湘南文芸TAK

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鎌倉五山第三位寿福寺

2014-12-09 01:00:38 | 湘南
扇ヶ谷にある寿福寺は、鎌倉五山のひとつ。ってことは臨済宗のお寺なんですね。
 総門
 参道
この先の境内は非公開。境内にはかつて詩人の中原中也、俳人の草間時光・籾山梓月、小説家で編集者の佐佐木茂索・小説家のささきふさ夫妻が住んでいたそうです。裏の墓地には高浜虚子、虚子の次女で俳人の星野立子、大仏次郎が眠っています。源実朝の墓と伝えられるやぐらもあります。
花生けの水を取り替えるのに、水を運ぶ手桶がなかった。さがして歩いていると、手桶のあるどこかの墓所があり、大きな籠の盛り花を上げ、きれいにしてあった。その手桶を借りるつもりで行って見ると、正面の小さい墓石に「虚子」と二字をきざんであった。
 なんだ、高浜さんか、それなら断わりなしに手桶を拝借できる、と私は明るい心持であった。四十年前から私は同じ鎌倉に住み虚子さんの一家とは、つかず離れずの親しい関係であった。高浜家の墓所は、前には下の平地にあったのを寿福寺に特有の、岩の崖にあけた岩窟の中に移ったのであった。右大臣実朝や政子の墓も、岩屋の中に安置せられ、岩穴の俗称を「やぐら」と言っている。虚子さんも「やぐら」の一つにはいったのであった。

(大仏次郎「彼岸入り」より)

 やぐら
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