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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】これからの握手会について語り合おう

2011-09-13 12:26:25 | AKB48
握手会を終えて(トガブロ)
http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11015245682.html

最近は、今までにないトラブルとしてイベントに参加した人がメンバーに酷いことを言ったり、馬鹿にしたり、おもちゃのゴキブリを持って脅かしたりするという事を聞きます。

皆様にお願いです。

メンバーはAKB48として自分の夢を叶える為に、毎日頑張っています。そして、その夢を応援して下さるファンの皆様に御礼をさせて頂く為に握手会を行っております。

決して、酷いことを言われても、泣くのを耐えて笑顔を作ったりする為に握手会を行っているわけではありません。

AKB48である前に、応援して下さる皆様と同じ、人間です。

そして、大半のメンバーは、殆ど社会経験のない中・高生です。

大人は冗談だと思って言ったことも、どう解釈して良いのか?わからないことも多いと思います。

時には疲れていることもあると思います。

それでも、皆様に「応援してます!」「頑張ってください!」と言われると元気になれるから握手会を楽しみに出来るのです。

昔、ファンの皆様に「応援することはメンバーの笑顔を守ること」だとお伝えしたことがあると思います。

握手会で大切なのは、どうしたらメンバーから認知を貰えるか?ではありません。
何を伝えたらメンバーが笑顔になってくれるか?
が一番大切なのです。
ファンの皆様の笑顔を見て、メンバーが笑顔になる。メンバーの笑顔を見て、ファンの皆様が笑顔になる。

こうして、人と人との「絆」を深めるのが握手会です。

そして、ファンの皆様とメンバーと運営が三位一体になって「絆」を深めて来たからこそ、今のAKBがあります。

その「絆」を大切にこれかも握手会を行いたいです。

その為には、ファンの皆様からのご協力が必要不可欠です。

10万人になっても、劇場で行っていた時のようなアットホームさのある握手会にする為に・・・

これからもAKB48プロジェクトの応援宜しくお願い致します。


1日様子を見てみましたが、賛否両論という感じですか。

握手会に10万人が参加するとなると、心無い参加者が1%だとしても1,000人ですからね。
おそらく0.1%の100人でも問題行為を起こせば取り扱いは大問題になると思われます。
まず、この規模感を頭に入れておきましょう。

しかし、こういうことは、どの世界でも起こるものです。
全体としてみれば一部の問題が、バイアスがかかって全体の問題のように見えるのです。

人というのは、物事を平準化して見るというのは苦手でして、何らかの動きに対して大袈裟に認知してしまう癖があるのです。
生物界における激しい過当競争の中で生き残るためには、それが必要な機能だからです。
完全な情報を手にすることはできないので、完全な合理的な判断というのは不可能でありますから、状況が刻々と変化する中で、どこかの動きに着目して何らかの判断をしていかねばなりません。
鈍感でいるわけにいかないのです。

AKB48オタの皆が問題になるようなタイプなのではないです。
なので「現状の握手会を継続しなければAKB48の存続に関わる」なんてことはないのです。
ということは抑えておいて、次の話題に移ります。

★★★★★★

(たぶん、当Blogでは何度目かの繰り返しになるのですが)

まず、AKB48のコンセプト「刺さるアイドル」→「会いにいけるアイドル」からして、会いにいけないアイドルになるのは絶対に取れない戦略です。
会いにいけなくなったら、もはやAKB48ではありません。

であるからして、考えるべきことは「如何に持続および発展可能な形で会いにいけるアイドルで有り得るか」ということになります。

制約事項は何かを考えます。
・メンバーの人数
・メンバーのスケジュール
・メンバーひとりで処理できる人数
・メンバーの体調(精神的・肉体的)
・顧客から受けるダメージ
・運営費
・運営プロセス
・etc..

今回様々な形で指摘されている問題は、主に「メンバーひとりで処理できる人数」制約を超えることによる負荷と「顧客から受けるダメージ」によって「メンバーの体調(精神的・肉体的)」制約を超えてしまうということでしょう。
「メンバーひとりで処理できる人数」制約を超えることは「メンバーのスケジュール」制約にも影響しますが、こちらも大きな問題になり得ます。


運営する側としては、反社会的勢力や脱規則的行為を排除して健全性を維持することなども考えなければなりませんが、ここでは取り扱いません。

「持続および発展可能な形で」を可能にするためには、制約を超えないようにする必要があります。


「会いにいける」コンセプトを違った形で実現する新しい枠組みを構築することで、制約事項を変えてしまうという方法論も大いにありだと思います。

★★★★★★

そもそも、なぜ「会いにいける=握手会」なのかということも考えねばなりません。

理由は簡単です。
AKB48が「会いにいけないアイドル」になったからです。
AKB48劇場の収容人数(250人?)が小さいためにチケットの入手倍率が高いことと、主力メンバーがマス・アイドル化してスケジュール調整が難しくなったことなどがあると思います。
(他にもあるのかもしれません。)

AKB48総合プロデューサーの秋元康氏は当初のコンセプト「会いにいけるアイドル」を堅守するためにも「握手会だけはなんとしても続ける」と主張しています。

よって、「会いにける=握手会」なのです。

その他の観点として「握手」という行為が比較的ライト(軽い)なので運営側にとってもやりやすいという側面もあるでしょう。

マス的な観点からすると、このライトさは売りです。
メンバーと1対1で、がっつり30分話をしろと言われたら、相手が小さい子供だったら結構つらいものがあります。
相手も必ずしもがっつりコミュニケーションを求めているわけではないのです。
一言ふたこと話をする時間をとるのに握手という行為が適当なのです。
ライト層を取り込みつつ、ヘビー層は何回か握手すれば積算値としてある程度のコミュニケーションが可能になるということです。
少しお金を払いたい層と、がっつり払ってもOKという層の両方を取り込むことが可能ですね。


2ちゃんねる話として、握手だと負担が大きいから「おじぎ会」にしたらどうかというものがありました。
そっちの方が日本的だと。
アイドルとおじぎし合っている姿を想像すると面白すぎる・・。

実は、もう1つ握手会には重要な側面があります。

メンバーと顧客の接点を作ることで、メンバーに自覚を促すことと、主力メンバーの選抜プロセスを兼ねているということです。
顧客と直に接することで、いろんなことを認識する場になりますし、この握手会を通して這い上がれるメンバーが、主力メンバーになれるのです。
また、自覚の芽生えないメンバーや、向上心のないメンバーを、この握手会を通して離脱を促す効果を期待できます。
いわば、ふるいです。

単なるファンサービスではなく、戦略的な意図をもって行われているイベントなのであります。

★★★★★★

理想は、制約を超えない範囲内で、会える資格を優良顧客だけに限定して、不良顧客を排除したいわけです。

しかし、これが難しいのです。
(簡単であれば誰も苦労しない。)

制約を超えないようにする最も簡単な方法は、握手会の参加者を何らかの形で厳選することです。
方法としては幾つか考えられるでしょう。
・握手権の数を絞る。
・1回の握手権の上限を低く決めて、複数回の実施を基本とする。
・握手権の値段を上げる。
・握手権に購入条件を付け加える
(例えば、劇場公演への参加回数、年齢制限、面接、優良顧客と証明するもの、etc...)
・etc...

しかし、どちらにせよAKB48のコンセプトである「会いにいける」ことを制限するわけですから、リスクが伴います。
気楽に会える(コミュニケーションがとれる)ことで掴んでいる層を取り逃がしてしまいます。


気軽層がAKB48のビジネスに与えるインパクトがどの程度あるのかは、調査とシミュレーションをしてみないとわかりません。
もし、小さいなら、もう気楽に会える層を諦めるのもありだと思います。

次に、優良顧客に限定して、不良顧客を排除する方法を考えます。
これは、握手権に購入条件を付け加えるか、もしくは不良顧客が興味を持たないようにすることなどが考えられます。
(監獄に閉じ込めるなど強制排除する権限と能力はありませんので)

できれば、金をどれだけ払ったかではなく、時間と労力をどれだけかけたか、でふるいに掛けれるとよいのですが、顧客離れを生まずにどう精度設計できるか、大変に難しい問題です。

高級ブランドでもあるまいし、サービス提供者が顧客を選ぶのはAKB48のコンセプトに会わないし、実質的には難しいかなと思ったりもします。

★★★★★★

(また話が長くなってきたので、そろそろ結論へ・・。)

AKB48のコンセプトが「会いにいけるアイドル」だという点はわかりましたが、では、逆に顧客はAKB48に何を求めているのでしょうか。
AKB48に深くコミットしてくれる顧客が求めているものは何か?という点です。

あるTO(トップオタ)が「AKBは接触が命」などとくだらない事を述べていましたが、私は異なる考えを持っています。

マーケティング学者、セオドア・レヴィットの有名な言葉があります。
(厳密には、レヴィットの書籍に出てくる人物の言葉)

「1/4インチのドリルを買いに来た客が欲しいのは、ドリルではなく1/4インチの"穴"だ。」

私はAKB48の顧客が求めているものは「コミュニケーション」だと思っています。
それも、より深いコミュニケーションです。
肉体的接触によるコミュニケーションではなく「心と心のつながり」という意味でのコミュニケーションです。
キレイゴトを言うつもりはありません。
私は、あらゆるコミュニケーションの行き先が「知的好奇心の充足」だと信じているのです。

あなたは、知的好奇心の充足を得ない肉体的接触に満足できるでしょうか。
断言しておきます。
できませんね。

性的欲求は、「性」を介した知的好奇心の充足を目指すものであると信じます。

AKB48のメンバーにエロを押し付けるメンバーは、エロを介して知的好奇心を充足したいのです。
しかし、これは知性の足りない短絡的な発想による行為だと理解すべきなのです。


ある宗教は生殖を目的とする性行為以外を認めませんが、実に愚かなことです。
性欲を媒体として得る知的好奇心の充足があるのです。
失敬。

★★★★★★

さてさて、話を戻して、では顧客に深いコミュニケーションを提供し、お互いが納得し双方にメリットのある関係性を築き上げるにはどうすればよいでしょうか。

トンデモと言われるかもしれませんが、あえて提案します。

握手会を辞めるか、もしくは回数を減らしなさい。
先に挙げた制約を守る方向で調整するべきです。

その上で、
1つの考え方として、グループディスカッションを提案します。
座談会と呼んでもかまいません。

AKB48や各メンバーについて、メンバーとファンが直接議論して頂く機会を設けます。
その場、その時、その参加者によってしか生まれない生の価値を提供するのです。
グループディスカッションの様子はビデオ撮影して、イベント後に販売します。
メンバーとファンの意見とをぶつけあってください。
お互いに自分達の問題として語り合うのです。

これぞソーシャル・アイドルであります。

・AKB48へ深いコミットをしない参加者への敷居を上げる
・顧客体験価値を向上する
・共同体の監視効果を狙う
・共同体の交流を活発化し、顧客基盤を確立する
・メンバーの自覚や向上心を刺激する
・メンバーと顧客の信頼性を高める
・etc...

そんなヘビーな関係性求めてないよ!という顧客には別の施策を考えましょう。

ちょっと最後、いい加減になったな。。
握手会→グループディスカッションの流れに唐突感があって論理の飛躍が・・(笑)
だって疲れるんだ・・書くのが面倒になってくる