心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

ただ今花盛り

2010-06-20 | 植物・畑・公園
             アイビーゼラニウム              トケイソウ
             紫陽花                     月見草                      

今年は約1ヶ月遅れでやっと咲いてくれたトケイソウ(時計草)。
2年前、Yさんが挿し木してくれて。Yさ~ん。今年も咲きましたよ♪

何度見ても不思議。
生命を創った神さまがいるとしたら、この花を担当した神さまは
遊び心いっぱいのアーティストですよね 



左にあるのが蕾。これがだんだん開いてきたのが、最初の写真の右上の。
しっかりヒゲをまきつけている姿、かわいいでしょ♪

去年のブログを見たら、我が家のベランダ、同じ花々が今年も咲いていて。
一緒に年を重ねていることに、なんだかうれしく

今日は母と、書展巡りに出かけます。
先日ご紹介した 石川芳雲先生主宰の第八回書道蛟龍會展と、日本書展へ。
どちらも今日までの開催。

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采真書社展レポート

2010-06-19 | 書展・展覧会情報
                             鈴木春朝氏


過日お邪魔した鈴木春朝氏主宰の采真書社展のご報告をば。
写真がたくさんで・・それを整理するのに少々手間取り遅くなりました。

会場となった東京銀座画廊・美術館の広い2つの空間には、
半切を少し狭くした大きさの軸作品で統一されていて
寂然不動の境地を感じる美しい空間に、まずは心を奪われるなり。



今回が第一回展という采真書社は、殿村藍田氏 の継承者であられる 
鈴木春朝氏 が、藍田没後12年経って、満を持して開催されたというものとか。
 
確かに、会場に入り作品を拝見して、これは殿村藍田氏のにおいが・・と思い。
1点1点拝見していくと、現代書の書きっぷりのいい超大作と比べて、
作品規定の書式の中にあって、それぞれに書風が違う洗練された線美、
多字数の蜜にして奔放な書風に唸る。

まずは作品の一部をご紹介。。


    中村公芳氏                   徳久朔雲氏
    大島翠麗氏                   鈴木千岳氏


    高橋秀箭氏                   桜井流翠氏
    鈴木赫鳳氏                   松田畊石氏


    太田静苑氏                   大川清游氏
    井上瑶草氏                   喜田章碩氏


    佐藤美風氏                   中西大春氏
    櫻井春光氏                   阿部旭祥氏


それぞれに抒情的な線美に、どうしたらこんな線が書けるようになるのか、
お話を伺ってみたいね・・と母に話したら、私が写真を撮っている間に
いつの間にか、会場のテーブル席に座って出品者の方々とお話を。
相変わらず物怖じしない母でして。

と、その時「あれ?」と声をかけられ。
なんと私の師のご子息でいらっしゃる篆刻家のR先生。
なぜか書展でよくお目にかかる。

R先生のご紹介で、鈴木春朝先生にも直接お話を伺うことができまして

「どうしたらこのような線が書けるようになるのですか?」
「とにかく臨書をすることです。」

「それぞれ書風が違うところが素晴らしいですね」
「お手本はないんですよ。それぞれに線の錬度とともに書風も個性です。」

かつて書の団体にいた頃は、あまりご縁がなかった世界だけど、
最近なぜか、殿村藍田氏の作品に惹かれていたので、
私にとってはまた新たな刺激となりました。

ありがとうございました 


やはり、臨書は大事なり。
はぁ・・・。ここんとこ全然臨書してない。。
忙しがってないで、勉強せねばなぁ。


写真は、鈴木春朝氏の許可も得て、ご紹介させて頂いておりますが
なにか不備がございましたら、ご一報頂ければ幸いです 



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父の畑

2010-06-18 | 植物・畑・公園
                           サニーレタス

昨日はいきなりの猛暑でしたね。。
通りがかった小学校では、プールの授業が始まっていました。

今年は天候不順もあって、スタートが少々遅れた父の畑ですが
ちょっとづつ実ってきました。
去年ちょいと転んでから腰痛に悩まされつつも、がんばっとるようです 

でもね、このサニーレタスさん、ちょっと大きくなり過ぎでないかしらん 
だってほら、花が・・ 初めて見ましたよ。
あ、でも葉っぱは苦味がきいててなかなか美味しいです。

で、あれこれ、こんな感じ中。



上から  カボチャ            きゅうり
      トマト              去年からの明日葉(でかっ)
      なす               ししとう


しばし畑で、ぼーっと過ごすなり。
リクエストしたゴーヤは、庭のプランターですくすく育っているようで、楽しみ。

ところで、巨大明日葉ですが。
どうやって食するのがよいのやら・・ 

父の元気は私の元気。
ちち~  今年も収穫、楽しみにしてるぞよ 

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風のようにあっけらかんと

2010-06-17 | つれづれ
                          「風」 (はがき・クレヨン)


目的が先なのか?
いやいや、ただ好きだからやっていたら辿りついた。

そんなのが、私っぽいかな。
寄り道はすればしただけ、めっけもんもあったり 

・・って言うと、僕は逆だな、とKちゃん。
まず目的、目標を決めて、そこへ辿りつくまでの段取りを組まないと進めない。
だから、途中横槍が入ると、動揺することもあるけれど、と。

人には人の道のりがあるわけで。
どちらが正しいわけでも、効率がいいものでもないわけで 

私は私のやり方で、進んでいくしかなかんべ 

きっと大事なことは、人それぞれ、自分の足と自分の速度と、
自分の感覚を信じることなり、とな。

風とともに、風によって変化しながら流れていく雲のように
あっけらかんと自在に生きるヒントを求めて~ 


今日の1曲は、葉加瀬太郎の エトピリカ




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覚悟して生きる

2010-06-16 | 漢詩
                        (はがき倍版カード)

「居處幽」 きょしょゆうなり

世を避けて求むる処なく幽雅な暮らしをしている人のこと。 
 *参考:『翰墨自在』藤原楚水編 清雅堂

古き中国にしても、日本にしても、そんな暮らしに憧れたのかな。。
いや、私だって実はちょっと憧れる 

最近ね・・物忘れは増える、新しいことはなかなか頭に入らないとか
もとより噂話や流行には疎く、テレビもあまり見ず・・なんてだんだんと 
 
どこか静かな処で、ゆったり暮らしたいなぁ・・なんて、つくづくと 


ま、本当にやりたいことだけがしたい、それは誰もが思うことでして 

前に小田原の すどう美術館 にお邪魔した折、
館長の須藤さんのお話をふと思い出すなり。

そう、大事なことは「覚悟」して生きるということ。
自分がどんな生き方をしたいか、何を一番大事にしたいか・・を覚悟すること。

まだまだ覚悟が足りないなぁ・・と、改めて 

早くも寅年も半年が過ぎたけど、今年はちょっとだけ一歩を踏み出せたような。
残り半年、なりたい自分に近づくことができるよう、日々を大事に生きたいものであ~る。


今日はある意味「居處幽」な、猫さんで和んでね 


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獨坐大雄峯

2010-06-15 | 禅語・般若心経
                            (はがき)

前回の絵手紙教室で、中村さんの作品を参考に。
僧の輪を金(黄)で描いたら「修行僧だからと、私は銀で描いてみたんですけどね」って 

ちょっと全体が左側に寄っちゃったので、右側に空の色をすーっと1本引いてみた。

禅語の「獨坐大雄峯」 どくざだいゆうほう。 (この言葉は何度か登場しとりますが)

大雄峯を前に独りここに座っているという意味なんだけど
つまり「私がいま、ここに一人座禅をしていること」
それは、毎日自分自身でできること、したいことを行っている、
こんなすばらしいことはあるだろうか、
そう、それが人生でもっとも素晴らしいことぜよ、っていう意味でもあると 

 今日の参考:
『こころ休まる 禅の言葉』 龍源寺住職 松原哲明 監修   河出文庫


実際にその場に行けなくても、心に描くこと、
日々起きる出来事に惑うことなく、諦めずに坦々と淡々とただ繰り返すこと、
そこに沸く、ほんのわずかな自信や満足が、次の自分を示してくれるかも、ってね

このブログだって、毎日更新するのはしんどいなって思う日もある 
でも、何かひとつやり続けることができたら、また別な何かができるような気がして。

毎日をこつこつと。
背中の輪は銀でも金でも、どっちでもいい気がしてきた 

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薬師池公園へ

2010-06-14 | 植物・畑・公園
                             (はがき)


昨日は久々に休日らしく、薬師池公園 にお出かけ。

母の弟、私にとっては 叔父 が、数年ぶりに実家に遊びに来ていたので、一緒に。
先日 写経会 があったのは、この公園内の薬師堂。

ちょうど菖蒲がいっぱい咲いていて。
以前近所に住んでいたのに、こんなにたくさん咲いているのを見たのは初めて。
たくさんの品種にびっくり。黄色いのもありましたよ~。



公園は意外と奥深く、うっそうとした緑に囲まれ、のんびりとした時間を満喫。
マイナスイオン出てる~って空気を深呼吸。


紫陽花もそろそろ色づき始めてます。

遊歩道の途中の小屋で休憩していたら、以前ご近所さんだったHさんに偶然再会。
もう10年近くお会いしていなかったのに、お声をかけて下さり感激 

ご近所でこんなに気持ちのいい場所があるんだから、また行こうなのだ。
これからの季節は、大賀蓮も見事とか。近くにはダリア園もあります♪

そうそう、公園でなんとも優雅なわんこに会いました。
白いボルゾイ3匹、サンバイザーがお似合いのコリー、
そしてサプサルゲっていう韓国原産のわんこさん(おじさんが抱っこしてる子)。
狛犬のモデルとかで、韓国でも今は貴重な存在とかで、おじさんのご自慢らしく


ひろ~い池には、巨大鯉やカメさんも。

お近くの方は、蓮の茎でお酒を飲ませてくれる日もあるらしいので、
お出かけになってみてはいかがでせう 


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途中の瞬間に

2010-06-13 | つれづれ
                            「途」 (部分)

時々ふと、なんでもない日常の光景が切り取られ
そこにある瞬間が、しばらく頭から離れないことがある。

たとえば、車を運転していて信号で止まった時
横断歩道を渡る人と、その先をうれしそうに歩く犬の姿。
どちらかというと、その犬だったかな。

なんていうか・・ふと、生きているって不思議だなって思う 

人も犬も猫も、植物も、あらゆる生き物、あるいは形ある物にも
それぞれに道があり、道の途中があるわけで。

お互い、その瞬間瞬間に、知らず知らずに立ち会っているんだなぁと。
そう思ったら、ちょとだけ肩の力が抜けたような気がして 

禅の本か何かに、こんなことばが。
(たぶん・・『魂をゆさぶる禅の名言』高田明和著 )

「我ありと執着するところに一切の迷いが起こる」


今日の1曲はUAの 閃光


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ベランダの緑に癒されとります

2010-06-12 | 植物・畑・公園
その後の我が家のベランダ、植物の生命力に圧倒されとります
春先に、鶏糞の肥料をあげたせいか、それぞれ種や苗から数年経ったせいか。

ほんとは、夏にかけて欲しい花もあるんですが、もう場所がありませぬ。。
特にこの真っ赤なゼラニウムさん、強風で折れたりしても、
そのまま土に挿すだけで、どんどん増殖

紫陽花も、かわいい赤と白のチェリーセージも、今年は更にたくさんの花が。



ほんとは、野草系のさりげな~い景色にしたかったのに
この春は、展覧会やらでバタバタしてたので手入れもせず、ほぼ野生化

頂いた秋明菊や、お気に入りのメドーセージも埋もれてしまっているので、
今日はちょっと剪定をば致しまする。この向かい側にもまだまだ色々。。

はてさて、そろそろゼラニウム、ユーカリを食べに毛虫さんもワラワラといらはる季節。
しばらく毎日、割り箸持って・・の日々が続くことでせう。
カマキリ君が来てくれると、ずっごくうれしいんだけどなぁ。。

とにもかくにも、緑に癒され、ありがたや~です。
ちょっとだけ・・この空気感、伝わりましたでせうか? 

今日の1曲は、爽やかに・・Air Supply の Here I am.
いやぁ・・画像ふる~い。。 若かりし頃、よく聴いていたお気に入りの1曲。




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6月の書展情報 その2

2010-06-11 | 書展・展覧会情報
                
まずは 昨年もお邪魔した 石川芳雲先生主宰の第八回蛟龍會展。


 ◆平成22年6月15日(火)~20日(日) 入場無料
  10:00~6:00 最終日5時まで
 
 ◆東京銀座画廊・美術館 (銀座貿易ビル8階) 

 ◆敬仰作品 中平南谿先生


そして、こちらも昨年もお邪魔した 日本詩文書作家協会展。
同じ銀座貿易ビルでの開催なのに、今年は残念ながら微妙に時期がずれてる・・。

 ◆6月8日(火)~6月13日(日) 入場無料
 ◆東京セントラル美術館




◆先日もご紹介した、駒成峰書展 ~杜甫と日々を愛し は、6月20日まで
 同じく東京銀座画廊・美術館7階で開催中なので、書展巡りでも~。


続いて・・第三十八回 日本の書展 東京展。
 
現代書壇代表作家が一堂に。
石飛博光、江口大象、浅見錦龍、大井錦亭、黒田賢一、貞政少登、鈴木春朝、
高木聖雨、中野北溟、和中簡堂・・総勢99名(敬称略)

 ◆6月10日(木)~6月20日(日) 15日休館
 ◆国立新美術館  




そうそう、国立新美術館では8月16日まで、オルセー美術館展2010も開催中。

詳細はHP→ オルセー美術館展2010 


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