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旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな映画「しゃべれどもしゃべれども」

2007-06-11 23:14:10 | こんな夜にはこんな映画
潮風を嗅ぎながら映画館までドライヴしようと思ったけれど
いざ運転席に座ってみて
今日運転したら確実に事故る気がしてやめた。

自転車ミーコで映画館。
車窓から感じる風もいいけど
アップダウンの多い坂道を猛スピードで
夕暮れの風を生で感じるのもおつ。

「しゃべれどもしゃべれども」の広告で
芸能人のコメントを見て見ようと思った映画だけれど
まんまと駄作を掴まされた感。

学芸会を通り越してお遊戯会。

なぜかたまたま日本語字幕付きだったせいで
登場人物が台詞を言い終わる前に字幕を目で追ってしまって
なんとも間が悪い気がした。

いや、間が悪いのは字幕のせいじゃない。
落語といえば間が一番大事なはずなのに。

国分太一は自分のキャラを無理して殺してるよで不自然。
熱い台詞も全然響いてこなかった。

最後の「火焔太鼓」という噺はおもしろくて吹いた。
彼の演技力というより
噺自体がおもしろいのだろう。

今日の中村靖日、
アップワンカット+台詞有り。

あたしの中でラズベリー賞最有力。
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こんな夜にはこんな映画「300<スリーハンドレッド>」

2007-06-03 22:02:52 | こんな夜にはこんな映画
自ら赴くことはないだろう映画「300<スリーハンドレッド>」を
そのひとと見に行く先行上映。

基本的には歴史的大スペクタクルだとしても
ひとが無慚に殺されてく映画は見たくない。

自由というキーワードで「ブレイブハート」のよな映画を想像していたけれど
エンターテイメント色が強すぎて
「ハリー・ポッター」のよなおとぎ話に見えてしまって
上映中幾度も現実に戻って醒めてしまった。

無闇な乳描写は全ての観客の要望を汲んでるよで
さらに気持ちが萎えた。

唯一よかった点といえば話の締めくくりで
エンドロールで、
「あ、なんだか泣きたい」ことに気付いた。

ひとの信念がひとを動かす場面は美しい。
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こんな夜にはこんな映画「明日、君がいない」

2007-05-29 01:54:31 | こんな夜にはこんな映画
タイムリーな若者のテーマ、
「明日、君がいない」が何だかひっかかって見にいく。

あたしはどうやって無事大人になったんだろう、という以外
何も感じなかった。
何も残らなかった。

もっと苦悩をえぐってほしいのは求めすぎだろうか。

「2006年のカンヌ映画祭は19歳の作った1本の映画に打ちのめされた。」と
言わしめた映画は

大絶賛しても滅多切りにしてもその映画を見たくなる映画批評を書く、
デービッド・マッコイの現地レポートではなんて書かれてたのだろう。

サティの「ジムノペディ」という曲が好き。

もしいつか万が一、披露宴をやる機会に恵まれたら
新郎新婦入場にはこの曲を使おう。
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こんな夜にはこんな映画「眉山」

2007-05-14 19:30:40 | こんな夜にはこんな映画
去年10月に訪れた徳島の観光案内所で
たまたま案内された眉山。

ロープウェーがあるけれど
歩いても登れるとのことで35分かけて登った眉山。

なぜそのときそのよな気持ちになったのかわからないけれど
なんだかそのひとの痛みに近づきたくて近づきたくて
自分の身体を痛めつけるよに無理してハイペースで登った眉山。

映画「眉山」撮影直後で盛り下がった眉山。

ということでちょうどタイミングよく
母の日に母と娘の映画「眉山」を見る。

映画としては正統派に号泣路線。

けれど彼女が母との心の隔たりに悩んだ水辺のシーンで
彼が彼女を抱きしめるところまではよかったけれど
そのあと彼女にキスした気持ちがわからなかった。

家族のことで悩んでるときに
好きなひととだとしてもキスしたいと思うだろうか。

そんなわけで咲子と寺澤の関係はあたしには安っぽく映った。

阿波踊りの盛り上がりは最高潮。
自分が生まれた場所の伝統を残していきたい気持ちはシンクロ。

26歳のときから何度か訪れてる徳島。
阿波踊りはいつか見てみたいところ。

今年は祭りに縁がある。
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こんな夜にはこんな映画「バベル」

2007-05-12 01:35:55 | こんな夜にはこんな映画
予告編を見た限りでは琴線に触れぬ「バベル」。
オスカーというネームヴァリューに吸い寄せられ鑑賞した「バベル」。

本編を見てもやはり琴線に触れなかった「バベル」。
終始、眉間に皺を寄せざるを得なかった「バベル」。

ひととひととの人生はどこかで交錯しててとか、
ひとの運命はいとも簡単に狂ってしまうとか、
世界的、社会的テーマがごちゃまぜになってるとか、
そいうことではなくて

とにかくあたしには何も残らなかった「バベル」。
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こんな夜にはこんな映画「こわれゆく世界の中で」

2007-04-23 23:11:50 | こんな夜にはこんな映画
三度の飯と同じくらいジュード・ロウが好き。

ということでベタベタの薄っぺらいラブストーリーに終わる結末を懸念しつつ
ル・シネマで「こわれゆく世界の中で」。

「クローサー」と同じ二股男の話だとしても
もっと深みがあるとも。

噛むことで絆を感じること。
壊して作り直すこと。

ウィルの一直線さ。

ただのラヴストーリーではなく
もっともっとえぐって人生に取っ組みたくなる映画。

もう1回見たいほど。
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こんな朝にはこんな映画「アルゼンチンババア」

2007-04-15 23:48:53 | こんな夜にはこんな映画
珍しく朝早く起きた朝、
寝ぼけ眼なそのひとが
「『アルゼンチンババア』でも見にいこうか」と言ったのでアイアグリー。

映画が6割5分の時点で
「あ、あたし、この映画好きだわ。」と思う。

ものを写す角度が好き。

音楽が好き。

あたしの父はタンゴを聴くのが好きで
家族で車旅行に行くときには必ずタンゴを聴かされた。

父のタンゴのよではなく
劇中のタンゴはスタイリッシュ。

見渡す限りの草原によく似合う。

でも実はこの映画の何が好きとかどこが好きとか
ほんとは言葉にできない。

どの台詞がいいとか
誰の演技がいいとか
話の筋がどうとかではなくて

とにかく涙腺が壊れたよに
涙がハラハラと、ではなくドボドボ流れた。

本物の涙って熱いんだ、というのを頬で感じた。

何がいいのかわからないけれど
何かがよかった、不可解な感覚で味わう映画。
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こんな夜にはこんな映画「黄色い涙」

2007-04-09 00:34:47 | こんな夜にはこんな映画
「ジョゼと虎と魚たち」と「死に花」と「メゾン・ド・ヒミコ」
しか見てないけれど
今のところハズレがない映画を作る犬童一心監督の「黄色い涙」を見に行く。

ロンドンのグローブ座を模して作ったという、
東京グローブ座にもずっと前から行ってみたかったので先行上映。

今日はとことんツいてなかった。

相当早くに劇場に行ったけれど
嵐ファンに圧倒されて
当日券で見れるのはスクリーンに対し45度に見る、劣悪な席しかなかった。
2階のほぼスクリーン横の席。

右隣には2人組の嵐ファン。
左隣には知的障害者と思われる男性。

右隣の女のこたちは映画中遠慮なくおしゃべりするし
左隣の男性は映画中一心不乱に独り言を言う。

左隣の男性に関してはきっと今まで
家族と彼が受け続けてきた困難を思うと
あたしの2時間の我慢なんて屁かもしれないと考え直したし
まず何よりも彼に話すのを止めてくれと言っても通じないと思った。

右隣の女の子たちは
今まで映画中に他人が話してるのを聞いて不愉快に思ったことはないのだろうか。
それよりその話は今この瞬間に絶対伝えなくちゃいけないほどの価値を持つ?

それでも相当我慢したけれど
年増のお節介と思われようが
今後彼女たちと未来に映画館で偶然隣り合ったひとたちのために
「しゃべるのやめてくれませんか?」となるべく感じよく伝えた。

ナイフで刺される代わりに
「すいません」という返事があったのでほっとした。

「すいません」と思うなら最初から喋るなとも思うけれど。

放置した左隣の男性はそれでも
あまりに目に余る言動だったのか
近くのスタッフに2度ほど注意を受けても改善されなかったので(予想通り)
最後には席を移動させられていた。

で、肝心な映画の内容としては
隣人の言動がいちいち気になるほどのものでしかなかった、ということだ。
嵐の演技には未だ深みがないと思う。

中村靖日の横顔、ほっぺと眼鏡だけ3秒ほど映った。
それだけで彼とわかったほどに
最近見る映画の9割に彼は出演している。
かなりのチョイ役で。

ところで会場を埋め尽くす無数の女のこたちを観察していて
嵐、またはジャニーズファンには超肥満の割合が高いと感じた。

生身の男性に相手にされなくなると
アイドルに走るしかなくなるのだろうか。

明日は我が身。
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こんな夜にはこんな映画「ホリデイ」

2007-03-27 01:47:46 | こんな夜にはこんな映画
20代最後の日に見ようと思ったのは「ホリデイ」。

ジャック・ブラックが最初にキャスティングされ、
彼はケイト・ウィンスレットに会えてギャラをもらえるならと
出演を快諾したという話を聞き見たくなった映画。

予告を見れば大体ストーリーが読める駄作。
予想通りの薄っぺらい映画。

けれど映画をこよなく愛する気持ちを思い出した。

「ミッション」、「炎のランナー」は見てみたいと思ったし
「ドライビングMissデイジー」はサントラも含め大好きな映画だ。

見たい映画を好きなときに見れる幸せ。
そんな30代も悪くない。
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こんな夜にはこんな映画「ユメ十夜」

2007-03-19 23:44:25 | こんな夜にはこんな映画
「ユメ十夜」を見に吉祥寺に行ったらもうやってなくて
仕方なく「夢十夜 海賊版」を見た。

「夢十夜 海賊版」を見たら原作も読みたくなったので
夏目漱石の「夢十夜」を読んだ。

いよいよ、映画「ユメ十夜」を見に千葉劇場まで遠征。
レイトショー1200円でスクリーン貸切。

靴を脱いで
前の座席に足をひっかけてまるで自分のうち。

「ユメ十夜」も「夢十夜 海賊版」も同じ原作から生まれた作品とは思えない。

映画を見終わったら
まるで長い夢から覚めたよに
どんな映画を見てたのかすっかり記憶からなくなった。

そんな映画。
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