分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

食後の膨満感、げっぷ、腹痛、繰り返す便秘や下痢はSIBOが原因かも?

2019年01月24日 | 身体・健康

小腸で腸内細菌たちが異常繁殖してしまう状態…SIBOシーボ

 

大腸の菌が異常繁殖し過ぎたことで、小腸にまで菌たちが溢れてきてしまうことがSIBOシーボの原因のひとつとも言われているそうですが、

本来沢山いるべきではない小腸に、細菌たちが溢れかえると、どんなことが起きてくるのか?について

今日はまとめていきます

(前回の小腸と大腸の役目、働きをしっかり頭にいれつつまいりましょう

 

胃で消化され、《さぁこれから小腸で栄養を吸収だっ!という時に。。。

小腸にいる腸内細菌たちが、栄養素をたっぷり含んだ食べ物に食らいつきます

栄養吸収どころの話ではありません…

これらをビィッフェのごとくたらふく・しこたま食べた小腸内の細菌たちが満腹(異常発酵)になって寝転んで…

さて、

ここで問題になるはガスの多量発生です

 

食べたものを小腸で吸収出来なかった場合、または小腸で吸収されずらい難消化性食品を摂った場合、

栄養を含んだまま大腸に到達したそれらが、大腸内の細菌たちのエサなることで腸内は異常発酵し、ガスっ腹、膨満感になることは大腸でも起こりますが、

大腸でガスが発生したこの場合、ガスは肛門から”おなら”として出てきます

(ちなみに腸内環境が良い人たちの腸というのは、小腸を通り越す難消化性物質が大腸の細菌たちのエサとなり、短鎖脂肪酸や酪酸などが作られそれがメリットとして働く) 

 

ところが、小腸でガスの多量発生が起こると(SIBOシーボ)

肛門から遠く、内側に入り組んだ場所にある小腸ですから、行く場がありません

ガスが充満した小腸の袋のなかはガス圧がかかり、上に抜けようとするそうなのです

 

食べるとゲップがやたらと出たり、ふだんからゲップが出る人…

胃が弱っている人は往々にして食べると気持ち悪くなる、胸焼けがする、ゲップが出る、などなどとよく口にしますが、

SIBOシーボになっている可能性を疑うと良いかもしれません

 

そういう人は、ガス圧が上にかかるために、膵臓から出された消化液たち(胃酸、アミラーゼ、リパーゼなど)が胃や十二指腸で働けず、

上に上がって(逆流して)くる

せっかく作られた消化液たちが多量のガスの圧で押し上げられて逆流してしまっている可能性があるというわけ

さらに逆流した消化液たちが炎症を起こす

 

また、ガスが貯まり、異常発酵してしまった小腸を何とかしようと身体も反応します

小腸に大量の水を流し込み、

結果、お腹がガスと水でパンパンに膨れ、それが下痢になってしまったり、腹痛に繋がる…

 

SIBOシーボの人の場合は、これがげっぷや下痢や腹痛の正体だったりするのです

最近では逆流性食道炎IBS(過敏性腸症候群)が実はこのSIBOシーボが原因なんじゃないか??ということも言われています

 

からくりが(?)分かると?納得です…

なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる! 世界が認めた低FODMAP(フォドマップ)食事法
江田 証
PHP研究所
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胃と腸が弱い人…SIBOシーボを知るための腸の話

2019年01月23日 | 身体・健康

さて、前回より引き続き、

胃腸トラブルを抱えやすい発達障害、インディゴチルドレン、HSPの人たちの、胃腸の症状…

 

便秘や下痢などを繰り返す人

なんで胃酸不足なはずが胃酸過多、、逆流性食道炎になるのか?

胃炎が起こるのか?

腹痛になりやすいのか?

食べるとすぐにお腹が張って(膨満感)苦しくなるのか?

 

その理由が、このSIBOを知ることで少しは繋がってもらえるであろう

し、さらに改善に向けて取組みやすくなると思います

 

SIBOを知るにはまず腸のことを知ろうということで、

学生時代に戻ったつもりでちょいとお勉強タイム~

 

腸には大腸と小腸があります

口から入ってきた食べ物が胃で消化・分解されたものが小腸でまず吸収…

ここで吸収された様々な栄養素が身体を作るため、エネルギーになるため、各機関へ運ばれていく

 

その残り”かす”たちが大腸へ到達し、そこで腸内細菌たちと出会い、便(うんち💩)として排出されていく

この流れが健康な人たちの身体では起きているはずです

 

本来小腸には菌がいないと言われていましたが、近年、医学の進歩によって小腸内部をより詳しく見る技術が開発

菌がいないと言われていた小腸にも実は少し菌がいることが分かってきたそうです

ところが、一部の人の身体のなかで、本来は少ししか菌が存在していないはずの小腸で菌が異常繁殖してしまっていることが判明

それがこのSIBOシーボといわれる状態です

 

小腸に菌が沢山いることで何が問題か?って話になると思います

それには本来腸内細菌たちが沢山生息(?)している”大腸の働き・役目”をイメージしてもらえると分かりやすいです

 

小腸でしっかり栄養吸収できる健康な人の身体では、

大腸に到達した食べ物のカスたちはほぼ無栄養の状態で、個人の腸内細菌たちのバランスに左右されながら便が作られていくわけですが

栄養素をたっぷり含んだまま大腸に到達してしまったら、、それは腸内細菌たちのエサになり、

彼らはウハウハに大喜びして、暴れ出します

 

乳酸菌や食物繊維などが、大腸の腸内細菌たちのエサになることは誰もが一度は小耳にはさんだことがあるはず

しかし、小腸で吸収されない(難消化性)の食物のみならず、

小腸の状態が悪いことで、本来栄養吸収されるべきもの(難消化ではないもの)が吸収されずに栄養素を蓄えたまま大腸に来てしまったら、

それは腸内細菌たちのやりたい放題…毎食彼らのビッフェパーティーが開催されているようなもの…

 

さて、大腸の働きが少し分かったところで、

ここでSIBOシーボに話を戻しましょう

 

上記の(小腸で栄養素がしっかり吸収できずに、栄養素を沢山含んだまま大腸に到達する)状態でも十分によろしくない腸の状態と言えますが、

大腸にいるはずの菌たちが小腸に沢山いすぎる(SIBOシーボ)になると、他にどんなことが起こるのか?

ようやくSIBOシーボの本題に迫ります

次回につづく

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胃腸不良の根本原因!逆流性食道炎や胃酸過多、IBS、お腹の張りやガス…

2019年01月22日 | 身体・健康

発達障害、HSP,インディゴチルドレンはみな共通して神経過敏な人が多いです

この神経過敏が、生きづらさに拍車をかけている大きな要因のひとつでもあることは、当事者であれば誰もが頷くところでは

 

神経過敏さが生きづらさに拍車をかけているのは、

メンタル面だけではありません

身体が常に緊張状態のため、自律神経の働きによって胃腸の働きが止まります

 

食べ物を消化し、栄養を吸収していくプロセスのなかで第一関門となる

そして第二の脳とも言われる(脳腸相関)

この二つが働きが止まるなんて…

たまったもんじゃありませんね

(ふつうであれば、闘争モードに入るためにも胃腸の働きが止まることは必要なのですが、

神経過敏(偏桃体過活動など)によって自律神経が乱れやすい人の場合は、常にそれが起こってしまいます

 

 

今日からまたしばらく、そんな胃腸のトラブルが絶えない発達障害、インディゴチルドレン、HSPの胃と腸の話

(しつこいですが

 

発達障害やインディゴチルドレンやHSPに限った話ではないのですが、

(日本人に多いと言われる)胃や腸が弱いことからも胃薬を病院で処方されて飲んでことがある人も多いはず

 

逆流性食道炎とか胃炎とかを起こしていて、胃酸抑制剤を飲むというのが一般的な流れ(?)

ところが、実は日本人の多くは胃酸不足の方が圧倒的に多いようなのです

なのに胃酸を抑える胃酸抑制剤を飲むはめになっているという…まか不思議な現象が勃発…

 

なぜそんなことが起こるのか??

これは恐れ多くも言わせて頂ければ、お医者さんが根本原因を探ろうとしていない(と思えてならない)

 

とはいえ、普通に病院にいけばお医者さんから薬をもらって、飲んで、、

しばらく様子を見て…

というのがおそらく一般的、典型的なパターンでしょう

 

これは完全な対処療法であって、全く持って根本治療になっておりません

そんな対処療法と良しとする医者も医者だが、とりあえず臭い物に蓋をしてお終いで良しとする治療しかしない医師(病院)で良しとする患者も患者

その医師にその患者ありき…って相変わらずわたしのアスペってる発言

病院、医師選びは患者の責任

患者自身がそれで良しとするなら、それで問題なし

余計なお世話ってやつですね…

 

 と、話を戻して

 

近年、逆流性食道炎やIBS(過敏性腸症候群)はSIBOシーボという小腸の病気(病気というか、一種の状態?)が関係していると言われるようになりました

が、しかし、

わたし含め、お茶の間の多くの皆さんがこのSIBOのことを知らないままです

胃腸科の先生さえ知らない人は多いのだからある意味当然?

 

もともと胃腸が弱い発達障害、インディゴチルドレン、HSPの人たちです

それゆえ、このSIBOや、または同じく腸の病気(?)であるリーキーガットに気付かずになってしまっている人たちが大勢いそうな気がします

 

そして栄養吸収阻害にも繋がるこれらのSIBOやリーキーガットになっていたのならば、逆流性食道炎や胃炎、IBSやらの身体に現れる問題のみならず…

 生きづらさを改善していく‼️どころの話ではありません

(安定した心を作るためにも、栄養吸収できる胃と腸の状態が必須!!身体の不調は精神にも強く関係してくる

 

次回はこのSIBOについて、もう少し詳しく

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インディゴチルドレンやHSPの依存傾向、快楽物質には注意

2019年01月21日 | 身体・健康

インディゴチルドレンやHSPの食事②

からのつづき

 

摂り過ぎた糖質を分解するためにビタミンB群が大量に消費され、同じくB群が材料となる神経伝達物質が十分に生成されない

ということでしたが

ここで困ったことが

 

ひとつは、

大量にビタミンを消費する炭水化物(糖質)、ミネラルが欠如した加工食品を食べることが、

当たり前と化している…便利な現代の食生活

 

普通に食事している、栄養を摂っている

つもりになることがほとんどです

 

みんなと同じように食べているのだけ

あたかも自分の食事もふつうに思えて、その食事に問題があるなどと思いもしないということが起きてしまうのです

 

でもちょっと待った

 果たしてインディゴチルドレンやHSPの人、子どもは、、、

みんなと同じで大丈夫なのか???

 

お子さん、または自分がHSPやらインディゴチルドレンやら、発達障害であったとしても(その区別はなんでもいいとしても)

”なんか人と違う…”と思っているのならば、

みんなと同じようなそのふつうの食事が、みんなはそれで平気であったとしても、人と違うその子(その人)たちはそうはいかないという悲しい現実があります

 

極めつけの困ったこととして

人と違うその子、その人たちは、やっぱり人と違うせいで、、

日常生活で常に極度のストレス状態に陥りやすいです

 

ふつうの人がストレスに感じないことも敏感にストレスとして感じとります

(調べてみると活性酸素レベルは高く、活性酸素除去能力は低いことでしょう…よって自律神経も乱れ、コルチゾール(ストレスに対抗するホルモン)が出過ぎて副腎が疲弊していく

どうしたって、快楽物質、依存物質を欲する傾向が強くなり、

てっとり早い気付役として、甘いもの、カフェイン、牛乳やチーズ、小麦製品(体内でグルテンやカゼインは麻薬物質のように働くことがある)などを渇望しやしくなります

 

つまり、ストレス過多であることが快楽物質に走られせる傾向をより強くし、

それが炭水化物(糖質)に向けられたとき…

さらにビタミン欠乏を起こす悪循環にはまってしまいます

 

 発達障害をはじめ、インディゴチルドレンHSPたちは

偏食が激しかったりこだわりが強かったり、依存傾向が強くでたりしますが

この負のからくりを分かったうえで、何を食べ何を控えていくべきか、他の誰より意識していくが賢明なのです

 

内面ばかりではなく、真っ先に気を付けるべきは何はともあれ食事


たとえ心優しい子でも、ストレスに任せて甘いものばかりを食べていると、(与えていると…)

さらに精神が蝕まれ、やる気意欲低下、倦怠感、落ち着きのなさなどの症状が現れだしかねません

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インディゴチルドレンやHSPの食事②

2019年01月20日 | 身体・健康

 以前、子どものイヤイヤ期と反抗期が亜鉛などの栄養不足と関係があるということは書きましたが、

分子栄養学からみる子どものイヤイヤ期と反抗期

成長期(第一次、第二次)の子どもの身体は通常の何倍もビタミン・ミネラルなどの栄養素を必要とし、体内で消費される

ということが起こっているそうです

 

成長に必要となる各栄養素の消費が激しいため、心を作る神経伝達物質分の材料が不足しがちになります…

結果、神経伝達物質が十分に作用出来ずに、情緒が乱れ不安定になりやすい

 

些細なことでイライラしやすかったり、些細なことに不安や恐怖を感じたりと

気性が激しくなりがち

 

内面より食事に目を向けるべきというのは

たとえば、現代の食生活に当たり前のように溢れる糖質中心の食事(ご飯。パン、お菓子、清涼飲料…)は

それらを分解するのに大量のビタミンが必要になります

 

妊婦でも成長期でもない…

自分の食べ過ぎた糖質を分解するためだけにどんどん、且つ大量に消費されていくビタミンたち…

 

糖質中心の食生活によるビタミンの多量消費が起こり、、

脳内神経伝達物質を作る過程で必要となる十分なビタミンとミネラルが得られずに、不足してしまいます

(神経伝達物質よりも糖質の分解にビタミンB群が優先的に使われてしまう)

それこそ内面に影響を及ぼしている元凶のひとつだったりします

 

ここで、困ったことがひとつ…ふたつ…と。。陰に潜んでいます

次回につづく…

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