旅する小林亜星

小林亜星情報満載

2006-04-07 01:17:36 | 流れ星
大学時代の後輩から連絡があった。

彼女は
あたしが4年のときの1年生で
あたしが卒業してからは
大学を中退して行方不明という噂を聞いていた。

年賀状のやりとりから
彼女が東北大学に通っていることを知った。

彼女が春休みで帰省してる間
7年ぶりに会うことになった。

あたしは先輩に甘えることは得意な一方
後輩に甘えられるのは苦手。

彼女の微かに感じる匂いは好きだったけれど
大学時代はまともに話したことがなかった。

今日会ってみて
彼女が言葉を発する度に
キラキラしてるのが見えた。

ひとりっ子の彼女が
10代で将来的に親の面倒を見るには
在り来たりの職業ではなく
歯医者になろうと思って
大学に入り直したことを聞いた。

しっかりしてて
ひとに寛容で
感性を大切にしてて
どこか奥深さがあって。

7年前ではわかりあえなかった、
辿り着けなかった、
自信がなかった、
今だから手に入れられた関係。

波が合う、この感じ。

まだあたしが大学生のころ
社会人になった先輩がよくおごってくれた。

「アキ男。が社会人になったとき
 後輩におごってあげな」
が先輩の口癖だった。

後輩にご馳走することで
今日やっと先輩に恩を返すことができた。
自己満足。

そして今夜は
あたしと彼女が
先輩と後輩から
ひとりの友達と友達になれた夜。
コメント (2)
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