分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

ATP産生を上げるための総括

2016年12月31日 | 身体・健康

前回からのATP産生を上げるのまとめ


リーキーガットや消化力の問題が、エネルギーを作り出すミトコンドリアの機能やATP産生にも関わっていることからも、消化力を上げるためによく噛むことや、消化酵素をとることは大切だということが分かりました


そして、糖代謝異常改善のために有効と言われる糖質制限(ローカーボ食)


糖質制限を行えば、タンパク質摂取が必然的に増えるために、それらを細かく分解するためによく噛むことや消化を助ける消化酵素を摂ることは、こういった身体の仕組みが全て繋がってのことだったのですね


良く噛む!
消化力を上げる!!
消化酵素を摂る!!!



糖質制限を始めたばかりの頃のわたしのこれらの理解は、ただ単に、お肉(タンパク質)の分解が大変で胃に負担がかかったり、未消化が原因で胃が荒れてしまったり(リーキーガットや胃の慢性炎症など)するのを防ぐため

そのために消化酵素を摂りさらによく噛んで食べている!くらいにしか思っていませんでした


実際には、その先にもちゃんと理由があったのですね


身体全体の仕組みを考えれば、全てに繋がっていたと言うわけで…


腸内環境が整うことで必要な栄養素が正しく消化吸収され、その栄養素を基にATP産生があがり、慢性的な疲れやダルさが軽減されていく

なぜ加工食品や出来合いのお惣菜をぐっとこらえ(たまに買う・笑)、たいして華やかではない(笑)、自作で乱雑なお弁当をわたしが食べるのか(正直大変な時もある)

 

「若いのに…」と言われながらも、DHAサプリをせっせと飲み、(DHAをボケ予防だと思っている人が多い…まあ間違ってはいないけど…笑)亜麻仁油や荏胡麻油をせっせとサラダにかけて食べるのか

 

わたしが時間がない時にエネルギーチャージに油をそのまま飲む!と言うと、健康に無頓着な人は驚いてギョッとした顔をする


かつてのわたしもそうだったけど…
いかにも太りそうな身体に悪そうなイメージの油をそのまま飲むなんて…
というのが、率直な意見だと言うことはわたしにも充分理解できてしまう


最近ではオメガ3の油がテレビでも話題になる機会が増え、テレビで紹介された翌日こぞってその商品がスーパーの陳列棚から姿を消したりするくらい、皆 "健康に良い" と言われるモノに対して敏感


そのくせその意欲は意外にも長続きしないもの…


それは根本まで理解しないで、メディアの情報のままで動いているから


何がどうよくて、何に関係しているのか?


自分の中で腑に落ちるものや、根本的なことを少しだけでも理解しなければ、効果があるのかないのかも分からないようなものを継続して行うのは誰だって難しいです


翌日に頑張ってスーパーに買いに行ったあの意欲は何処へやら…オメガ3豊富なその油は一本使い終わるか終わらないかのうちに、終いには次に話題の別商品に目移りされ…二本目が食卓に並ぶことはない…


わたしが油に気を付けようと思うのは、
トランス脂肪酸摂取を控え、オメガ3の油を積極的にとることで細胞膜を強くし、ミトコンドリア機能低下を防ぐことに繋がるから

 

ミトコンドリア機能低下の問題だけでなく、オメガ3などの良質な油は脳細胞の膜も柔らかく流動性に富んだものに変化し、(脳の3割は脂肪(油)から出来ています)

 

その結果、柔らかい膜のお陰で神経伝達物質の行き来がスムーズに行われ、情緒の安定にも繋がるから

 

ひとつの良いことがいくつもの良いことに繋がり、その逆にひとつの悪いことがまるで鎖のように連鎖してまたまったく別の器官や臓器において様々な症状をもたらす

 

そのことが分かれば、自然と生活の中で少しづつ身体に害のあるものは避け、健康に良いものだけを取り入れるようになっていくのです

 

 正直、身体の仕組みを調べたりするのはとっても難しくて、わたしの頭ではとても理解が追い付きません

 

細かくみれば、正確には正しくないことや、突っ込みどころ満載かと思います(ごめんなさ〜い

 

わたしは本来はぐうたらの怠け者です

 

だから、なぜそのサプリメントを飲むのか?なぜ小麦を食べないのか?なぜ加工食品はよくないのか?なぜ重金属がよくないと言われているのか?

 

その理由、除去する理由、意味が、自分の中でなんとなくでも分かっていないと、わたしの場合続けられないのです

 

続けなければあまり効果はない…

 

面倒くさくなって、もういいや~」となってしまうのです

 

素直な子は、これを摂りましょう!こうしましょう!!というと、淡々と黙って取り組んでいけるかと思います

 

わたしは素直じゃない!!(笑)

 

何故??どうして?の部分がある程度明確に分かっていないと、ぐうたら怠け心と面倒くささが顔を出し、すぐに放り投げます

 

意地でも続けようとしたその信念は、きっとわたしの生きづらさのお陰でもあります

 

その逆に、これが良いと納得すれば、延々とそれを信じて信仰し続けるというアスペルガーの症状が顔を出し、時には役立っているとも言えます

 

続けようと思う人は自分の身体の異常状態や異常な精神不安定・情緒の不安定さに気づいている人。

だから日常生活の中で食生活や生活習慣を変えていく意識を持てる

 

正直、ほとんどの人が自分の身体に起きている不調にも情緒不安定さにも、少しも気付いていない


このことがなかなかの問題なのです


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ATP産生を上げる方法②

2016年12月30日 | 身体・健康
前回、ATP産生を上げるのに有効な取り組みの中で一番始めに挙げた、栄養素の多量摂取ですが、食事からだけでなく、サプリメントで摂取するのがてっとり早いです

ATP産生を上げるのに特に必要な栄養素についてはまたの機会に順に書いていきたいと思います


食事からだけでなく、サプリメントを摂取するのがてっとり早いのは確かですが、栄養素の吸収を邪魔する要素がないかを見ながら行わないと、せっかくお金を出してサプリメントを買っても効果がなかったり、薄れたりします


ですので、多量に摂取した栄養の吸収を阻害する要素がないか??(消化と吸収に問題はないか?ピロリ菌に感染していないか?腸の炎症、リーキーガットはしていないか?などなど)


やみくもにサプリだけを飲んで改善するものでもないんです


サプリメントや食事からの栄養吸収を上げるためにも腸内環境の状態は重要になってくるので、消化力を上げること、その為によく噛むこと消化酵素を一緒に摂ること、胃酸分泌を増やすようにすることなども大切です


他にも、農薬を考えたら無農薬野菜をたまには買いたいところではありますが、正直高い!!です


それに近所のスーパーには無農薬野菜の種類の取り扱いが少なかったり…
わたしの場合は無農薬野菜ばかりを買うのは経済的にも環境的にもあまり現実的ではなくなってしまいます


それなら天然の農薬除去スプレー、ホタテパウダー、などで農薬を極力落とす方法で対応していけます


 さらに、ミトコンドリアは細胞膜に存在しますが、ミトコンドリアの機能を向上させるうえで重要なのが、この細胞膜の状態であることは言うまでもありません


細胞膜を構成しているのは主にリン脂質やコレステロールです(コレステロール高値ばかりが騒がれてきましたが、コレステロールの値が低いひとは注意が必要です)


細胞膜を作っているのは脂質なので、わたしたちが食事から摂取する脂質《油》がとっても重要になってきます


良質な油を摂りましょう!!というのは、オメガ6やトランス脂肪酸に偏った現代の食生活が炎症を促進し、アレルギーを引き起こすだけでなく、細胞膜をダメにしてしまうことにもなります


市販されているスナック菓子、菓子パンなどに含まれるトラン脂肪酸がこの細胞膜の主な構成成分になってしまったらどうなってしまうことでしょう?

(売られている加工食品にはほぼほぼ入っていると考えていいでしょうもちろんそれが悪いということではないけれど、毎日毎日何も知らずにそれらを食べるのはどうかな…と…)


細胞膜の本来の機能は低下し、膜自体が酸化しやすい…、さらに活性酸素を発生させやすいミトコンドリアになってしまうと言われています


リーキーガット症候群や、消化力を上げることなどについては、このブログでも何度か書いてきましたが、それらがエネルギーを作り出すミトコンドリア、ATP産生にも関わっていることからも、身体に害になるこれらをいかに減らしていくかが、とても大切になっていきます

身体って本当に凄い
全てが絡み合い影響し合い、わたしの心と身体を作っているんだなぁと、改めて感じます



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ATP産生とミトコンドリア

2016年12月28日 | 身体・健康

ATP産生を上げる

今日のテーマです

まず、ATPについて…すこしおさらい

ATPって、わたしたちの身体を動かすうえで重要なエネルギー源のようなものらしいのですが

遥か昔…。 なんか学生の頃に小耳に挟んだ程度で… なんかとっても難しい…

わたしの身体を動かすガソリンのようなものだと、わたしは解釈しています

では、ガソリンはどこで作られているの?

それはわたしたちの細胞の中にあるミトコンドリアと呼ばれるところ

なんか、これも聞いたことある…

ミトコンドリアとはわたしたち身体の細胞ひとつひとつの中に存在していて、ATPと呼ばれるエネルギー源を作り出す工場のようなところなんです

(ちなみに、このATPが作られる過程をTCAサイクルとかクエン酸回路とか言われているようです)

今日はATP産生を上げる方法についてが、テーマなのですが

ATP産生が下がっているということは、その工場であるミトコンドリアの機能低下を意味しているのと同義であると…容易く想像出来るかと思います

ATP産生低下=ミトコンドリア機能低下です

ミトコンドリア機能低下は様々な疾患に関係してきます

(そもそも糖代謝異常がありとあらゆる自己免疫疾患に関与して様々な病気の引き金になっているのだから、当然といえば当然の話でした

慢性疲労、発達障害、統合失調症、発がん、アルツハイマー、肝腎疾患、糖尿病、パーキンソン病、心血管病…

ほぼ全ての疾患に関わっているといっても大袈裟ではないと思います

ATPはエネルギーの源になるだけでなく、他の物質の合成や働きにも関与しているからです(ATPは、神経伝達物質の役割があるとも言われていて、発達障害人にとってはさ尚更重要視しなけばならなそうなお話なんです…

糖代謝異常からくる様々な自己免疫疾患がもたらすもののひとつにミトコンドリア機能低下があり、さらにATP産生低下に繋がり、その結果様々な症状が現れる(人によって症状の出方は様々)…

ミトコンドリア機能は老化と共に衰えると言われるため、歳をとると”疲れやすい”というのも、ATP産生が下がってくるためと言えます

では、ATP産生を上げるためには具体的には何をしたらいいのか??

については…、次回に続けて書いていきます


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糖代謝異常に有効な取り組み

2016年12月27日 | 身体・健康

糖代謝異常の改善に向けてやれることは??

↑これが今日のテーマです

第一に   やっぱり糖質制限食

現代社会の食生活は美味しい美味しい糖質で溢れかえっています

糖質オーバーです…(摂取した糖質を使い切る生活などしてもいないのに…  )

第二に  ATP産生を上げること

第三に  身体全体が炎症している可能性があるため、炎症を抑えること、炎症を起こさせないようにすること

細かく挙げたらきっと他にもあるのかもしれませんが、勉強不足のわたしが今出来ることは上記3つに絞って、出来ることからやっていくこと


簡単にさらりと書きましたが

これらを一つ一つを丁寧に実行しようと思うと、"あら。なかなか簡単だわね"とは言えないものかもしれません…

強いて言えば、この1~3は実は複雑に絡み合った因果関係がある 

ということがおバカなわたしの脳でも沢山の情報を集めている中で、なんとなくですが分かっていきます

わたしたちの食べたものが分解されて、生きるために必要なエネルギーATPを作り出す代謝過程があり…

その食べたものこそが炎症を起こす最たる要因でもあり…

糖質を摂らなくても、”ブドウ糖”を体内で作り出せる仕組みがわたしたちの身体の機能に備わっているのにも関わらず、その食べるものが現代では糖質中心であり…

ちなみに…、タンパク質・脂質がヒトの身体の組織を形作る上で重要な必須栄養素であるのに対し、糖質の役割は肝臓でブドウ糖に変換されエネルギー源になる!!ただ、それだけ

ヒトの身体の中でこんなことが密接に関係しあって、今のわたしのカラダになっているんです(もちろん他にもたくさんのことが関係しているのはご想像通り)

だからこそ、もちろん1~3は同時進行です

特に、ATP産生を上げること

ここは極めて重要

ATP産生を上げる方法についても次回書きます

疲れやすい人にも必見です〜

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糖尿病と糖代謝異常

2016年12月23日 | 身体・健康

今日は、糖代謝異常についての話

《糖代謝異常》→これを聞いてもそこそこの健康オタクでない限り、一般のほとんどの人は???な言葉だと思います

自分には関係ないとまず思うでしょう

糖代謝異常は、自己免疫からくる機能障害とも言えると思いますが、様々な病気の引き金になっています

原因不明の不調だったり、代表的な糖尿病、関節痛やアトピー、肌荒れ、肥満、生活習慣病、肝機能障害… 

挙げればきりがありませんわたしは、この糖代謝異常こそがわたしたち人間の身体の健康を損ねる黒幕の犯人だと思っています

映画・アメリカンギャングスターでデンゼル・ワシントンが演じた伝説のギャング、フランク・ルーカスのように…

決して派手で目立つことはない、誠実な紳士を演じることで決して捜査上には浮かび上がることはない、フランク・ルーカス

彼の裏の顔はニューヨークに『ブルーマジック』なる高純度の安価な麻薬を流通された真犯人

まさか黒幕にいた犯人があの目立たない、誠実そうで地味な紳士だったなんて~警察もあらびっくり

  …的なね…(笑)

話がそれました(ちなみにアメリカンギャングスターは実話をもとにした映画です有名ですね面白いので見たことがない人は是非

糖尿病を知らない人はいないと思いますが、《低血糖》という言葉を ”聞いたことがある” ”知っている” という人は少ないです

しきりに糖尿病に関する情報番組や、その対策の為の情報が騒がれていますが、糖尿病は血糖値が高いまま下がらないでいる病気のことです

そのためが、健康診断では空腹時の血糖値を測定し、この基準値以下であれば【問題なし】という結果がでます

健康診断では、《血糖値が高い状態のままになってしまう糖尿病》という病についてしか測定できないものになっています

ようは、糖尿病を見つけるためだけの検診という訳です

検診を受ける側も”血糖値が高くないから大丈夫”と、空腹時というたった一時の血糖値の値だけを見て安心します

しかし、問題なのは一日における血糖値の移り変わり…、血糖値がどのように変化するかが一番重要です

また血糖値だけでなく、上がった血糖値を下げるために身体から分泌されるホルモン・インスリンの働きも非常に重量になってくるのに、インスリンに関しては一切取り上げられていません

ここでも、インスリンって何??となってしまうでしょう…

血糖値の一日の変動、インスリン放出量、働き…、これらの測定は一般的な健康診断で行われることはほとんどないです

本当のところは血糖値の一日における変動、インスリンの分泌量、インスリンの効き、これらがわたしたちの健康を妨げる様々な病気の要因になっているにも関わらず、糖尿病だけに目を向けて検査が行われるのはおかしいですよね

日本人の死亡原因の上位に必ず名前が挙がる糖尿病ですが、上記に書いたように糖尿病を診断されるのは血糖値が常に高い人たち

血糖値が高いだけでなく、血糖値、インスリン分泌に異常をきたしている人の数を含めると、一体どれだけの人の数になるのでしょうか…   

 糖尿病は、高齢になってからなる病気と思われがちですが、糖代謝異常を起こしている人は実は子供から若者まで広く存在しているのではないかと思われます

糖代謝がもたらす身体の不調は、なにも糖尿病、低血糖症だけではないのです

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