八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2023年 長池公園:コイケマ(小生馬)、オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)等

2023-06-21 20:08:09 | 花と昆虫

コイケマが咲いたというので長池公園へ見に行きました。キョウチクトウ科のつる性多年草で先日高尾山で見たイケマとよく似ています。イケマの花冠の裂片は反り返る(花が全開する)のに対しコイケマの裂片は斜上する(花は半開しかしない)という違いが大きい。また、外周にあったものを園内の長池池畔やながいけの道等に移植してあるので成長すればあちこちで見られるのは嬉しい。

 

長池池畔のコイケマ:こちらのほうが花の開きがやや大きい。

ご参考までに高尾山で撮影したイケマを再掲しておきます。

外周では

アカメガシワ(赤芽柏)の雄株があり雄花が咲いていました。トウダイグサ科の落葉高木で雌雄異株。大きな葉は柏の葉と同様に食べ物を乗せたり包んだりし、新葉が赤いので名付けられた。

 

オカトラノオ(丘・岡虎の尾)が満開でした。

やまざとひろばでは

リョウブ(令法)が白い花を沢山付けキマダラセセリが吸蜜していました。

中央園路では

ネムノキとコムラサキそしてキジョランも咲いていました。

ネムノキ(合歓の木):まだ咲き始めです。

コムラサキ(小紫):ムラサキシキブと酷似していますが葉を比べるとわかりやすい。ムラサキシキブの葉は全縁鋸歯がありますが、コムラサキの葉には葉の先半分だけに鋸歯があります。

 

キジョラン(鬼女蘭

 

ながいけの道では

クララ(苦参・眩草)が咲いており若い果実も出来ていました。マメ科の多年草で薬草。名前の由来は諸説ある。

  

トモエソウ(巴草):オトギリソウ科の多年草で他のオトギリソウの仲間と比べると花が大きく卍型をしている。

 

タカトウダイ(高燈台・高灯台)も咲いていました。トウダイグサ科の多年草で仲間のナツトウダイが夏の花のように思えるが春の花で、このタカトウダイが夏の花で花期は6~8月。背も高く80~100cmにもなる。

 

コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)も咲いていました。花径が10mmぐらいと小さいのでコバノカモメヅルでしょう。たんぼ脇にある大きな花のジョウシュウカモメヅルはまだ咲いていませんでした。

つくいけの道には

オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)が一株だけ花を付けていました。ラン科の多年草で同属のトンボソウに似ていて葉が大きいため名付けられた。花の姿がトンボに似ているため。今雑木林トレイルが通行止めですがそこにはもっと生えているのではないかと思います。

 

田圃脇には

クマヤナギ(熊柳)に蕾が出来て赤い果実も付いていました。もう少しで花と果実が同時に見られることでしょう。

コオニヤンマ(小鬼蜻蜒)がいました。

 

以上

 

 

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1 コメント

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Unknown (東鴨ルパン)
2023-06-22 10:56:17
合歓木がもう咲き始めたんですね。綺麗な色です。
オオバのトンボソウ!トンボソウを見たくなりました。
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