goo blog サービス終了のお知らせ 

進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

指原の速報1位が巻き起こした「リベラル vs. コンサバ」論争

2013-05-31 13:31:20 | AKB48_軽ネタ
前にAKB48世論を四象限で捉えてみる、という話をしたことがあるのですが、

AKB48における世論を「富国」「強兵」「公議」「輿論」の四象限で捉え直す
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/c4bbb779669e0569b7cc094e323a78bd

上記は世論を「向かおうとしている先」で、目的論的な観点で捉えなおしたものでしたが、「思想」的な観点で捉え直すと、やっぱり「リベラル」と「コンサバ」の立場が出てくるなぁと思いました。

ここでいうリベラルは「自由主義」のことなのですが、わかりやすく「個人(個性)尊重主義」ということにしましょう。

コンサバを「保守」とするとややこしくなるので、わかりやすく「伝統(理念)尊重主義」ということにしましょう。

誤解のないように最初に明らかにしておきますが、ラベル貼りで論理の単純化をしようとしているのではありませんし、ここでのリベラルとコンサバの定義は簡便化しています。

まとめサイトなどを読んでいると、リベラルとコンサバが互いの立場を理解しないまま同じ土俵で議論しているから、議論が集約せず(妥協点が見いだせず)にコンセンサスを得るところまで話が進まない印象を持っているので、立場の相違を理解する一つの助けとして提案した方がいいかなと思っているだけです。

(議論したいだけで、答えを求めていない人々も一定多数存在すると思いますが。)

(当Blogのコメント欄でも同様の相違がみられますね。)


「伝統尊重主義」は(と言えでも一様ではないですが)、基本的立場として総選挙の順位や選抜の編成、運営のあり方について伝統的なアイドル像を追求します。

「アイドル」としてのあり方を尊重します。

その思想的な背景には、AKB48その姿を変節させながらも、あくまでも「アイドルであること」には重い意味があるという考えがあるのだろうと思います。

「アイドル」という分野には、長年の風雪に耐えただけの価値があるのだ、それがAKB48の競争優位だ、ということでしょう。


「個人尊重主義」は(と言えでも一様ではないですが)、基本的立場として、過去や伝統よりも、1人ひとりの個性を大切にします。

オンリーワンな個性を尊重し伸ばそうとします。

その背景には、時代が変われば価値基準もそれに合わせて変わるべきだというものがあり、AKB48の世代交代についても既成の枠に縛られない自由さを認め、結果として大胆な変化が必要だとします。

AKB48は時代を創るのだから、「アイドル」という定義さえも必要であれば拡張・変化させていくべきものだ、それがAKB48の競争優位だ、ということでしょう。



今回の総選挙を見ていて面白いのは、指原の速報1位や松村の速報17位で「リベラル vs. コンサバ」の対立が鮮明になってきたということですね。

これまで総選挙などは個人戦だったのですが、今後は緩やかな自己組織化が起きるか否か、その結果パワーバランスがどう変わっていくか、も見どころです。