展覧会シーズン。東京から個展のご案内をいただきました。
日本写真家協会会員、中谷吉隆(なかたによしたか)さんから
10月6日より東京・牛込神楽坂を題材にしてまとめたものを
銀座の富士フォトサロンにて開催との事です。牛込神楽坂には
一度も行った事がなく、どんな町並みか作品を見たいです。
プロ写真家の中谷先生とは(私はいつも先生と呼んでいます。)
私が98年に東京で個展を開催した時にご来場いただいてから
年賀状を出し合う交流が続いています。先生は2年前に30年間
撮影したラグビーを題材に、富士フォトサロンの個展開催と
同名の写真集を出版されました。タイトルは「ノーサイドの笛が鳴る」。
北海道在住のアマチュアである私を、出版記念パーティーに
呼んでくださり、楽しい時間を過ごさせていただきました。
今回はジャンルは違いますが、決めました。10月上京します。平日の日帰り。
銀座の富士フォトサロンを皮切りに時間ぎりぎりまで
様々なギャラリーの作品鑑賞をしてきます。
自分の中の創作の引き出しを、少しでも増やせるように・・・。
今思えば10年前、実際に東京へ行き個展会場を探すうち出会った白黒写真集。
ラグビーが表紙になったその本の作者が中谷先生でした。
そして、その本が置いてあったギャラリーの隣の博物館には
私が愛用していたキャノンF-1の分解図をデザインしたポスターが飾られてありました。
目にした事がない内部のすべてがていねいに描かれていて
「私はこの部品の一つ一つと一緒に瞬間を切り取って成長してきたんだ・・・。」
と感激しました。10代から過ごした月日、修学旅行・学校行事
小樽運河・丹頂鶴・ホワイトイルミネーション・ラグビー。
撮影してきたものが一本の長いフィルムになり
続いて見えたような気がしました。
ラグビーを撮っていなければ、ありえなかった数々の出会い。
新しい出会いを信じて、芸術の秋に飛び込んでみます。