「現代化。」とは、どういうことか? 分かりやすくいうと、旧い時代の「タテマエ。」が、『崩さ』れて、その底に沈んでいた、「ホンネ。」の中で、次の時代の、新しいタテマエとして、通用するような『価値』を持ったものが、社会の『表』にあらわれ、それが、新しい「タテマエ。」として、公認されることです。
どんな社会にも、表向きのタテマエとホンネが、二重構造化されています。 中村裕次郎さんは、このタテマエのことを『制度』といい、ホンネのことを『情念』と言っていますが、まことに、適切な表現かと思われます。
だから、タテマエ、ホンネのという言葉のかわりに、『制度』と『情念』という言葉で、説明すると、「現代化。」とは、「旧い『制度』が、崩壊し、旧い制度のもとで、下積みになっていた、『情念』のうち、次の時代の制度として、通用する、もっと、確かな、『情念』が、表にあらわれること。」ということになります。
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