あるところでの話を、話し言葉をそのままブログに載せてくれというので、出来る限りそのまま書きます。
怒り口調に読めるかもしれませんが、単純にそういう話し言葉なのであって、怒っているわけではありません。
あしからず
藤本美月。
紅白歌合戦でのバク宙には胸が熱くなった。
アイドルがバク宙することに感銘したのではない。
藤本美月があのバク宙を通して、SKE48に関わるみんなの気持ちを全国に伝えたのだ。
間違いなくあのステージにおけるMVPであった。
そんな彼女がSKE48を辞める。
SKE藤本「皆さん約束して下さい 夢を持って下さい」(SKE48まとめもらんだむ)
http://ske48matomemo.doorblog.jp/archives/27382714.html
保育士という夢に向かって進むためだという。
私は、この話を聞いて悲しくなった。
「保育士になるためにSKE48を辞める。」という概念に。
これはSKE48だけではなくAKB48グループ全体での話しになるのだが、こんなことがあっていいのか?!
なぜ藤本美月がSKE48を辞めなければならなかったのか?
二束のわらじを履いてはどちらも中途半端になるからか?
二兎を追う者 一兎をも得ず?
部活のノリで保育士やアイドルをやるな?
バカやろう!!(まりやぎ風)
よく考えてくれ。
保育士になるという夢と、SKE48のメンバーとしてアイドルになるという夢との本質的な違いは何だ?
違いなんかない。
求めているものは同じだろう。
だから藤本美月はSKE48に入ったのだ。
なぜスーパー保育士を目指さない?
一体どんな保育士になろうとしているのか。
目指しているものは保育士か、それともなんだ?
一体全体、本当のところ何を目指しているのだ。
みつき先生がSKE48のアイドルだったらどういう世界が待ってる?
SKE48は子供達のヒロインになることを目指さないのか?
なぜ、メンバーの夢とSKE48の夢を融合させて新領域を創り出そうとしない。
SKE48は君の為に精一杯バックアップする、SKE48とともに新しい保育士、新しいアイドルを目指さないか?
と、なぜ言わない、なぜやらない。
マーケティング的にも意味があるだろう。
結果として変わらないかもしれないが、
基本的に、メンバーの夢と組織の夢を掛け合わせて利益を創出する仕組み回すシステムを構築するのがビジネスだろう。
そこに頭使うべきだろう。
夢のために卒業するという話を、本人の意思として受け流すとは何たる無能か。
センスがない。
ナンセンスだ。
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文章にするとちょっと言葉がきつい感じもしますが、実際のところそうではないです。
上記に関連して、大島優子の書初めを思い出しました。
二頭を追う者 三頭も得る
私は、この言葉を知った時に、これは非常に深い言葉だと思いました。
二頭を追う者が、なぜ三頭も得ることができるのか?
不思議に思いませんでしたか?
もともとの「二兎を追う者 一兎をも得ず」の意味からすれば、二頭を追う者が一頭どころか二頭でもなく、三頭を得るのですから。
それは、二頭を追う者が、ただ追うのではなく創意工夫をするからです。
単純に二頭を追うのでは一頭も得られません。
しかし、主体的かつ積極的に二頭を追う者は、二頭を得る方策を考えます。
その中で、二頭どころか三頭を得る能力を手にするのです。
イノベーションが複数の領域に跨る統合(新結合:要素の組み換え)によって引き起こされるということと深い繋がりがあるように思います。
あえて二頭を追うことで三頭を得る能力を得るのです。
AKB48グループは「二兎を追う者 一兎をも得ず」よりも「二頭を追う者 三頭も得る」を採用した方がよいかもしれません。