分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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胃と腸が弱い人…SIBOシーボを知るための腸の話

2019年01月23日 | 身体・健康

さて、前回より引き続き、

胃腸トラブルを抱えやすい発達障害、インディゴチルドレン、HSPの人たちの、胃腸の症状…

 

便秘や下痢などを繰り返す人

なんで胃酸不足なはずが胃酸過多、、逆流性食道炎になるのか?

胃炎が起こるのか?

腹痛になりやすいのか?

食べるとすぐにお腹が張って(膨満感)苦しくなるのか?

 

その理由が、このSIBOを知ることで少しは繋がってもらえるであろう

し、さらに改善に向けて取組みやすくなると思います

 

SIBOを知るにはまず腸のことを知ろうということで、

学生時代に戻ったつもりでちょいとお勉強タイム~

 

腸には大腸と小腸があります

口から入ってきた食べ物が胃で消化・分解されたものが小腸でまず吸収…

ここで吸収された様々な栄養素が身体を作るため、エネルギーになるため、各機関へ運ばれていく

 

その残り”かす”たちが大腸へ到達し、そこで腸内細菌たちと出会い、便(うんち💩)として排出されていく

この流れが健康な人たちの身体では起きているはずです

 

本来小腸には菌がいないと言われていましたが、近年、医学の進歩によって小腸内部をより詳しく見る技術が開発

菌がいないと言われていた小腸にも実は少し菌がいることが分かってきたそうです

ところが、一部の人の身体のなかで、本来は少ししか菌が存在していないはずの小腸で菌が異常繁殖してしまっていることが判明

それがこのSIBOシーボといわれる状態です

 

小腸に菌が沢山いることで何が問題か?って話になると思います

それには本来腸内細菌たちが沢山生息(?)している”大腸の働き・役目”をイメージしてもらえると分かりやすいです

 

小腸でしっかり栄養吸収できる健康な人の身体では、

大腸に到達した食べ物のカスたちはほぼ無栄養の状態で、個人の腸内細菌たちのバランスに左右されながら便が作られていくわけですが

栄養素をたっぷり含んだまま大腸に到達してしまったら、、それは腸内細菌たちのエサになり、

彼らはウハウハに大喜びして、暴れ出します

 

乳酸菌や食物繊維などが、大腸の腸内細菌たちのエサになることは誰もが一度は小耳にはさんだことがあるはず

しかし、小腸で吸収されない(難消化性)の食物のみならず、

小腸の状態が悪いことで、本来栄養吸収されるべきもの(難消化ではないもの)が吸収されずに栄養素を蓄えたまま大腸に来てしまったら、

それは腸内細菌たちのやりたい放題…毎食彼らのビッフェパーティーが開催されているようなもの…

 

さて、大腸の働きが少し分かったところで、

ここでSIBOシーボに話を戻しましょう

 

上記の(小腸で栄養素がしっかり吸収できずに、栄養素を沢山含んだまま大腸に到達する)状態でも十分によろしくない腸の状態と言えますが、

大腸にいるはずの菌たちが小腸に沢山いすぎる(SIBOシーボ)になると、他にどんなことが起こるのか?

ようやくSIBOシーボの本題に迫ります

次回につづく

コメント
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