旅する小林亜星

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多摩川

2006-04-11 00:19:44 | 森三中
スピッツの「多摩川」という曲。

「蒼白き多摩川に 思い浮かべて
 すべるように 穏やかに 今日が暮れてゆく」

臨月でいつ産まれてもおかしくない黒沢と黒沢旦那と
春の真っ只中を
多摩川っぺりで過ごす。

オリジンで弁当を買いこんで
石の河原にシートを敷いて日向ぼっこ。

家族連れや
写真を撮るカップルや
犬の水浴び。

黒沢のぽっこりお腹を転がる大学芋。

生まれてきた子を育てるのではなく
いっしょに成長するという父と母の顔になっている二人。

大好きな二人の幸せな結晶の誕生を嬉しいと思いつつ
二人をひとり占めしてきたのに
愛情を逸らされてしまう第一子のよな嫉妬と憂鬱という独り善がり。

桜は満開のときより
今ごろが美しいと感じるよになった。

花びらを失った自暴自棄のがくの紅色と
そんなことお構いなしな新芽の緑の対比。

正統派に美しく咲き乱れる桃色より
パワーがあって力強い。

若くないけれどかわいい黒沢と
これから出会えるその子のよに。
コメント
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