心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

文字への思いやり

2011-06-18 | 木簡

                       (半紙)

 

 

今日も木簡臨書。前回の教室で書いたもの。

 

原本はこれ↓ 集字漢簡千字文の一節「浮渭據」

 

 

最初に形臨を意識しながら、右のを書いて、

じゃあ、この四文字をもっとでで~ん!って感じにしたら・・と、左をば。

こうなってくると臨書か?と言われそうだけど。

 

臨書は、形だけじゃないって、特に木簡はそう思う。

一字一字が発しているエネルギーを受け取って、自分なりにどう表現するか、

それも臨書だと思う。

 

もう1枚、羊毛の細い長鋒で。

 

 

たった四文字の臨書から、学ぶものはたくさんある。

たった1枚の半紙は、その四文字にとっては舞台。

だから練習とはいえ、その11枚に集中して、文字の響き合いを大事にしたい。

 

文字への思いやりを持てば、文字はきっといつか応えてくれると信じて

 

 

 

左のカテゴリーに「木簡」を追加しました。

これまでの木簡に関する記事をまとめましたので、のぞいてやって下さい

 

 

コメント (4)
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