分子栄養学講師の気ままなブログ

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気ままに綴っています

発達障害の胃と腸と亜鉛不足

2019年01月10日 | 発達障害

前回は成長期には亜鉛の消耗が激しいということを書きました

分子栄養学からみる子どものイヤイヤ期と反抗期

今日は生きづらい人、発達障害傾向のある人(代謝障害)と亜鉛不足の話

 

発達障害の人は胃と腸が悪い(弱い)というのはもはや常識…(笑)

 

・脳の神経伝達物質のアンバランスさ故に、些細なことで気に病むし、情緒は不安定だし

・感覚過敏さゆえに外界からの刺激に非常に疲れるし

・栄養吸収が悪いせい、酵素活性が悪いせいもあって毎日怠い眠い疲れやすい

 

と…

ふつうの人が”現代はストレス社会だ”と言っているレベルを遥かに超えたストレスの中を発達障害傾向のある人たちは生きている

と言っても決して大袈裟ではありません

 

亜鉛は細胞分裂に必須であることは前回も書きましたが、

栄養素やミネラルは体内で均衡にあるのではなく、最も必要としているところに集中して存在する

 

亜鉛でいえば、細胞分裂が激しい胃や腸に亜鉛は多く存在しています

(”粘膜は”細胞分裂が激しい最たるところ)→それだけ亜鉛も多く必要となる

 

強いストレスを受けると、細胞分裂の激しい粘膜がまず真っ先にダメージを受けます

 

ストレス過多の発達障害傾向の人たちというのは、胃や腸が真っ先にやられ、

ダメージを受けた胃や腸の粘膜細胞を修復するために日々休みなしに。。亜鉛がこぞって使われている…

ダメージを修復するためだけに亜鉛が使われてしまい、亜鉛不足に陥りやすいと言えます

 

なんとも悲しいのは、

亜鉛を含めたミネラル諸々というのは、胃酸の助けをかりて(イオン化して)小腸で吸収…という流れです

胃と腸が受けたダメージの修復が追いつかなければ(胃と腸の状態が悪ければ)

食べても栄養吸収が上手く進まず、

体内では必要な栄養素がどんどん枯渇してゆく

 

ただ亜鉛だけが体内で不足している

というよりも、全体的に各種栄養素、ミネラル類の過不足が起きている

と考えるのが賢明です

コメント
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