湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

新年カラオケ合評会

2019-01-18 22:31:57 | 
日頃現代詩の研鑽を積んでいる仲間の慰労と親睦のために、忘年会・新年会・花見会・納涼会などを行うことがあります。
今日は新年会を逗子駅前のカラオケボックスで、新入会員を交えて開催。

最初にミーティングと合評をしましたが、全ての作品の合評はできなかったので、1月28日14:00~1月の臨時合評会を逗子市民交流センター市民活動スペースで開催します。見学歓迎。
次のテーマは自由題です。自由題で浮かばない場合は「石」「濃」「枯」のどれかをテーマに書いてください。
今年も詩を書きましょう!
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復刻版レトロ詩集

2018-12-17 16:25:03 | 
豊田玉萩新体詩集「野ばら」。日本現代詩歌文学館が開館した際、地元北上の生んだ詩人を掘り起こし顕彰するために復刻した本を、著者のご親戚に貸してもらいました。

レトロなフォントが素敵な表紙。タイトルを囲んでいるかすれのある飾り罫を見ていたら、佐々木活字店(東京都新宿区)を見学した時に見せてもらった活版を思い出しました。下の写真は、その時撮らせてもらったコーナー飾りなどの母型です。

さて「野ばら」の中身はこんなふうになっています。格調高い文体ですね。

最初にこの詩集が発行された明治40年は、こうした文語定型詩がもてはやされていた時代。
この年川路柳虹が初めて口語自由詩「塵溜」を発表しましたが、激しい拒絶反応にさらされてしまいました。
ヨーロッパ詩の翻訳ではない日本人が著したものでは、島崎藤村「若菜集」がこの時代の詩集の代表格です。
豊田玉萩は明治8年岩手県黒沢尻町(現北上市)生まれ。詩以外に小説、短歌、俳句、童謡も書いたマルチな地元の文学者。
「若菜集」が出た明治30年にこの詩集が現れていたなら有名になっていたはずと、栞に書かれています。
年譜によると、晩年近くには口語プロレタリア詩も書いていたそうです。
資料を寄贈した関係で会員になっているので、北上市を訪れる機会があったら日本現代詩歌文学館会員証を忘れず持っていこうっと!
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ウナ ジョルナータ

2018-12-11 01:29:28 | 
新倉俊一新詩集。著者が取り組んできた西脇順三郎やエミリ・ディキンスンへのオマージュ詩22篇が、それぞれ扉付きの一見開きに収められた美しいページ構成の詩集です。

カバーは西脇順三郎が描いたもの! 長年の親交があったからこそ実現した装丁ですね。

書名ともダブる「ある一日」という巻頭詩の後半には次のような一節が。
ささやかな幸運が
いつか訪れたら行こうと
心に決めていたあの
映画の題名のような店
Una Giornata はもう
無くなってしまい
わたしの夢の中にしか
残っていない

表紙のタイトルを見た時は偶然の一致かと思ったのですが、逗子にご自宅のある新倉先生が書いているのだから、ここに出てくるUna Giornataって、池田通りにあったイタリアンレストランのことですよね、多分。(後日確認。その通りだそうです)

このビルの1階にあったウーナジョルナータ、味も雰囲気もいいお店でした。
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新年会兼合評会

2018-12-07 18:40:09 | 
今日の日中はポカポカ陽気でしたね。おとといはもっと暖かかったから、ふらふらと近場ハイキングを挙行。
 北条氏常磐亭跡のタチンダイ。
ここからハイキングコースを登って行ったら、野村総合研究所跡地がありました。

立派すぎる廃墟! とりあえず萌え~。

2002年に鎌倉市に寄贈されたものらしいですね。

さて、今日は今年最後の湘南文芸合評会でした。次回は1月18日㈮13:00~新年カラオケ大会を兼ねて、カラオケバンバンで開催することを決定!
テーマは憧・眩・鳥、締切は1月15日㈫です。
今年1年それぞれのペースで、しっかり詩の読み書きができました。来年もよろしくお願いします
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詩の言葉は垂直

2018-12-03 22:53:54 | 

歌や詩の言葉は本来、世界や神との垂直の関係性のツール、見果てぬ夢に架ける梯子であって、「今日、何食う?」で完璧に意味が通じるような水平方向の言葉とは全然違うんだよ。だけど、現代は水平方向のやり取りだけでみんな疲弊しきっていて、言葉もどんどんフラットになるから、決定的な呪文が書かれた経典を探しに行く『西遊記』みたいな発想はとても持てないんだね。
言語や世界の垂直性を活性化するのが詩本来の使命や意義だと思うんだけど、水平方向の世界では、経済効率上、ロスとして省かれてしまうんだよね。

対談本「人生問題集」の穂村弘さんの発言より。垂直に言葉を紡いでも水平方向の世界では点にしか見えないのかも。
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湘文新テーマ

2018-11-02 20:57:33 | 
今日は湘南文芸11月の定例合評会でした。集まった全ての作品を合評し終えることができたので、今月の臨時合評会はありません。
12月の定例合評会は7日(金)14:00~@逗子市民交流センターです。
新しい共通テーマは 濁 冬 疑う に決定。これまで2つのテーマでやってきましたが、今回は3つにしてみました。1編に複数のテーマを入れても、全く入れず自由題でもOKです。提出締切は12月4日(火)です。
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合評報告「老人の形」

2018-10-06 17:56:55 | 
旧古河電工保養所が取り壊されて、切通し下バス停がオーシャンビューになってます。隣のなぎさ橋珈琲と一緒にどうにかするみたいだけど、この眺望をなるべく保ってほしいな。

では、昨日の合評会で下記の詩について話し合った内容を投稿します。
老人の形

老人が老人らしく歩くのを見ている
もう よぼよぼだ
行くべき病院へ
行くほどの
砕けようだ
エサ買いに出かけるのが仕事とは

よぼよぼの骨は手で破れない
老人が老人らしくくたばるのを見てしまう

「ぐにゃぐにゃ」という音をきく
老人にはもっと
硬い音が似合うのだが

:作者の弁 :評者の弁
この短さで、とても広く深く伝わってくる詩になっています。
みんなは「砕ける」というテーマで書くのに苦労したみたいだけれど、私はいい詩を作るのにふさわしいテーマだと思いました。
3~5行目の表現が素晴らしいです。
この部分には時間をかけました。
次の「エサ買いに出かけるのが仕事とは」という1行もいいですね。
よぼよぼ、ぐにゃぐにゃという擬態語がリアルで効果的。
ぐにゃぐにゃは、実際に音として聞こえてくるというふうにしました。音楽をやっているから、書くものにも音を出したくなるんです。「老人が老人らしく」のフレーズは、1連目と2連目でこだまさせています。
最終連で音を想像させ、余韻を残しています。
満点!
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仙満亭&詩の合評会

2018-10-05 18:37:37 | 
この間居酒屋さんがまだ開いていない中途半端な時間から呑みに行こうということになりました。
そこで、地元では座席のガムテ補修で有名な駅前昭和レトロ食堂仙満亭に初潜入。


餃子おいしかったです。

さて、今日は湘南文芸の定例合評会をしました。
次回は11月2日(金)14:00~。テーマは「波」「飲・呑」。作品提出締切は10月30日(火)です。
「呑」で仙満亭詩でも書こうかな。
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合評会&親睦会

2018-07-29 23:01:16 | 
夏の特別企画でいつもと場所を変えワインなど飲みながら合評会。その後持ち寄りパーティーをしました。Sのピアノ演奏付きです。

ってことで、新しいテーマのひとつは「奏でる」に決定。もうひとつのテーマは「風」になりました。
「奏でる」「風」の詩の締切は8月31日(金)、合評会は9月3日(月)14:00~@逗子市民交流センター1階です。
よろしくお願いします。
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結末も面白く

2018-07-03 21:31:13 | 
9月8日(土)~9日(日)に逗子海岸ロードオアシスのヤサイクル前で、フリーマーケットを開催する予定です。近くなったらまた告知しますね。

では、昨日の合評会で下記の作品について話し合ったことを投稿します。作者は欠席だったので、出席者の批評だけになります。
データを集める

ラジオが恐ろしい話をしている
どこかの国で原爆の盗難があった
というのではない
話題はトウフ トウフの販売予測

例のAIを利用すると
トウフの販売予測の誤差は
なんとコンマ以下
明日 私が冷やっこを食うか 食わないか
ほぼ一〇〇%把握されてしまっている

トウフ程度なら酒席の笑い話
ヒトラー三世がビッグデータを悪用
人心を操作する
第四次大戦は悪夢でなくなる

「人間不可解」がいい
機械ごときに解析されてはたまらない

ショートショートみたいな書き出し。
2連目までは人を喰ったような内容で面白いよね。
AIが誰々ふうの詩をどんどん書いてしまったら怖いですね。もしかしたらもうそうなってる?
3~4連目で急に真面目になってしまっているけれど、AIが器用に文学作品を書いちゃう展開にしていった方がいいと思います。
最後の1行まで面白くね!
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