goo blog サービス終了のお知らせ 

旅する小林亜星

小林亜星情報満載

2006-11-05 01:32:28 | アパート
大学生のときちょっとだけ齧ろうとした写真、
けれどまだはじめてない写真、
そしていつかやりたいと思ってる写真、
でもまだ機が熟してないと思う写真。

そんな写真の世界に潜り込む前の準備段階として
縁があるとどんな写真展でも足を向ける。

今年で訪れるのは3回目の一橋祭。

4人で呆れるくらいしこたま買い食いしてから
写真部の展示だけ見にいく。

入り口に部長の断り書きがあって
心惹かれる一文。

「カメラは今の一瞬しか切り取ることが出来ません。
 今の一瞬は次の瞬間には今の一瞬ではなくなってしまいます。
 そしてその今の一瞬は永遠に戻って来ることはありません。
 写真は永遠に戻って来ないその一瞬を写しこんでいるのです。
 そう考えると、今の一瞬と写真が同様に愛おしく感じてきます。
 やっぱり写真て素敵です。」

あたしがいまだデジカメがあまり好きになれず
アナログを使い続けてるのは
切り取った一瞬をすぐにリセットできてしまうところを
受け入れられないからかもしれないと思った。

写真の世界の掟のことはよく知らないけれど
若さの気まぐれにアジアを放浪して
貧しさと笑顔を対比にした偽善者の写真を撮って満足するよにはなりたくない。

まだ機は熟していない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古巣

2006-09-06 00:29:01 | アパート
第62回東京インターナショナルギフト・ショー秋2006に
理由あってちょろっと顔を出してきた。

ギフトショーに赴くのはかれこれ3年ぶりだ。

目的地の近くに以前働いてた会社のブースがあって
見つからないよにそっと横を通り抜けた。

ブースの大きさはあたしが参加してたころは4間だったけれど
今回は2間になっていた。

とうとう社長のワンマン経営のせいで
業績悪化したか・・・うひゃひゃとも思ったが
ギフトショーではあまり上客をゲットできないと
見切りをつけたのかもしれないと思い直した。

ブースには社長とたったひとりしかいなかった同期男がいた。
最後までとことん合わなかった、
その同期男がまだそこで働いていることにびっくりした。

彼には大阪、京都、東京と彼女がいて
3股かけていることをよく得意げに自慢されたものだ。

あたしの上司だった図体だけ無駄にでかい無能な男は
クビになったのだろうか。

万が一彼らがあたしを見つけて
なぜここにいるのか詮索されたくないので
詮索しないまま会場を後にした。

またギフトショーに来ることになるなんて夢にも思ってなかった。
人生は不思議な縁に満ちている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口約

2006-06-12 00:30:27 | アパート
やっとというか、
とうとうBSCIの勉強を始めた。

まだ勉強を始めて5日なので
いつものよにまた挫ける可能性大なのだけれど
自分に負けないよにここに公約ではなく口約しとく。

毎日仕事は17時には終わるのだけれど
文字通りアフター5が楽しくて楽しくて仕方ない。

ジムに通ったり
バドミントンしたり
ひとに会ったり
社内プロジェクトに参加したり。

毎日何らかの予定が入っていて
生きているという充実感に溢れている。

もちろん帰ってきてから勉強するわけもなく(と言い訳し)
週末も予定がぎっちりで勉強するわけもなく(と言い訳する)。

今はきっと勉強するべき時期ではないのだと自分に言い聞かせ、
勉強するべきときにはきっと参考書が勝手に動き出すのだと信じていた。

言い聞かせて1年経った。

ふうかさんが毎日mixiにBSMSNの受験勉強風景を載せていて
あたしはそれを毎日恨めしく欠かさず見ていた。

それでも勉強しようという気になれなかった。

と、先日CCNPまで王手のムックさんに
勉強ノートを見せてもらった。

わからなかった問題をノートに乱雑に書き出してるものだった。

とりあえず真似してみようと
BSCIの問題集を開いて
カリカリやってみた。

暗記が得意だった学生時代は
そうそう、とにかくなんでもかんでも書いてたんだっけと思い出した。

書くという行為が
こんなにも脳にダイレクトに直結していて
入る入る、
理解が深まる。

おもしろいようにはかどった。
試験勉強おもしろいじゃんと不覚にも思ってしまった。

試験勉強に向き合えなかったのは
年をとって暗記力が落ちたわけではなく
書くという行為を怠っていたのが原因だった。

勉強時間の捻出については
相変わらず平日も休日も予定があるので
平日の予定が開始する19時までの1時間ほどを充てることにした。

カフェでゆるりと時を過ごせるし
19時からの予定があると思うと眠くなることはない。

仕事後に1時間でも勉強して
飲み会に行くと
あたし頑張ってるという勘違いにより酔える。

きっとこの記事を書いたあとも
何らかの誘惑が波のよに後から後から
あたしの勉強欲求を妨げようとするのだろう。

そのときはまたふうかさんの日記を見て
嫉妬することにしよう。

ところでふうかさんはTully's派だけど
あたしはcafe de crie派だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間差バックアタック

2006-05-23 22:40:10 | アパート
日曜のバドミントンの練習はひとが少なめだった。

あたしは車で来ていて
帰り道、最寄駅まで送ってほしいという男在り。

手当たり次第ケーキバイキングに女の子を誘い
社交辞令という建前と本音の区別ができない男。

駅まで送るのを渋々承諾。
運転席と助手席の間の密室な空気に
耐えられず窓全開。

「前にパソコン壊れて、やっと直ったていう書きこみを
 掲示板にしてましたよね。
 あれは何が原因だったんですか。」
って質問。

・・・記憶にないよ、何年前の話だよ。

「もうひとつ、聞いていいですか」
って質問に身構える。

「CD-RとかDVD-Rとか強いですか」
・・・ってこれまた、どうでもいい質問。

たった5分の間にも
なんとかキャッチボールをしようと
いろいろ突っ込みどころのあるトスを上げてるのに

この男は全く違う場所でバックアタック、
そして痛いことに空振りしたことにも気付いてない。

あたしのトスが悪いのか。
会話が続かない男にはほとほと疲れる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話題タブー

2006-05-09 01:35:13 | アパート
関係を構築中の仲間4人と
アパートの1室でオールすることになった。

コンビニで少量のアルコールとおつまみ。
あたしは車で来てたので伊右衛門。

たまたま誰かが宗教勧誘問題に触れた。
あたしは興味津々で食いついた。
何も考えてなかった。

ただ特定の宗教については言及せず
宗教を信仰しているひとは大抵魅力的だと感想を述べた。
何も考えてなかった。

そこにいたうちのひとりが
自分は創価学会であると言った。

あたしは動揺してない振りをしたが
うまくいかなかった。

創価学会の人数を考えれば
例えば10人集まれば
そこに創価学会を信仰してるひとがいてもおかしくない。

宗教の話題はおもしろいけれど
相手の宗教へのスタンスを考える前に
その話題に食いついたのは浅墓だった。

日本で宗教について話すのはタブーになっているけれど
昔の日本のよに
ほとんどの国民が何らかの宗教を信仰してる国なら
それはタブーにならないのかもしれない。

自分が信仰している宗教について自信を持っていて
自分が信仰していることに自信を持っていて
信仰を他人に強要せず
他の宗教や無神論を否定しないのなら
宗教の話題をタブーにするのは
信仰をもっているひとに対して
かえって失礼にあたるのではないかと考え直した。

以前は信仰をもっているというだけで
そのひとにはもうこの世の果ての別世界という壁を作っていたけれど

政教分離の問題や
異教徒同士が結婚する場合のそれぞれの家族の感じ方を除いて

信仰をひとつの価値観としてとらえることができれば
あらゆる価値観でそぐわないことは多々あるので
信仰だけを切りとっても偏見には値しなくなった。

では信仰しているひとと無条件に恋愛できるかというと
躊躇するのは否定できない。

それでも宗教は興味深い。

人生や生活、価値観、恋愛、文化などとともに
人間の生き方に深く関わってくる要素ゆえに。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんなアニメ「xxxHolic」

2006-05-02 01:06:22 | アパート
木曜の夜は眠れない。
どうしても気になって眠れない。

25時25分から放映してる「xxxHolic」が
気になって眠れない。

ホラーでも
サスペンスでもない、
江原チックな寓話アニメ。

25時という時間に
心の中身を見透かされる。

胸の谷間と
腿丸だしのスリットに釘付け。

12頭身ズ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口論の末に

2006-03-22 01:32:09 | アパート
先週、母が胃がムカムカすると言った。

胃の検査をしたけれど
何も見つからなかった。
他にどこかが悪くて
その影響かもしれないというので

人間ドックは?
と聞いてみると
もう2年くらい受けてないらしい。

その年なら毎年受けるべきでしょ、
急いで受けなよというと

お父さんの職場に書類を提出しなくちゃとか
申込書探さなくちゃとか
病院に空いてる日を聞かなくちゃとか
と母は言う。

リリーさんの「東京タワー」を読んだ直後で
心配が満杯だ。

父は今月定年になるので
仕事は集大成の時期で多忙だ。
母はそれを気遣っている。

代わりに父の職場に書類を届けようかとか
代わりに病院に電話しようかとか
ネットで申込書を落とせるのかどうかとか
あたしは申し出てみたが
自分でやるからいいと言われた。

一刻を争う事態になるかもしれないのに
母ののん気さにイライラする。

ママンキーと母を重ね合わせてしまう。

さきほど夕げの食卓で
父もいたので会話に巻きこみながら
もう一度優しく母に聞いてみた。

仕事がある日は病院に電話できないの?
と聞くと
がんばればできる、などと悠長なことを言う。

いつするの?と聞くと
あたしを敵と見なすよな顔をして
「また始まった」と彼女は呆れ顔をする。

しばらく自分を抑えようとしていたが
抑えきれなくなって
感情の波が津波となって押し寄せた。
あたしの理性は決壊してしまった。

「心配してるんだよ。
 どうしてわかってくれないの?
 手遅れになったらどうするの?」
というよなことを何度も何度も
感情的にわめき散らした。

涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
リリーさんがのりうつったみたいだ。

両親の前で
感情を顕わにして泣くなんて
中学生ぶりだろうか。

急に恥ずかしくなって
自分の部屋に駆け込んだ。
しばらく声を殺して泣いた。

かけがえのないひとを失いたくない。
後悔しないようにできることは何でもしよう。

彼女の母、つまりあたしの祖母は
自分が病気なのではという心配から
自ら命を絶ったらしい。
今の母と同い年のときに。

最愛のひとを失う人生最大の恐怖は
母のほうがわかっているはずなのに。

母が寝静まってから
風呂に入ろうと居間に行くと
テーブルの上に
病院の番号が書かれたメモが置いてあった。

気持ちは通じたみたいだ。

あとはあたしの杞憂に終わることを祈る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気持ちえー

2006-03-09 02:04:15 | アパート
ラストスパートのよに
今の現場で知り合ったひとと
飲みまくる週、今週。

去年のプロジェクトでお世話になった課長さんに
合コンをお願いされる。

いくつになっても常にたくさん恋をしていて
生き生きしてる課長さん。

それでもニコニコしながら
奥さんのことが大好きという夫の顔も
あたしは好きだ。

彼が連れてきた精鋭4人。

洗練されていて
そこそこにバカができて
いい男っぷりで
あたしを気持ちよくしてくれる。

あたしが連れていった個性派3人。

かわいい担当
妖艶担当
ノリがいい担当。
酒も強くて評価高い。

2次会のカラオケで
終電まじかの女性3人は
ひと足先に帰宅。

華がなくなったカラオケルームで
途端に盛り下がった匂いを感じ取り

今夜は合コンプロデューサーとして
最高にいい仕事をしたと
あたしはひとり、
にんまりした。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どのくらい好き?

2006-01-22 22:52:38 | アパート
付き合いはじめたころを百とすると
今どのくらいあたしを好きだと思う?

と聞いてみた。

答えは
二百点・・・だった。

鼻がツんとして
滴が零れた。

低空飛行。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古傷くすぐったい

2005-11-20 02:29:43 | アパート
金曜日の24:02。
三十路を過ぎた二人の男が
居酒屋から電話をかけてきた。

懐かしい声。
1年半前に
前彼氏と別れたのを契機に
逃げるように行かなくなった、
前のバドミントンサークルのひと。

近況報告と
戻ってきなよという優しい言葉。

相変わらず話がくどいのには
目をつぶる。

酔っ払いの戯言は
酔いに塗れて
土曜の朝には消えてしまったとしても

あたしには残る
暖かい印象。

自分が其処で
バドミントンをプレイしてた2年間という
事実。

その事実と
其処で培ったひととのつながりは
もう其処には縁がなくなってしまったけれど
いつまでも残る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする