旅する小林亜星

小林亜星情報満載

専ら

2007-01-29 01:28:41 | 野生のチューリップ
前の職場の同僚の結婚式2次会に出る。

新郎は26歳。
2年いっしょに働いた同僚。

新郎・新婦が入場してきてびっくり。
新婦はぽっちゃりではなく、ぼっちゃりだった。

そう、新郎はデブ専だった。
曰く、肉布団で包まれたいとか。

新郎がやってきたとき
「なんで彼女と結婚することにしたの?」と聞くと

「飯もうまいし、いっしょにいて気遣わないから。」と新郎。

せっかく買ってきたMサイズのギフト
新婦は着れないかもしれないと懸念してたそのとき、

前の職場のまた別の同僚がこんな話をしてくれた。

「アキ男。さんがうちらの職場に来た日、
 新郎はアキ男。さんのことを『俺はアリだよ。』と言ってましたよ。」と。

3年前にデブ専の男に
あたしは圏内だった屈辱・・・

いや、でもあたしにも
デブ専という選択肢もあったなと気付けた夜。

末永く、お幸せに。
コメント (2)
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ギフト

2007-01-29 01:17:17 | 俺のすべて
前の職場の同僚の結婚式2次会に出る。

新郎は26歳。
2年いっしょに働いた同僚。

前の職場からは5人で招ばれたので
何かプレゼントをあげようという話になった。

5人はもうバラバラの場所で働いてるので
何をあげるかなかなか決まらない。

2次会の前日になって
「大人の玩具」をあげようということに決まった。

ではあたしが言いだしっぺだったので
買ってくることにした。

新郎はセーラー服が好きだったことを思い出して
新婦と制服プレイを楽しんでもらうべく
歌舞伎町のドン・キホーテでスタンダードなセーラー服9000円を購入。

よりリアルなプレイになるよにハイソックスも追加。

新婦に会ったことはないけれど
きっと線が細い子なんだろうと思い
迷わずMサイズを選んだ。

ドン・キホーテでギフト用包装はしてくれなかったので
地元の文房具屋で包装紙を探してみる。

なかなかちょうどいいサイズのもなく
また2次会でほかのプレゼントに引けをとらぬよに
包装はリッチな感じのを必死で探してみる。

と、
18センチのホールケーキを入れられるボックスを見つけた。

ケーキの箱からセーラー服が出てきたらエロいかも、
と思い即購入。

ケーキの箱を包むピンク色の和紙な包装紙も買ったけれど
自分で美しく包める自信がなかったので

レジの店員さんに
「これ、今包んでもらえます?」と聞くと快諾。

白昼堂々と商店街の文房具屋で
ドン・キホーテの袋から
徐にセーラー服を取り出し、畳みなおしてケーキの箱に入れた。

小学生にじろじろと見られた。

レジの店員さんはそれを横目で見ていたが
いざ包んでもらうときになったら
なんだかのってきたらしく、

おまけでギフト用のシールも貼ってくれた。

包装紙なんて結局捨てちゃうものだけれど
何かをもらったときの高揚感を大切にしたかった。

びっくりとがっかりと失笑が織り交ざったよな高揚感が。

高揚感の代金、1500円。
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化物

2007-01-29 00:55:22 | 野生のチューリップ
前の職場の同僚の結婚式2次会に出るので
代官山の美容室でメイクをしてもらった。

40分、5000円。

以前は友達にやってもらったり
自分で見よう見まねでやってみたけれど
普段全く化粧をしないあたしが結婚式用のメイクをできるはずもなく

去年からはお金を払ってプロにやってもらうことにした。

「きれいな感じ?かわいい感じ?」と聞かれ
「個性的な感じで」とお願いしたメイク。

いろいろと塗りたくられて
妖艶な感じに仕上がってく。

あたしは会場についても
前の職場の同僚に
「誰かわからなかった」と言われるほどだった。

確かにあたしはずっと見ていたくなるほどかわいかった。

けれど同時に同じくらい
これは自分らしくないと思った。

自分の素材で勝負してない、せこい感じ。

自分で化粧を練習してきれいになることはいいことだと思う。

けれどもし化粧をしてなかったら食いついてこない男がいて
化粧をしてるあたしに同じ男が食いついてきたとしても
そんな男に用はない。

あたしは素のあたしで勝負したい。
仮面をかぶりたくはない。

化粧は女のビジネスマナーだという。
すっぴんで会社に行くのは社会人として失格なのかもしれないけれど

あたしは物理的化粧という方法より
雰囲気という化粧で勝負したい。

ならばすっぴんでも羨ましがられるくらいの美肌になろうと思う。

そして友の幸せを祝福するときだけ
それに相応しい仮面をお金を払ってかぶろうと思う。

化粧をすればかわいいあたしは心の中だけに。
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主演

2007-01-29 00:40:43 | 俺のすべて
いっしょにバドミントンのダブルスを組んでるW子さんに1週間前、
日曜の鎌ヶ谷ミックス大会の相手を探してるんだけどどう?と聞かれた。

お相手はW子さんのサークルの1部の殿方。
サークルや試合でお見かけしたことはあるけれど
組んだことはおろか、
いっしょにゲームしたこともない。

しかしW子さんに頼まれたら断れない。
18時にどうしても阿佐ヶ谷に行かなくちゃいけないから
もし万が一決勝に残ってもそこで帰るのでもよければと返答。

いっしょに組んだことがない相手と試合に出るというのは
まさにまだ1度もセックスしたことがない相手と
アダルトビデオに出演するよなもんだと思った。

ぶっつけ本番で身体でコミュニケーションをとっていく。
そちらがそう攻めるなら、
こちらはこう守る、てな具合。

ただでさえレベルが高いという鎌ヶ谷のミックス。
1部の殿方と出るなら、やはり2部。

初のAV主演に毎日どきどきしていたけれど
殿方からは時間を気にして試合に出るのはよくないので
今回は諦めるとの返事。

「彼女の気合の入ったプレースタイルは好きなので、別の機会に」
とのこと。

初のAV主演はおじゃんになってしまったけれど
そう言ってもらえただけで光栄。

いつ脱げと言われても昇天させられるよに
ミックスと喘ぎ声の練習に励もうと思う。
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こんな夜にはこんな芝居「小鍛冶」

2007-01-29 00:19:12 | こんな夜にはこんな芸術
江戸東京博物館に貼ってあった、「のうのう能」というポスター。

初心者向けに解説がついてる能鑑賞という点に魅力を感じ
クミさんを誘って矢来能楽堂に「小鍛冶」を見に行く金曜日。

30代、未婚、子なしという
正真正銘の負け犬になるまであとふた月。

負け犬は文化的要素に造詣が深くなると本に書いてあったけれど
それでも能はいつか見たいとずっと思ってたので思い切って行く。

ネットで席を指定して4000円。
けれどどの席がいいのかわからず、
なぜか一番見難い中正面を選んでしまった。

ちょうどいいところに柱があって
いいところが見えなかったりする。

「のうのう能」では装束の着付けをその場で見せてくれたり
テルミンのよに不安定な音階の謡いをいっしょに謡わせてくれたり
この場面ではどんなことを表現しているのか解説してくれたり
この場面ではどんな動きをしていてそれが何を意味するのか教えてくれたり

同じ日本語なのに何を言ってるのかわからない台詞が
どんな話なのか知ってると少し日本語に聞こえたりする不思議。

本舞台で主人公が何か台詞を言ってるのに

突然大鼓と小鼓のひとが鼓を打ちながら
「ほぉっ」「はぁっ」「よぉっ」などど声を出し始めるので
主人公の台詞が全く聞こえなくなったりする。

趣き深いとかではなく
あたしは可笑しくて可笑しくて終始にたにたしていた。

また大鼓のひとが半ば白目を剥きながら
あまりにも気持ちよさそに鼓を打つので
彼の音は昇天の音に聞こえた。

狐役のシテはすり足なのにダイナミック。
狐役だから狐戴という狐の冠をつけている滑稽。

そして「小鍛冶」という話は

帝が名工に剣を打たせよという夢を見て
頼まれた名工は相槌を打つひとがいなくて困っていたけれど
稲荷明神に頼んだら神様が手伝ってくれました、

という至極単純な筋書きを1時間かけて演じるもので
それを楽しんでいた昔のひとびとに思いを馳せる。

たくさんの刺激に囲まれてるあたしには
昔のひとと同じよには楽しめないけれど

意味を知って見る能は
あたしの周りにある刺激とは違う、新しい刺激でおもしろい。

負け犬になるのは恐いけれど
「のうのう能」はまた見にいこうと思った。
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