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こんな夜にはこんな読書「書店繁盛記」

2007-05-31 22:11:25 | こんな夜にはこんな読書
「カンブリア宮殿」にジュンク堂カリスマ店員として出演してた、
田口久美子の「書店繁盛記」を読んでみる。

本を読んで生きてきただろうひとの本はおもしろい。

心にひっかかった言葉。

「『僕の国では彼女の本が手に入らないの、僕の国の作家なのに』
 と淋しそうに言った。
 『日本語が読めるといろんな国の本が読めるよ』と言って去っていった。
 自国語で海外文学が読める私たちは幸せなのかもしれない。」

「日本人は文章を読むとき、漢字とひらがなを脳の別々の場所で読んでいる、
 と養老先生は語る。
 ・・・
 つまり聞き取りを『音』で理解しない、『意味』でというか『文』で理解する。
 このような言語形態を持つ国は日本だけ」

「『人文』とはなに?ときいたら、個人としての人間そのものに関わる学問、といわれた。
 『社会科学』とは?人が複数集まったときに発生する学問、と重ねて聞かされた。」

池袋のジュンク堂には一度しか行ったことがない。
かしこまってて居心地が悪かった記憶。

専門書を買わないあたしにとって
ジュンク堂のおもしろさはわかるまい。

けれどこの本の中に膨大な数の本のネタが入っていて
ぜひそれらを読んでみたいとも思った。

本はたいてい図書館でゲット。
買ってもアマゾン、というあたしには

ジュンク堂の本の配列につられて
思わずまとめ買いしてしまうおもしろさはわかるまい。

けれどジュンク堂というか、リアル本屋に行ってみたくなった。

そういえば中学生のとき
高校生になったら本屋でバイトしようと漠然と思っていたことを思い出した。
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死生

2007-05-31 00:36:31 | 流れ星
47歳のいとこはまだ生きている。
家族の希望で、まだ生きている。
意識が戻る可能性がないまま、まだ生きている。

父があたしに一度見舞いに来ないかという。
無理強いはしないけど、と。

彼が近しいいとこなら行くけれど
ほとんど会ったことないし
家族にどんなふうに接していいかわかんないからやめとく、とあたし。

みんなふつうにベッドの周りで話してるよ、と父。

体裁を気にしない父が
なぜあたしを彼に合わせたいのだろう。

いとこはまだ生きている。
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