穴屁

青い眼をした、かわいいかわいいカレシは
今朝の飛行機で北海道へ旅立った。

はず。

３週間ぶりに

青い眼をした、かわいいかわいいカレシが日本に来るというのに
カレシが来る、まさにその日の午後に生理になってしまった。

次の日に

「ラブホテル行く？」とカレシが

慣れた顔つきで言うので
もちろん行く。

というか彼の鞄の中に
アナルセックスグッズがちゃんと用意されてたから。

生理２日め。
今日も大漁。

盲腸の手術のときはこんな態勢なんじゃないだろうかって格好で

カレシがU字型のシリコン製ぽい、
ピナスの形をした紫色のおもちゃの、

まず小さいほうをあたしのアナルに挿入した。

久々のあたしのアナルは最初かなり抵抗してたけれど

カレシがあたしを笑わせる度に
んぐんぐと中に入ってった。

小さいほうにアナルが慣れたころに取り出して
今度は大きいほうをんぷんぷと挿入。

ピリリとする。

最後に一番大きいカレシのピナスが入ってきて終了。

久々にいっしょに横になる。
これこそ至福の中の至福。

カレシがマッサージしてほしいというから
カレシのうつ伏せに馬乗りになって

あたしの血がつかないよに
彼の腰にタオルをのっけてマッサージをした。

彼の腰に手を置いて
体重をかけてたら

アナルで力んでしまって
破裂音のオナラが出てしまった。

カレシの前では透かしっぺをしようとして
それが失敗して

かわいい有音だったことが数回あるだけだったのに

自分の破裂音にびっくりして

「いやこれ、違うの。マン屁のアナル版」って弁解してるうちに

可笑しくて可笑しくて

そのはずみで隅田川花火並みの破裂音パレード。

「だから違うんだってば」って言うたびに破裂音。

そのうちカレシが

「今、プシュってなんか液っぽいのが出たよー」って言うから

またしても破裂音。

ラブホテルに入って
喘ぎ声より笑い声が多いなんてはじめてだった。

そんなおもしろいセックスなら
何度でもしたいもんで。