伝説的で独創的プレーが表現されるのはプレイヤーの自由があればこそである。

続いて、組織の話に移ろう。
例えば「会社」について考える。
「会社」には身体があるわけではない
「会社」という組織は型であって中身はない。
しかし、中身がないから、中にいる人は自由に行動できる。
たいていの「会社」には、中にさらに「役職」という型がある。
会社」の中身が空っぽだと個人の自由裁量が大きすぎるので、普通さらに「役職」という型を創って個人の裁量を限定する
しかし、逆に会社の中身を型だらけにしてしまうと個人の裁量がなくなってしまう
こうすると、もはや自由意志を持つ人は不要になる
単純労働は新興国に移動するか、もしくは機械化されてしまう

型をどう決めたらよいかわからない仕事もある
その場合、やはり自由意志を持つ人と「空きスペース」が必要だ
一般にクリエイティブな仕事をする人に当てはめる型を少なくするのはこのためだ。
芸術家にいたっては型をはめようとしないだろう。

これで感のいい方はもうわかるだろう。
「空っぽの有用性」とは「自由」にある
換言すれば、人間の「自由」を発揮したければ「空っぽ」であることが有用であろう
「自由」を発揮させたくなければ「空っぽ」を創ってはいけない

さて、そろそろ「真空人格のエネルギー」と「空っぽの有用性」を繋げて考えてみよう。
(もう答えてしまっているけれど)

なぜ真空人格の周囲に莫大なエネルギーが生まれるのか
それは「自由」が周囲にもたらされるからだ
「自由」は人類が持つ最も強力な性質だ。
「自由」がなければイノベーションも生まれない。
「自由」がなければ何も変わらないだろう。
(「自由」が何かという究極の問いについての持論はいつか述べたい)
あとはどのような方向性(型)が示されるかだけだ。

ゆえに、「創造性」を最大限発揮したければ「神のごとく沈黙すること」である
その真空の周囲には「自由」がもたらされ、能力の限りを発揮するであろう。
ただ、その発揮される方向が必ずしも望ましいものとは限らないなら、真空加減を調整するしかなかろう。
時としてその調整には「権威」が用いられる
「権威」は型のようで型でないようなものだ。
解釈そのものに自由裁量があるからだ。
非常に便利なツールである。

AKB48の絶対的エース

AKB48の莫大なエネルギーを創り出す 本当のエネルギー源

生ける伝説 それが前田敦子

AKB48 Now on Google+

2011-12-08 22:46:30 | AKB48
なるほど。
これは違和感をもたれても仕方が無い。

AKB48 Now on Google+
http://www.google.com/intl/ja/+/learnmore/quickguide/index.html

Google+はソーシャルOSを目指しているなんて説もあるが、基本的にはあらゆるコミュニケーションを統合的に提供しようとしているクラウド・サービスで、トラフィック競争を過去のものにして、レイヤーをあげてもっと幅広い情報、とりわけコミュニケーションを獲得しようってものだ。
うまくいくかどうかは別として、FBやTwitterとは目指しているものが違う。

その意味からして、「AKB48 Now on Goolge+」には全く違和感ない。
当然の戦略だと私は思う。

そう、そうなると、この間のプロバイダ事業が何だったのかが、むしろ気になる。
戦略の統合性、一貫性についてどう考えればよいのか、そこが見えてこない。

AKB48がプロバイダをやると聞いた時、
まさにAKB48 Now on Google+ のようなものを狙っていると思ったのだが。
これはどういうことか。
だから、プロバイダやると言ったとき、筋が悪そうだと言ったのだ。

誰か説明して欲しい。