旅する小林亜星

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奇縁

2008-07-26 19:24:30 | 青春生き残りゲーム
オフィスでは毎日MGRのポーラにびびりつつ

今度は携帯電話にCitizens Advice Bureauのポーラというひとから留守電。
直訳すると「市民相談所」。

ひと月前ほど、元クラスメイトの口ひげが濃いい中国人の女の子に
ボランティアができると聞いた場所。

ボランティアなのでもちろん賃金はもらえないのだけれど
知識と経験を得られることを考えれば学校に行くより断然お得だし

何より社会経験にもなるし
今後の就活でアピールできるからと

あたしも早速最寄のCitizens Advice Bureauに行ってみる。

MGRは会議中で

連絡先を教えてくれれば、あとで連絡しますとのことだったものの

待てど暮らせど連絡なしなので
もう一度出向いてみた。

前回訪問時は筆談しないと通じなかった、「volunteer」という単語も
アクセントをつけたら一発で通じた。

日進月歩。

今度はMGRに直接会えて
ボランティアに参加したいのだけれど、と伝えると

ボランティアにはトレーニングが必要とのことで

いろいろと理由をつけて、
あたしにはトレーニングを受けてほしくないという匂いがぷんぷんしてた。

とりあえず応募用紙に記入してくれれば、あとで連絡しますとのことだったものの

待てど暮らせど連絡なしなので
もう諦めていたところへの留守電だった。

Citizens Advice Bureauはすべてボランティアで運営されていて
9~16時しか開いてないので

フルタイムで働いてるあたしには
トレーニングに参加するのは厳しいのだけれど

2つのアサインメントと裁判所訪問などと盛り沢山なので
職場に頼み込んで、今月はパートタイムとして働かせてもらい

トレーニングのトライアルに参加できることになった。

Citizens Advice Bureauには日本人が来ることはほとんどないので
日本語を話せるメリットはないのと言われつつ

トライアル次第では
トレーニングに進めないかもしれないけれど

それはそれで経験になって損な経験ではないわけで。

おもしろそな匂いがぷんぷんしてきた。

あたしのまた、悪いくせ、行き当たりばったりが始まった。

そしてあたしはきっとこの国では
ポーラというひとの下で働く運命なのかもしれない。
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傾倒

2008-07-26 18:49:30 | 青春生き残りゲーム
今のオフィスでは午後の好きな時間に
アフタヌーンティータイムというのがあって
15分コーヒーを飲むことができる。

給湯室のシンクには飲み終わったカップが乱雑に並んでる。

コーヒーを飲むついでに
カップを食器洗い機にぶちこむ。

きれい好きとかではなくて
より長く休憩するためのさぼりの一環。

つかの間のほっとするひとときを終えて仕事に戻ると
インド人男子がやってきて

「キッチンを掃除したのは君なんだよね?」と聞く。

「ああ、ただ食器洗い機にカップを入れただけだけど」と答える。

「さっきマネージャーが、ベトナム人女子に
 『あなたがキッチンを掃除したの?』と、聞いたら
 ベトナム人女子は『はい』って答えたんだよ。
 彼女は『いいえ』って言うべきだった」とインド人男子。

たかだかキッチン清掃の褒賞を得ようとは思わないので

「たいしたことじゃないから、いいよ」と回答。

「いや、僕はマネージャーにあとでこのことを話そうと思う。
 ずるいことをする子を僕は赦さない」とインド人男子。

職場でいかに生きてくかは
まじめに仕事するより
いかにまじめに仕事してるかアピールできることだと思う。

やるな、ベトナム人女子。

そしてあたしにカレシがいるとわかっても
あたしの味方でいてくれるだろうか、インド人男子。
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