「花」を書いて下さいました
昨日の蘭秀会書展最終日、午後からは席上揮毫大会となり。
実は、開始直前まで、何を書こうかなぁと考えがまとまらず じゃあ「魯如」とか「方円可施」をどうやって書いたか見てみたいとお題を頂き。
全紙半分サイズと半切に書いてみたけど、集中力も緊張感も足りなくて ちーっともうまく書けなかったのですが まぁ、なんとなく、ふ~んそんなふうにして書いてるんだってことで
で、どなたか書いてみたくなった方いらっしゃいませんか~って ぐるりと見回して、最初に目があった男性に、いかがですか?と聞いたら、 「はい、じゃあ」って、快諾して下さり。
出品しているMさんのご友人で、趣味でヘビメタのバンドでベースを弾いてらっしゃるそうで。 お題は~じゃあ「音で!」とMさんからリクエスト。
ヘビメタは持ってなかったので、Herbie Hancock の この曲に乗って書いて下さり。
お次は~と言ったら、なんと山梨からブログつながりでお越し下さった 書家の清水裕美さんが、はじめまして~のあとに早速「道」の文字を。
そして一緒にいらしていた、以前一度お目にかかったことがある清苑さん。 バレエを踊るような美しいパフォーマンスに、そうだ・・私もこんな色気を取り入れなければ~と
じゃあ~と、無理矢理ご登場頂いたのは、同じ会の先輩のTさん。 ちょっとしたハプニングがあって 書かれた文字は「閉」。 う~ん、確かにきちっと閉まってる~。
そしてここ数年ご家族で見に来て下さっている、Tさんちの今年から小学生の映月ちゃんと。
ブルーのパーカーがお父さん、お隣がお母さん。 一応お顔はモザイクしてますが、お二人のやさしい笑顔にほんわかします。
[何書く?」 「月」 「どんな月? 丸いの? 細いの?」 「丸いの」
「月は映月ちゃんだから、次はお母さんの名前はなんていうの?」 「お父さんの名前も書いてあげようか」
家族三人の名前を、力強く書いてくれました。
でね、そのあとお父さんが、新聞紙に包まれたその作品をこそっと広げて 眺めている姿を見つけて、書をやっていてよかったなぁってすごく思いましたとさ
初めて会った人とも、書を通して響き合える、楽しいを共有できることのしあわせ 書も音楽みたいになれるかな。
ご参加下さった皆さま~心に残る楽しいひと時をご一緒させて頂き ありがとうございました
さて、明日は皆さまの作品を一気にご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに~。